教科用図書検定調査審議会 平成23年度第2部会世界史小委員会(第3回) 議事要旨
1.日時
平成23年10月28日(金曜日)13時00分~18時00分
2.場所
中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎)17階17F1会議室
3.議題
- 申請図書の審査
- その他
4.出席者
委員
天児委員、荒木委員、上野委員、私市委員、紀平委員、土肥委員、原田委員
文部科学省
室井主任教科書調査官、橋本教科書調査官、門間教科書調査官、森教科書課長、井上教科書企画官、金澤教科書検定調整専門官 他
5.議事要旨
1. 平成25年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。
【高等学校 世界史B】
23-131:
合否の判定を留保することが適当とした。
- 調査意見1番について、意見が出され、検定意見としないかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 104ページの「イスラーム教徒であれば、アラブ人以外でも人頭税が課せられず」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 366ページの「イギリス・中国・オランダとともに「ABCDライン」を形成して対抗した。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 372ページの「さらに国際連合には、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)や、国際労働機関(ILO)・世界保健機関(WHO)などさまざまな分野で多面的な活動をおこなう専門機関や、ユニセフ・・・が設置された。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 379ページの「国連安全保障理事会(安保理)は共和国軍の行動を侵略と認め、」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。
23-136:
合否の判定を留保することが適当とした。
- 17ページの「幕府は「朝鮮王国」との対等な地位を示す「日本国王」の称号を拒否し、朝鮮王国を通して将軍の代替わりごとに送られた明・清の冊封使を「朝鮮通信使」という慶賀の使節として受けいれた。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 328ページの「これにより、日本の征韓論は挫折して大きく後退した。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 331ページの「1910年、列強の支持のもと、日本は形式的に大韓帝国の指示を得たように表現しながら、韓国併合を断行し、」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 375ページの「合衆国の復興政策は、国連の下部機関・・・などによって実施された。国際連合の下部機関である国際通貨基金(IMF)や国際復興開発銀行(IBRD、のちに世界銀行)の設立によって、」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 382ページの「しかし、59年には核兵器開発をめぐる対立からソ連顧問団が引きあげるなど」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 382ページの「国連安保理は・・・北側の侵略と断定して」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 382ページの「図「朝鮮戦争」」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 401ページの「国内政治体制の改革と対外開放政策を実施した(改革・開放政策)。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 調査意見41番について、意見が出され、指摘事項を変更して検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。
23-149:
合否の判定を留保することが適当とした。
- 83ページの「4「東南アジアのイスラーム化」中の、バリ島の着色」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 126ページの「薩摩藩が琉球および琉球経由の対清貿易を行う琉球口・・・が開かれていた(四つの口)」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 271ページの「1「国連憲章の調印」中、「前文で、『国際平和』と『共同の利益』のための武力行使がうたわれた」」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 調査意見33番について、意見が出され、指摘事項及び指摘事由を変更して検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 299ページの「1992年のマーストリヒト条約でECは発展解消し」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。
23-153:
合否の判定を留保することが適当とした。
- 115ページの「この大征服はジハードとともよばれたが、」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 123ページの「西サハラのベルベル人の間では、11世紀なかば、スーフィー(イスラーム神秘主義修道者)による宗教運動がおこり、ムラービト朝が成立した。・・・スーフィーの活動を基礎にベルベル人のムワッヒド朝がおこり、ムラービト朝を滅ぼした。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 210ページの「イヴァン4世(雷帝)がロシア正教会の総主教を兼ねる」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 372ページの「国際連合付属の専門機関としては、国際労働機関(ILO)・国連教育科学文化機関(ユネスコ)・世界保健機関(WHO)などもおかれた。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 401ページの「1947年には全面的な国共内戦がはじまった。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 402ページの「国連安全保障理事会は、ソ連代表欠席のまま、北朝鮮を侵略者と非難し、」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。
なお、後日小委員長に確認するとした点については、11月11日に小委員長が内容を確認した結果、下記のとおりとすることとした。
【高等学校 世界史B】
23-131:
- 調査意見1番について、検定意見としないことが適当とした。
- 104ページの「イスラーム教徒であれば、アラブ人以外でも人頭税が課せられず」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 366ページの「イギリス・中国・オランダとともに「ABCDライン」を形成して対抗した。」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 372ページの「さらに国際連合には、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)や、国際労働機関(ILO)・世界保健機関(WHO)などさまざまな分野で多面的な活動をおこなう専門機関や、ユニセフ・・・が設置された。」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 379ページの「国連安全保障理事会(安保理)は共和国軍の行動を侵略と認め、」について、検定意見を付すことが適当とした。
23-136:
- 17ページの「幕府は「朝鮮王国」との対等な地位を示す「日本国王」の称号を拒否し、朝鮮王国を通して将軍の代替わりごとに送られた明・清の冊封使を「朝鮮通信使」という慶賀の使節として受けいれた。」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 328ページの「これにより、日本の征韓論は挫折して大きく後退した。」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 331ページの「1910年、列強の支持のもと、日本は形式的に大韓帝国の指示を得たように表現しながら、韓国併合を断行し、」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 375ページの「合衆国の復興政策は、国連の下部機関・・・などによって実施された。国際連合の下部機関である国際通貨基金(IMF)や国際復興開発銀行(IBRD、のちに世界銀行)の設立によって、」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 382ページの「しかし、59年には核兵器開発をめぐる対立からソ連顧問団が引きあげるなど」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 382ページの「国連安保理は・・・北側の侵略と断定して」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 382ページの「図「朝鮮戦争」」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 401ページの「国内政治体制の改革と対外開放政策を実施した(改革・開放政策)。」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 調査意見41番について、指摘事項を変更して検定意見を付すことが適当とした。
23-149:
- 83ページの「4「東南アジアのイスラーム化」中の、バリ島の着色」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 126ページの「薩摩藩が琉球および琉球経由の対清貿易を行う琉球口・・・が開かれていた(四つの口)」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 271ページの「1「国連憲章の調印」中、「前文で、『国際平和』と『共同の利益』のための武力行使がうたわれた」」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 調査意見33番について、指摘事項及び指摘事由を変更して検定意見を付すことが適当とした。
- 299ページの「1992年のマーストリヒト条約でECは発展解消し」について、検定意見を付すことが適当とした。
23-153:
- 115ページの「この大征服はジハードとともよばれたが、」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 123ページの「西サハラのベルベル人の間では、11世紀なかば、スーフィー(イスラーム神秘主義修道者)による宗教運動がおこり、ムラービト朝が成立した。・・・スーフィーの活動を基礎にベルベル人のムワッヒド朝がおこり、ムラービト朝を滅ぼした。」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 210ページの「イヴァン4世(雷帝)がロシア正教会の総主教を兼ねる」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 372ページの「国際連合付属の専門機関としては、国際労働機関(ILO)・国連教育科学文化機関(ユネスコ)・世界保健機関(WHO)などもおかれた。」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 401ページの「1947年には全面的な国共内戦がはじまった。」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 402ページの「国連安全保障理事会は、ソ連代表欠席のまま、北朝鮮を侵略者と非難し、」について、検定意見を付すことが適当とした。
(以上)