教科用図書検定調査審議会 平成27年度第4部会生物小委員会(第2回) 議事要旨

1.日時

平成27年10月5日(月曜日)10時00分~18時00分

2.場所

中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎)6階 6F3会議室

3.議題

  1. 申請図書の審査
  2. その他

4.出席者

委員

川窪委員,友国委員,野口委員

文部科学省

高橋主任教科書調査官,木部教科書調査官 ほか

5.議事要旨

1.平成29年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について,審議を行った。(なお,下記の教科書番号(検定合格した図書に付される番号)及び申請者名は,参考までに記載しているものであり,実際の審議の際は,申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。)


【高等学校 理科 生物基礎】
○受理番号27-32(教科書番号311):(東京書籍株式会社)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計160)
・24ページ「粗面小胞体の表面に付着しており,」について,検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
・24ページ図a上右の,「細胞内のタンパク質の合成や運搬に関係する。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
・36ページ「原核細胞は,細胞質基質で呼吸や光合成を行っている。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見22番)
・38ページ「この葉緑体を調べてみると,細胞の核とは別の核が近くにあり,この核と葉緑体は,プラシノ藻類の一種に由来することがわかった。」及び図a全体について,検定意見を付すこととした。(検定意見25番)
・39ページ「真核細胞をもつ藻類」について,検定意見を付すこととした。(検定意見26番)
・39ページ「クリプト藻の葉緑体は,4枚の膜に包まれていて,」及び,図aについて,検定意見を付すこととした。(検定意見28番)
・43ページ説明文の「(150倍)」及び,写真上右のスケールバー(以下,図14,図15,162ページ図9,163ページ図10,図11の倍率表示とスケールバー)について,検定意見を付すこととした。(検定意見30番)
・64ページ「両者でいくつかの違いがある。」及び15-17行「マル3」全体について,検定意見を付すこととした。(検定意見36番)
・65ページ「核分裂が終了してから次の核分裂が始まるまでの期間を間期という。」及び68ページ9-10行「核が分裂する時期を分裂期(M期)といい,」について,検定意見を付すこととした。(検定意見37番)
・73ページ図中の「U」(4箇所)について,検定意見を付すこととした。(検定意見45番)
・84ページ「分化した細胞は,それぞれ決まった遺伝子のはたらきを必要とする。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見52番)
・85ページ「(1963年)」について,検定意見を付すこととした。(検定意見54番)
・117ページ図2「視床下部」の引出線(以下,後見返中右の視床下部引出線)について,検定意見を付すこととした。(検定意見77番)
・調査意見66番について,指摘事項を変更することとした。(検定意見79番)
・124ページ「交感神経と同様の作用を示し,」について,検定意見を付すこととした。(検定意見82番)
・198ページ「生物の環境形成作用によって環境も変化する。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見122番)
・198ページ「生物の環境形成作用によって環境も変化する。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見123番)


○受理番号27-33(教科書番号312):(東京書籍株式会社)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計152)
・19ページ上囲み図a上の,「細胞内のタンパク質の合成や運搬に関係する。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見4番)
・26ページ「シアノバクテリアには,細胞質基質内に光合成に関係する酵素がある。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
・調査意見7番について,指摘事項を変更することとした。(検定意見9番)
・30ページ「なぜ原核細胞は,葉緑体やミトコンドリアと同様な反応のしくみをもつのだろうか。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
・30ページ「ほかの生物と共生関係をもつことで真核細胞が誕生したと考えられている。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
・31ページ「「ミトコンドリア・イヴ」と名付けられた(レベッカ・キャンら,1987年)」
について,検定意見を付すこととした。(検定意見14番)
・33ページ図13説明文の「(150倍)」及び写真のスケールバー(以下,図14,129ページ
図8,図9,図10の倍率表示及びスケールバー)」について,検定意見を付すこととした。(検定意見17番)
・41ページ「真核生物のDNAが,細胞あるいは核に存在するときの状態を,染色体と呼んでいる。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見23番)
・調査意見17番について,指摘事由を変更することとした。(検定意見24番)
・48ページ中右表aの「ウマノカイチュウ」について,検定意見を付すこととした。(検定意見28番)
・71ページ「1963年」について,検定意見を付すこととした。(検定意見43番)
・87ページ図11下中「H+」と赤血球の部分(2箇所)について,検定意見を付すこととした。(検定意見53番)
・調査意見53番について,指摘事項を変更することとした。(検定意見63番)
・調査意見58~61番について,意見の順番を変更することとした。(検定意見68~71番)
・124ページ「視床下部」の引出線について,検定意見を付すこととした。(検定意見86番)
・128ページ「血しょうのカルシウムイオンを除くことで,血液凝固を防ぐ作用があることがわかった。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見87番)
・140~153ページ「1章 植生の多様性と遷移」全体について,検定意見を付すこととした。(検定意見92番)
・140ページ「生物を取り巻く環境を構成する要素を環境要因という。環境要因には,そ
の生物に影響を与えるほかの生物(生物的環境)と,光,水,空気,土壌,温度など(非生物的環境)の要素がある。生物的環境と非生物的環境は,相互に関係し合いながら存在している。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見93番)
・141ページ「中学校で学習したように,生物間には,食べる,食べられるの関係,すなわち食物連鎖または食物網が成り立っている場合がある」について,検定意見を付すこととした。(検定意見94番)
・145ページ「植生の発達が十分でない森林」について,検定意見を付すこととした。(検定意見98番)
・147ページ図18タイトルの「マツボックリ」について,検定意見を付すこととした。(検定意見99番)
・169ページ「無機物や有機物などの物質は,生態系のなかを循環している」(以下,側注1「生態系のなかで,無機物は,生産者の光合成によって有機物となる」)について,検定意見を付すこととした。(検定意見115番)
・169ページ「植物(生産者)は,太陽の光エネルギーの約1%を有機物中に蓄えることができる。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見116番)
・169ページ説明文の「1Jは,質量100gの物体を1m持ち上げるときの仕事に相当する。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見117番)
・調査意見122番について,指摘事項及び指摘事由を変更することとした。(検定意見142番)
・183ページ「自然を再生するためには,どのような自然を再生し,その自然と人間がどのように共生すべきかを考えることが大切である。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見147番)
・183ページ図26「オオハンゴンソウ」とその写真について,検定意見を付すこととした。(検定意見148番)
・裏見返マル5中右写真中央「ヨーグルト」の容器にある「グリコ」について,検定意見を付すこととした。(検定意見152番)


(以上)

お問合せ先

初等中等教育局教科書課