教科用図書検定調査審議会 令和2年度第2部会歴史小委員会(第4回) 議事要旨

1.日時

令和2年10月9日(金曜日) 13時30分~18時05分

2.場所

中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎)5階 5F4会議室

3.議題

  1. 申請図書の審査
  2. その他

4.出席者

委員

家近委員,井野瀬委員,上野委員,金井委員,神田委員,黒沢委員,小林(和)委員,齋藤委員,武田委員,山家委員

文部科学省

中前主任教科書調査官,黒澤教科書調査官,小宮教科書調査官,鈴木(楠)教科書調査官,鈴木(正)教科書調査官,橋本教科書調査官,藤本教科書調査官,神山教科書課長,高見教科書企画官,村山教科書検定調整専門官 他

5.議事要旨

1.前回に続き,令和4年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について,審議を行った。(なお,下記の教科書番号(検定合格した図書に付される番号)及び申請者名は,参考までに記載しているものであり,実際の審議の際は,申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。)

【高等学校 地理歴史科 歴史総合】
受理番号102-90(教科書番号706):(帝国書院)
合否の判定を留保することが適当とした。
・52ページの「一方的に決定された州政府による先住民追放決議の停止を求め,先住民は最高裁判所に訴えたが認められなかった。」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・181ページの「これは1954年に最高裁判所が「学校における人種差別は違憲」とした判決を受けたもので,教育委員会は,白人と黒人で学校を分けることを廃止した。」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

受理番号 102-92(教科書番号710):(第一学習社)
合否の判定を留保することが適当とした。
・表見返の「アマゾン川」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・72ページの「1918年のオスマン帝国崩壊」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・調査意見18番については,検定意見としないことが適当とした。
・83ページの「1854年の日露和親条約」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
・205ページの「EUではじまった地域的経済統合は,その後,北米自由貿易協定(NAFTA)…など世界各地域に広がっている。」について,教科書調査官から意見を追加したいとの申出があり,検定意見を付すことが適当かどうか,後日小委員長が確認することとした。(11月12日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すこととした。)
その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

(以上)

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初等中等教育局教科書課