教科用図書検定調査審議会 令和2年度第4部会科学と人間生活小委員会(第1回) 議事要旨

1.日時

令和2年8月6日(木曜日)10時30分~20時00分

2.場所

中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎)3階 3F2特別会議室

3.議題

  1. 小委員長等の選任
  2. 申請図書の審査
  3. その他

4.出席者

委員

荒川委員,岡崎委員,小田原委員,川窪委員,櫻井委員,重原委員,武田委員,内藤委員,中村委員,西谷委員,野中委員,宮本委員,村田委員

文部科学省

川上主任教科書調査官,浅香教科書調査官,白井教科書調査官,禅教科書調査官,細田教科書調査官,木部教科書調査官,白石教科書調査官,川辺教科書調査官,堀内課長補佐 他

5.議事要旨

1.重原委員が小委員長に選任された。また、重原小委員長より,宮本委員が小委員長代理に指名された。
2.令和4 年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について,審議を行った。(なお,下記の教科書番号(検定合格した図書に付される番号)及び申請者名は,参考までに記載しているものであり,実際の審議の際は,申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。)

【高等学校 理科 科学と人間生活】
受理番号102-206(教科書番号705):第一学習社
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計109)
・2ページ「科学は,非常に力強いものであるが,道具の1つに過ぎない。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見1番)
・2 ページ側注1の,「インターネットには,WWW(World Wide Web)とよばれるしくみが利用されている。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見3番)
・4 ページ「自然エネルギー」について,検定意見を付すこととした。(検定意見5 番)
・89 ページ上図の,最も左の「抗体」について,検定意見を付すこととした。(検定意見58 番)
・調査意見63番について,指摘事項を変更することとした。(検定意見67 番)
・111 ページ側注1の,「化学結合(→p.18)」について,検定意見を付すこととした。(検定意見83番)
・131 ページ「現在では,精密な測定によって,真空中における光の速さc は,次の値であることが知られている(図5)。c=3.0×10^8m/s①」及び側注1「厳密にはc=2.99792458×10^8m/s である。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見85番)
・135 ページ図15の,全体について,検定意見を付すこととした。(検定意見86番)
・149 ページ図7の,上左「大陸プレートの境界を示す。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見92番)
・155 ページ上右囲みの,「洪水,土砂災害,地震災害,津波・高潮などの自然災害ごとに」について,検定意見を付すこととした。(検定意見94番)
・156 ページ「地震は,プレートの動きや火山活動の力などによって,岩石が破壊されるときに発生する。岩石が破壊されると,ずれを伴った割れ目を生じる。これを断層といい,」について,検定意見を付すこととした。(検定意見95番)
・156 ページ図19の,凡例「*プレート境界地震に分類される場合もある。」(以下,157 ページ図21説明文「プレート境界地震は,大陸プレートどうしの境界でも発生する。」)について,検定意見を付すこととした。(検定意見96番)
・157 ページ「海溝型地震ともよばれる。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見97番)
・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

受理番号102-207(教科書番号704):数研出版
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計147)
・13 ページ「自然エネルギー」について,検定意見を付すこととした。(検定意見17番)
・19 ページ側注1 の,「アルミナは,氷晶石と混合することで融点が下がり,」について,検定意見を付すこととした。(検定意見19番)
・54 ページ「吸引ろ過」について,検定意見を付すこととした。(検定意見34番)
・117 ページ「透明な板を偏光板という。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見95番)
・125 ページ図29の,全体について,検定意見を付すこととした。(検定意見102 番)
・127 ページ図33の,(a)の図及び(c)の図について,検定意見を付すこととした。(検定意見103番)
・147 ページ中囲みの,「観察&実験4」4の実験について,検定意見を付すこととした。(検定意見111番)
・158 ページ上囲みの,「将来×サイエンス」の囲み全体について,検定意見を付すこととした。(検定意見113番)
・158 ページ中左の,「●ワット ワット(記号W)は,電力の単位である(→p.145)。1キロワット(記号kW)は,1000 ワット(記号W)に等しい。」及び中右の,「「1 年で1万6145キロ・ワット時を発電でき、店が使用する電力の約9%を賄える」と説明する。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見114 番)
・175 ページ「月の起潮力と太陽の起潮力が打ち消しあう向きにはたらく。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見131番)
・188 ページ「岩盤が破壊され,断層(図5)が生じて地震が起こる。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見135番)
・191 ページ図15の,図中の黒破線について,検定意見を付すこととした。(検定意見137番)
・198 ページ「ゆっくりずり落ちる現象」について,検定意見を付すこととした。(検定意見139番)
・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

受理番号102-208(教科書番号703):新興出版社啓林館
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計113)
・65 ページ「原料のボーキサイトから得られる酸化アルミニウム(アルミナ)Al2O3 に,氷晶石を混ぜて融点を下げ,」について,検定意見を付すこととした。(検定意見46番)
・101 ページ図10の,全体について,検定意見を付すこととした。(検定意見75番)
・111 ページの,「波長や周期の等しい水の波を」について,検定意見を付すこととした。(検定意見81番)
・111 ページ図38の,「波面」について,検定意見を付すこととした。(検定意見82番)
・159 ページ下右図の,Aに示された矢印について,検定意見を付すこととした。(検定意見104番)
・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

(以上)

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初等中等教育局教科書課