教科用図書検定調査審議会 令和2年度第2部会歴史小委員会(第6回) 議事要旨

1.日時

令和2年10月23日(金曜日) 13時30分~18時40分

2.場所

中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎)5階 5F7会議室

3.議題

  1. 申請図書の審査
  2. その他

4.出席者

委員

家近委員,井野瀬委員,上野委員,金井委員,神田委員,熊本委員,小林(和)委員,黒沢委員,齋藤委員,森(公)委員,森(肇)委員,山家委員

文部科学省

中前主任教科書調査官,黒澤教科書調査官,小宮教科書調査官,鈴木(楠)教科書調査官,鈴木(正)教科書調査官,橋本教科書調査官,藤本教科書調査官,神山教科書課長,高見教科書企画官,村山教科書検定調整専門官 他

5.議事要旨

1.前回に続き,令和4年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について,審議を行った。(なお,下記の教科書番号(検定合格した図書に付される番号)及び申請者名は,参考までに記載しているものであり,実際の審議の際は,申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。)

【高等学校 地理歴史科 歴史総合】
受理番号102-95(教科書番号708):(山川出版社)
合否の判定を留保することが適当とした。
・113ページの「連合国軍最高司令官として太平洋戦争を指揮したマッカーサーは、」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・137ページの「安保理の構成国は、常任理事国と6カ国(1965年以降10カ国)の非常任理事国・・・であり、9カ国の賛成によって決議を可決できるとされた。」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

受理番号 102-96(教科書番号709):(山川出版社)
合否の判定を留保することが適当とした。
・31ページの「1857年に出版された」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・166ページの「その国の主権者(…民主国家なら議会の多数派)によって承認されることで、」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

受理番号102-97(教科書番号701):(東京書籍)
合否の判定を留保することが適当とした。
・2ページの「三つ目の歴史総合の特徴は,数多くの「問い」や,その問いにかかわる資料が多く設けられ,本文も問いや資料に関連付けて叙述されるなど,歴史を学ぶ方法が変化したことです。」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・25ページの「鳥取県農家の労働時間配分」について,教科書調査官から指摘事項を変更したいとの申出があり,指摘事項を変更することが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,指摘事項を変更することとした。)
・103ページの「中国人はアジア太平洋戦争さなかの1943年,」について,教科書調査官から指摘事項を変更したいとの申出があり,指摘事項を変更することが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,指摘事項を変更することとした。)
・187ページの「また,モノだけでなくサービスや投資の自由化を進める環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉が進められ,2018年,日本をはじめ11か国で発効した。」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・187ページの「北米自由貿易協定(NAFTA)」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・189ページの「イギリスは2016年の国民投票でEUからの離脱を決めた。」について,教科書調査官から意見を追加したいとの申出があり,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

受理番号102-98(教科書番号702):(東京書籍)
合否の判定を留保することが適当とした。
・39ページの「18世紀のアジア」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・205ページの「1992年,アメリカ合衆国,カナダ,メキシコが北米自由貿易協定(NAFTA)を結んだ。」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・205ページの「また,モノだけでなくサービスや投資の自由化を進める環太平洋パートナーップ協定(TPP)の交渉が進められ,2018年,日本などの11か国で発効した。」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

(以上)

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初等中等教育局教科書課