教科用図書検定調査審議会 令和2年度第2部会公共小委員会(第1回) 議事要旨

1.日時

令和2年10月12日(月曜日) 13時30分~18時00分

2.場所

中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎)5階 5F5会議室

3.議題

  1. 小委員長の選任
  2. 小委員長代理の指名
  3. 申請図書の審査
  4. その他

4.出席者

委員

足羽委員,池田委員,大倉委員,小賀野委員,清水委員,白砂委員,髙橋委員,出村委員,村上委員,森下委員,山内委員

文部科学省

矢吹主任教科書調査官,遠藤教科書調査官,木元教科書調査官,髙見教科書調査官,三島教科書調査官,森上教科書調査官,神山教科書課長,高見教科書企画官,村山教科書検定調整専門官 他

5.議事要旨

1.正委員である森下委員が小委員長として選任された。
2.森下小委員長より,清水委員が小委員長代理として指名された。
3.令和4年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について,審議を行った。(なお,下記の教科書番号(検定合格した図書に付される番号)及び申請者名は,参考までに記載しているものであり,実際の審議の際は,申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。)

【高等学校 公民科 公共】
受理番号102-108(教科書番号712):(東京法令出版)
合否の判定を留保することが適当とした。
・9ページの「水芭蕉と尾瀬ヶ原(福島県),雪の五箇山(岐阜県)」について,意見が出され,指摘事項を変更することが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月5日までに小委員長が内容を確認した結果,指摘事項を変更することとした。)
・58ページの「それは生まれながらにしてもつ人権ではなく,天皇によって「法律の範囲内」でのみ認められたもので,法律があれば人権を自由に制限できた(法律の留保)。→p.60」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月5日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・97ページの「『雇用,利子および貨幣の一般理論』(1937年)」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月5日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・118ページの「金融機関と証券市場の間の「⇔」」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月5日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・118ページの「預金通貨にはこのほかに定期預金なども含まれる。」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月5日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

受理番号102-109(教科書番号707):(帝国書院)
合否の判定を留保することが適当とした。
・32ページの「国家の神を認めず,若者たちを腐敗,堕落させた」として告発され,死刑を宣告された。」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月5日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・49ページの「いずれも,民主主義が何よりも重視する人民主権を避ける姿勢である。」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月5日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・62ページの「他国間の場合」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月5日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・79ページの「法律が適用される場合も,売り手の親切心によって解除できる場合も契約自由の原則の例外にあたる。」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月5日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・81ページの「民法では,買った家などに隠れた重大な欠陥があれば,売主が責任を負うように定められている。」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月5日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・161ページの「1989年には,株価が3万9000円台に迫り,最高値を更新した。」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月5日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・188ページの「第一次所得収支は,海外に保有する資産からの利子・配当支払いや海外に進出した企業の収益が反映されており,近年は大幅な黒字傾向にある。」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月5日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

(以上)

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初等中等教育局教科書課