教科用図書検定調査審議会 令和2年度第9部会工業小委員会(第2回) 議事要旨

1.日時

令和2年7月10日(金曜日) 10時30分~17時00分

2.場所

中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎) 3階 3F2特別会議室

3.議題

  1. 申請図書の審査 高等学校 工業科 102-5,102-6,102-20,102-21
  2. その他

4.出席者

委員

淺見委員,佐藤委員,谷井委員,永井委員,中里委員,中村委員,柳委員

文部科学省

須藤主任教科書調査官,清水教科書調査官,堀内課長補佐 ほか

5.議事要旨

1.令和4年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について,審議を行った。(なお,下記の教科書番号(検定合格した図書に付される番号)及び申請者名は,参考までに記載しているものであり,実際の審議の際は,申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。)

【高等学校 工業科 電気回路】
受理番号102-5(教科書番号720,721):(実教出版)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 78)
・上巻6 ページの「一般に,金属原子は自由電子を生じやすい性質をもつ。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見8番)
・上巻15 ページの「必要な電圧の取り出し」について,検定意見を付すこととした。(検定意見18番)
・上巻65 ページの「色または数字で表示」について,検定意見を付すこととした。(検定意見31番)
・上巻65 ページの「図(c)の写真」について,検定意見を付すこととした。(検定意見33 番)
・下巻18 ページの「[下段の表][R だけの回路 電流]I(・)=1/R V(・) I=1/R V∠0 [Cだけの回路 インピーダンス]=1/ωC=-π/2」について,検定意見を付すこととした。(検定意見63番)
・下巻125 ページの「収束電極」について,検定意見を付すこととした。(検定意見70番)
・調査意見34番については,指摘事項及び指摘事由を変更することとした。(検定意見38番)
・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

受理番号102-6(教科書番号722):(実教出版)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 12)
・調査意見4番,12番については,検定意見としないこととした。
・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

【高等学校 工業科 自動車工学】
受理番号102-20(教科書番号712,713):(実教出版)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 52)
・下巻68 ページの「バキュームサーブボブレーキ」について,検定意見を付すこととした。(検定意見33番)
・下巻179 ページの「カメラやレーザなどのセンサ」について,検定意見を付すこととした。(検定意見47番)
・下巻裏見返3 ページの「石油の精製 物質が重さに応じて,塔の上下に行く 蒸留という工程等を経て,」について,検定意見を付すこととした。(検定意見51番)
・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

【高等学校 工業科 建築構造】
受理番号102-21(教科書番号714):(実教出版)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 35)
・118 ページの「(d) 柱頭金物 (d) パイプガード (e) ストラップアンカー」について,検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
・119 ページの「壁枠組は,上下枠・立て枠・隅柱・頭つなぎなどで構成する(図6)。 <図6>(全体)」について,検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
・153 ページの「異なった形式の杭を汎用した場合」について,検定意見を付すこととした。(検定意見17番)
・161 ページの「非耐力壁に耐震スリット5を新設する方法で, <側注5>→p.157 <157 ページ図8>構造スリット(3箇所) <158 ページ側注1>構造スリット」について,検定意見を付すこととした。(検定意見20番)
・163 ページの「フックを付けほうがよい。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見21番)
・207 ページの「吊構造 <図4>吊り構造」について,検定意見を付すこととした。(検定意見27番)
・239 ページの「プレート梁は,鋼板の梁や厚さを変えることにより,任意の大きさの断面にすることができる。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見30番)
・調査意見3番については,検定意見としないこととした。
・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

(以上)

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初等中等教育局教科書課