教科用図書検定調査審議会 令和4年度第9部会農業小委員会(第1回) 議事要旨
1.日時
令和4年7月15日(金曜日) 10時00分~18時35分
2.場所
7F教科書課連絡室1
3.議題
- 部会長の選任等についての報告
- 小委員長の選任等についての報告
- 申請図書の審査 高等学校 農業科 104-1,104-4
- その他
4.出席者
委員
枝重委員,大江委員,片岡委員,髙田委員,松井委員,峯委員
文部科学省
大西主任教科書調査官,堀内課長補佐 ほか
5.議事要旨
1.工業小委員会の佐藤委員が教科用図書検定調査審議会第9部会長に選任されたこと,及び佐藤部会長より商業小委員会の挽委員が部会長代理に指名されたことについて報告があった。
2.松井委員が,教科用図書検定調査審議会第9部会農業小委員会小委員長に選任された。また,松井小委員長より峯委員が小委員長代理に指名された。
3.令和6年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について,審議を行った。(なお,下記の教科書番号(検定合格した図書に付される番号)及び申請者名は,参考までに記載しているものであり,実際の審議の際は,申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。)
【高等学校 農業科 作物】
○受理番号104-1(教科書番号715):実教出版
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計255)
- 表見返1[イネ えい花]「内えい」の指示部位,「子房」の指示部位について,検定意見を付すこととした。(検定意見番号1番)
- 7ページ側注1「The Dirersity of Crop Plants」について,検定意見を付すことにした。(検定意見8番)
- 9ページ「気分をリラックスさせるカフェイン」について,検定意見を付すこととした。(検定意見10番)
- 12ページ側注2「有機栽培で収穫した農産物などには,有機JASマーク(図10)をはることで付加価値が高まる。」について,検定意見を付すこととした(検定意見15番)
- 13ページ「セシウムをはじめとする放射性物質」について,検定意見を付すこととした。(検定意見17番)
- 19ページ「自然環境から閉鎖されている植物工場」について,検定意見を付すこことした。(検定意見37番)
- 19ページ「モノカルチャーなどの集約的農業技術」について,検定意見を付すこととした。(検定意見38番)
- 21ページ下段中央の写真について,検定意見を付すこととした。(検定意見40番)
- 28ページ「在来品種とは数千年以上にもわたって農家により選抜,採種,保存されてきた品種をいう。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見43番)
- 30ページ側注3「重要な遺伝子の一部の塩基配列をDNAマーカーとして作成すれば」について,検定意見を付すこととした。(検定意見45番)
- 31ページ「除草剤抵抗性のダイズ」,184ページ図9「除草剤耐性遺伝子組換えダイズ」について,検定意見を付すこととした。(検定意見46番)
- 46ページ「モモやリンゴなどの果実の果肉は子房壁が発達したもの」について,検定意見を付すこととした。(検定意見54番)
- 68ページ「水耕液」,「培養液」について,検定意見を付すこととした。(検定意見67番)
- 74ページ「×1.2」(2箇所),144ページ図2「1.2倍」について,検定意見を付すこととした。(検定意見77番)
- 95ページ「1穂もみ数が少ない品種は穂数が多く,1穂もみ数が多い品種は穂数が少ない。このような性質を草型といい,」について,検定意見を付すこととした。(検定意見82番)
- 98ページ「2期作栽培~真夏の時期の労働となることや」について,検定意見を付すこととした。(検定意見83番)
- 133ページ図63写真について,検定意見を付すこととした。(検定意見102番)
- 159ページ「麦類は土塊が大きいと出芽が悪くなる」,図5について,検定意見を付すこととした。(検定意見122番)
- 191ページ [ラッカセイの履歴書]「日本には18世紀初頭に中国から伝来し,南京豆の名がついた。沖縄県では古くから栽培されていた」について,検定意見を付すこととした。(検定意見163番)
- 224ページ「複総状花序」について,検定意見を付すこととした。(検定意見201番)
- 232ページ[学名]「アカザ科」について,検定意見を付すこととした。(検定意見215番)
- 257ページ図3「蒴果」の指示箇所について,検定意見を付すこととした。(検定意見251番)
- 270ページ表「WCS用稲は,稲発酵粗飼料用稲。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見254番)
- 276ページ [う]「内えい……72」,278ページ[ふ]「節……74」,「節間……74」について,検定意見を付すこととした。(検定意見255番)
- 調査意見47番について,指摘事由を変更するこことした(検定意見59番)
- 調査意見77番については,検定意見としないこととした。
- 調査意見133番については,検定意見としないこととした。
- 調査意見138番については,検定意見としないこととした。
- 調査意見235番については,検定意見としないこととした。
- その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
【高等学校 農業科 畜産】
○受理番号104-4(教科書番号718):実教出版
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計265)
- 13ページ「日本はメンヨウやヤギが非常に少ないが,ニワトリやブタなどの中小家畜の割合は高い。この理由として,~日本では単位あたりの収量が多い稲作を水田で行い,飼料作物は稲作が不可能な農地などで栽培されてきた。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
- 28ページ図4「未受精卵子の採取」,「除核」,「体細胞核の注入」の図について,検定意見を付すこととした。(検定意見35番)
- 29ページ図5について,検定意見を付すこととした。(検定意見36番)
- 61ページ「生理活性物質⑧」,側注8「生体の特定の生理的調節機能に対して作用する化学物質のことで,サイトカインなどの情報伝達物質,ホルモン,成長因子などがある。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見58番)
- 81ページ「シャモや比内鶏などは,JAS地鶏の種鶏として用いられる(図18)。」,図18「土佐ジロー」について,検定意見を付すこととした。(検定意見64番)
- 86ページ「ビークトリミングについても,~赤外線照射による方式が用いられている。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見66番)
- 87ページ図33「アルギニン・バゾトシン→卵殻,20時間」について,検定意見を付すこととした。(検定意見69番)
- 100ページ図50「③もも肉」,「⑤かわ」,「⑥きも(内臓)」について,検定意見を付すこととした。(検定意見81番)
- 102ページ側注2「化学処理などによって死んだ病原体を接種するワクチンのことをいう。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見84番)
- 103ページ表14 [家禽サルモネラ症(家畜伝染病)]全体について,検定意見を付すこととした。(検定意見86番)
- 108ページ「えつけ」について,検定意見を付すこととした。(検定意見92番)
- 109ページ「ニワトリを安楽死させ,放血後に皮をはぐ。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見93番)
- 112ページ側注1「USAD」について,検定意見を付すこととした。(検定意見99番)
- 128ページ図29「精のう腺」,173ページ図34「⑤精嚢」について,検定意見を付すこととした。(検定意見104番)
- 130ページ「MVAC法により長期保存と現場での加温・希釈ができ,高い生存性が得られるようになった。」,側注3「MVAC(Micro Volume Air Cooling)法は,胚を封入したストロー内で,気相を液体窒素中で冷却し胚をガラス化する方法。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見105番)
- 148ページ表5「流行性脳炎(家畜伝染病)」全体,149ページ表6「流行性脳炎」全体について,検定意見を付すこととした。(検定意113番)
- 156ページ図1「⑩腰」,「⑫十字部」,「㉔つなぎ」の図中の位置について,検定意見を付すこととした。(検定意見118番)
- 232ページ「新生子牛虚弱症候群」,図58「新生子牛異常」(2箇所)について,検定意見を付すこととした。(検定意見190番)
- 275ページ側注3「ヘルパー員」について,検定意見を付すこととした。(検定意見256番)
- 287ページ図8の写真について,検定意見を付すこととした。(検定意見262番)
- 300ページ [え]「枝肉……140,226」,[き]「黄豚……143」,302ページ[な]「軟脂豚……143」について,検定意見を付すこととした。(検定意見264番)
- 裏見返9 上段[媒精]「精子と卵子を受精させる」について,検定意見を付すこととした。(検定意見265番)
- 調査意見160番について,指摘事項を修正するこことした。(検定意見177番)
- 調査意見179番について,指摘事由を修正することとした。(検定意見197番)
- その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
(以上)