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第179号 [大臣のほんねとーく]「ロケット打上げ成功」(平成17年3月10日)

 文部科学大臣 中山成彬


 2月26日、H−ツーAロケット7号機が鉄砲伝来で有名な鹿児島県の種子島から打ち上げられ、運輸多目的衛星新1号(愛称:「ひまわり6号」)を所定の軌道に投入することに成功しました。
  このひまわり6号は、私たちの生活に密着した気象観測と航空管制に役立つ機能を兼ね備えた重要な衛星です。

 日本の基幹ロケットであるH−ツーAロケットは、5機連続で成功しながら、1年3ヶ月前に6号機の打上げに失敗し、皆様に多大なご心配をおかけしました。
  失敗以降、打上げの早期再開と成功にかける関係者は、原因究明やロケット全体の総点検作業に懸命に取り組みました。
  28万点もの部品から構成されるH−ツーAロケットには多くの製造企業が関わっています。これまでの打上げでは、各企業は担当の部分がロケットから切り離されるとそこで拍手をしていました。しかし、今回の打上げでは、衛星を軌道に投入し、ロケットの使命を最後まで果たして初めて一斉に拍手が起きたとのことです。すべての関係者が心を一つにし取り組んできたことが、自然と一斉の拍手につながったのだと思います。

 今後も、一層気を引き締めて成功を続け、皆様の期待に応えていきたいと考えております。

 私も今回の打上げを現地で見守りましたが、18時25分の発射時に周囲一面が瞬く間に明るくなり、50メートル以上ある巨大な機体が轟音を発しながら空に吸い込まれていく光景、その後の打上げ成功の報告で歓声に沸く現場の雰囲気にとても胸が熱くなりました。
  黄昏時にきらめいたH−ツーAロケットの灯りは、まさに科学技術が日本を明るく照らすのだという思いを強く感じさせました。

 日本は、世界に冠たる科学技術によって国を創っていかなければなりません。また、それが国際社会において日本の存在感を示すことにもつながっていきます。今後とも宇宙開発をはじめとして、科学技術の振興に全力で当たりますので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。


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