令和6年8月22日(木曜日) 10時00分~17時00分
中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎) 16階 16F4会議室
石川委員,熊本委員,酒井委員,鈴木委員,太宰委員,田中委員,諸藤委員,吉井委員
川畑教科書調査官,並木教科書調査官,相原教科書企画官,森田教科書検定調整専門官 他
1.鈴木部会長より家庭小委員会の義永委員が部会長代理に指名されたことについて報告があった。
2.正委員である鈴木委員が小委員長に選任された。鈴木小委員長より,吉井委員が小委員長代理に指名された。
3.令和8年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について,審議を行った。(なお,下記の教科書番号(検定合格した図書に付される番号)及び申請者名は,参考までに記載しているものであり,実際の審議の際は,申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。)
【高等学校 商業科 ビジネス基礎】
受理番号106-119(教科書番号 商業007-901):実教出版
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 35)
・33ページの「「事例4」の写真のパッケージの左下「marukome」」について,検定意見を付すこととした。(検定意見5番)
・110ページの「上写真の「宅配員」」について,検定意見を付すこととした。(検定意見19番)
・130ページの「財務諸表は,その信頼性を高めるために公認会計士などによる監査を受け」について,検定意見を付すこととした。(検定意見20番)
・136ページの「終身雇用を前提とした賃金制度では,企業は一度採用した従業員の賃金を減らすことができません。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見21番)
・149ページの「左段「支払側は支払いと同時に受取証書(領収証)の発行を請求できる」」について,検定意見を付すこととした。(検定意見25 番)
・200 ページの「左段「経済発展のともない」の「の」」について,検定意見を付すこととした。(検定意見34 番)
・204 ページの「左段「外部から報酬をもらうことによって高まるモチベーション。」」について,検定意見を付すこととした。(検定意見35 番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
受理番号106-120(教科書番号 商業190-901):東京法令出版
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 46)
・17 ページの「少子高齢化と人口減少が進むと,若年層の減少や高齢者の所得の低下によって消費が減少することになる。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見6 番)
・40 ページの「「無形の便益をサービスという」の「便益」の側注番号「②」」について,検定意見を付すこととした。(検定意見9 番)
・41 ページの「国内総生産は,1年間に国内の経済主体が生産した…一国全体で集計したものをいう。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見10 番)
・43 ページの「市場では必ずしも買い手が欲する需要量だけ商品が供給されるとは限らず,需給の不一致(価格変動)が避けられない。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見14 番)
・91 ページの「各企業で人手不足が叫ばれるなか,シェアリングエコノミー(共有経済)と呼ばれるサービスが普及してきている。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見21 番)
・110 ページの「正しい会計処理をおこなっているかどうかを調査し」について,検定意見を付すこととした。(検定意見25 番)
・110 ページの「企業等の会計監査または証明をおこなうことを目的」について,検定意見を付すこととした。(検定意見26 番)
・113 ページの「営業外損益とは営業活動に直接関係のない損益」について,検定意見を付すこととした。(検定意見27 番)
・152 ページの「「電子記録債権による取引の流れ」の全体」について,検定意見を付すこととした。(検定意見39 番)
・調査意見22 番について、指摘事項及び指摘事由を変更することとした。(検定意見30番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
受理番号106-121(教科書番号 商業234-901):TAC
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 37)
・69 ページの「「市場と「いちば」」の2 行目から4 行目「このように,市場というとき…経済的な機能のことをいいます。」」について,検定意見を付すこととした。(検定意見11 番)
・71 ページの「国内総生産は,1年間に国内でどれだけの価値を新たに生み出したかを示したものです。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見12 番)
・87 ページの「また,必要ではないものは買わず,シェアリングエコノミーとよばれる…しくみも広がっています。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見16 番)
・95 ページの「メーカーが商品の製造から販売までを一つの会社で行う製造小売業(SPA)という業態 以下,95 ページ囲み「SPA の進展」の1 行目から3 行目「商品の製造から販売までを一つの会社で行う製造小売業(SPA)という業態」,6 行目から7 行目「製造,流通,販売を一つの会社で行うため」も同様。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見17 番)
・135 ページの「「STP」の「P」のイラストの全体」について,検定意見を付すこととした。(検定意見22 番)
・139 ページの「金利(利息)」について,検定意見を付すこととした。(検定意見23 番)
・145 ページの「「売上と利益の違い」の図の「④税引前当期純利益」の右の「特別収益」」について,検定意見を付すこととした。(検定意見27 番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
【高等学校 商業科 ビジネス・コミュニケーション】
受理番号106-122(教科書番号 商業007-902):実教出版
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 8)
・調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
受理番号106-123(教科書番号 商業007-902):東京法令出版
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 11)
・9 ページの「セクシャルハラスメントとは,相手が不快感をもつような性的な言動で職場環境を悪化させる行為のこと。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見2 番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
(以上)
初等中等教育局教科書課