教科用図書検定調査審議会 平成26年度第2部会歴史小委員会(第2回) 議事要旨

1.日時

平成26年11月7日(金曜日) 10時30分~17時00分

2.場所

中央合同庁舎7号館(文部科学省庁舎)7階 7F1会議室

3.出席者

委員

荒木委員,家近委員,井野瀬委員,上山委員,金井委員,私市委員,黒沢委員,河野委員,服部委員,原田委員,森委員,山崎委員

文部科学省

照沼主任教科書調査官,村瀬主任教科書調査官,高橋(秀)教科書調査官,中前教科書調査官,橋本教科書調査官,三谷教科書調査官,望月教科書課長,梶山教科書企画官,坂下教科書検定調整専門官 他

4.議事要旨

   1.平成28年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について,審議を行った。(なお,下記の教科書番号(検定合格した番号に付される番号)及び申請者名は,参考までに記載しているものであり,実際の審議の際は,申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。)

【中学校 社会科(歴史的分野)】
  受理番号26-82(教科書番号735):(育鵬社)
    合否の判定を留保することが適当とした。
    ・34~35ページの「6世紀になり,新羅が勢力をのばすようになると,・・・・・・百済から,わが国に助けを求める使者がたびたびやってきました。新羅は任那にも進出し,6世紀半ばにはその地域を支配したため,」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。(11月28日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すことが適当とした。)
    ・59ページの「「カタカナの起源」中の「ニ」のもととなる漢字」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。(11月28日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すことが適当とした。)
    ・103ページの「数多くの奴隷が身動きできないほどにつめこまれている。」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。(11月28日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すことが適当とした。)
    ・176ページの「「外国人が見た日本」(全体)」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。(11月28日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すことが適当とした。)
    ・214ページの「主要国の国際連盟への加盟状況」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。(11月28日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すことが適当とした。)
    ・226ページの「「蒋介石による国内統一(北伐)の動き」中の「1927.9 国民政府成立」」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。(11月28日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すことが適当とした。)
    ・調査意見65番について,意見が出され,指摘事項及び指摘事由を変更することが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。(11月28日までに小委員長が内容を確認した結果,指摘事項及び指摘事由を変更することが適当とした。)
    ・256ページの「「東京裁判」(全体)」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。(11月28日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すことが適当とした。)
    その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

  受理番号26-91(教科書番号729):(東京書籍)
    合否の判定を留保することが適当とした。
    ・35ページの「邪馬台国にはもともと男の王がいた」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。(11月28日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すことが適当とした。)
    ・180ページの「土地制度の近代化を名目として日本が行った土地調査事業」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。(11月28日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すことが適当とした。)
    ・221ページの「姓名を日本式に改める創氏改名」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。(11月28日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すことが適当とした。)
    その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。
 
  受理番号26-99(教科書番号733):(日本文教出版)
    合否の判定を留保することが適当とした。
    ・73ページの「今も残る石塁」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。(11月28日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すことが適当とした。)
    ・265ページの「韓国は「海洋主権宣言」を行って,自国の排他的経済水域を主張するいわゆる「李承晩ライン」を設定し,」について,意見が出され,検定意見を付すことが適当かどうか後日小委員長が確認することとした。(11月28日までに小委員長が内容を確認した結果,検定意見を付すことが適当とした。)
    その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  受理番号26-68:(自由社)
  ※本申請図書については,152ページまで(古代から近世まで)の審査を第2回歴史小委員会で行い,153ページ以降(近代以降)の審査は第3回歴史小委員会(平成26年11月14日開催)で行った。なお,審査の内容については第3回歴史小委員会の議事要旨に記載する。
   

(以上)

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初等中等教育局教科書課