教科用図書検定調査審議会 平成28年度第10部会（第4回）　議事要旨

2．場所

中央合同庁舎第7号館東館（文部科学省庁舎）15階 15F1会議室

3．議題

1. 教科書検定の改善について
2. 申請図書の審査
3. その他

4．出席者

委員

木下委員、小林委員、齋藤委員、関根委員、谷田委員、德満委員、早川委員

文部科学省

馬場教科書調査官、齋藤教科書調査官、平野教科書調査官、望月教科書課長、村尾教科書企画官、池田専門官、教育課程課  小野課長補佐  他

5．議事要旨

    1．平成28年9月8日に審議要請された「教科書検定の改善について」に係る審議を行った。本議事の要旨については、別紙（平成28年11月28日開催の総括部会配布資料「教科用図書検定調査審議会  各部会での主な意見」中の第10部会（道徳））をもって代える。
    2．平成30年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。（なお、下記の教科書番号（検定合格した図書に付される番号）及び申請者名は、参考までに記載しているものであり、実際の審議の際は、申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。）
   
【小学校  道徳（第5・第6学年用）】
    ○受理番号28－184（教科書番号538/638）：（株式会社光文書院）
        合否の判定を留保することとした。（検定意見箇所数合計  15）
        ・調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
   
    ○受理番号28－185（教科書番号535/635）：（光村図書出版株式会社）
        合否の判定を留保することとした。（検定意見箇所数合計  9）
        ・上巻  89ページの「このグラフを見ると，けがで死んだ兵士よりも，感染症にかかって死んだ兵士のほうが多いことが分かるようになっている。」について、検定意見を付すこととした。（検定意見2番）
        ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
   
    ○受理番号28－186（教科書番号534/634）：（教育出版株式会社）
        合否の判定を留保することとした。（検定意見箇所数合計  12）
        ・調査意見9番について、検定意見としないこととした。
        ・下巻  142ページの「タイヤ側面のBRIDGESTONE」について、検定意見を付すこととした。（検定意見12番）
        ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
   
    ○受理番号28－188（教科書番号536/537/636/637）：（日本文教出版株式会社）
        合否の判定を留保することとした。（検定意見箇所数合計  5）
        ・調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
       
        28-184の下巻114ページから下巻117ページ、28-185の下巻138ページから下巻142ページ、28-186の下巻72ページから下巻77ページ及び28-188の3巻98ページから3巻103ページは第二次世界大戦における日本外交史に関連する題材であり、平成27年7月にとりまとめた教科用図書検定調査審議会報告「「特別の教科  道徳」の教科書検定について」において、道徳科の教科書の題材は、多岐多様にわたることが予想され、検定に当たっては、必要に応じ、道徳科以外の教科の専門家からの意見を反映することが可能な検定体制を整える必要があり、具体的には、題材に応じ、道徳科以外の他教科の部会の委員、臨時委員等が当該図書の関係部分の内容を確認することが考えられる等の提言がなされたことを踏まえ、上記該当箇所については、教科用図書検定調査審議会第2部会日本史小委員会においても審議の上で、第10部会長が確認を行うこととした。
        10月27日に教科用図書検定調査審議会第2部会日本史小委員会が開催され、該当ページに係る調査意見について行われた審議を踏まえ、10月28日に本部会長による確認が行われ、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
        
        

（以上）