教科用図書検定調査審議会 平成23年度第2部会世界史小委員会(第2回) 議事要旨
1.日時
平成23年10月24日(月曜日)13時00分~18時30分
2.場所
中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎)6階6F3会議室
3.議題
- 申請図書の審査
- その他
4.出席者
委員
天児委員、荒木委員、紀平委員、土肥委員、原田委員
文部科学省
室井主任教科書調査官、橋本教科書調査官、門間教科書調査官、森教科書課長、井上教科書企画官、金澤教科書検定調整専門官 他
5.議事要旨
1. 平成25年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。
【高等学校 世界史A】
23-135:
合否の判定を留保することが適当とした。
- 35ページの「図3「十字軍の遠征」中の、「東方植民」」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 174ページの「経済社会理事会の下にユネスコや世界保健機関(WHO)などの専門機関が設置された。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 180ページの「戦争を北の侵略行為とする決議案を採択した。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。
23-137:
合否の判定を留保することが適当とした。
- 40ページの「8世紀半ばに成立したアッバース朝では、非アラブ人のムスリムに課せられていた人頭税(ジズヤ)を免除し、全ムスリムの平等を実現した。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 41ページの「地図6「イスラームの広がり」内の、バリ島の着色」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 90ページの「地図6「ポーランド分割と中東欧の勢力」」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 116ページの「農奴は、西欧では13~16世紀にしだいに消滅したが、東欧ではその後も長く残った。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 185ページの「アメリカがヴェトナム戦争から撤退するために中国との関係改善をはかると、ソ連との敵対を強めていた中国はこれに応じ、71年には台湾の中華民国にかわって国連の代表権を得た。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。
23-141:
合否の判定を留保することが適当とした。
- 186ページの「国連安全保障理事会はソ連代表が欠席のまま北朝鮮の行動を侵略と断定し、」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 198ページの「50年代末、ソ連は中国から技術者を引きあげて、原爆開発の援助をやめた。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。
23-148:
合否の判定を留保することが適当とした。
- 調査意見5番について、意見が出され、指摘事項及び指摘事由を変更して検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 85ページの「「4マリア=テレジアとその子どもたち」中、「”啓蒙専制君主”の代表とされる」」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 121ページの「ランケが文書の厳密な解読(史料批判)による事実と各時代の個性の解明をめざして出発させた近代歴史学」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 調査意見23番について、意見が出され、検定意見を付さないかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 166ページの「朝鮮は”飢餓輸出”の状態となり、一部の地主を除き多くの中・小地主が没落した。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 調査意見26番について、意見が出され、検定意見を付さないかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 185ページの「1派遣は決定されたものの、その後、正式な手順が踏まれなかったため、国連では国連軍の派遣は今まで一度もないと表明している。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。
23-152:
合否の判定を留保することが適当とした。
- 調査意見4番について、意見が出され、検定意見を付さないかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 58ページの「「ヨーロッパ中世の都市」中、「ハンザ同盟は、12世紀から13世紀にかけて北海やバルト海の商業圏を支配した」」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 83ページの「図「16世紀から17世紀初頭のユーラシア」」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 123ページの「日本は、日清戦争以来すすめてきた朝鮮の植民地化を」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 158ページの「付属の専門機関として・・・などがおかれた。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日小委員長が確認することとした。
- 163ページの「国連安全保障理事会は北を侵略者として」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日部会長を確認することとした。
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。
なお、後日小委員長に確認するとした点については、11月11日に小委員長が内容を確認した結果、下記のとおりとすることとした。
【高等学校 世界史A】
23-135:
- 35ページの「図3「十字軍の遠征」中の、「東方植民」」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 174ページの「経済社会理事会の下にユネスコや世界保健機関(WHO)などの専門機関が設置された。」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 180ページの「戦争を北の侵略行為とする決議案を採択した。」について、検定意見を付すことが適当とした。
23-137:
- 40ページの「8世紀半ばに成立したアッバース朝では、非アラブ人のムスリムに課せられていた人頭税(ジズヤ)を免除し、全ムスリムの平等を実現した。」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 41ページの「地図6「イスラームの広がり」内の、バリ島の着色」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 90ページの「地図6「ポーランド分割と中東欧の勢力」」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 116ページの「農奴は、西欧では13~16世紀にしだいに消滅したが、東欧ではその後も長く残った。」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 185ページの「アメリカがヴェトナム戦争から撤退するために中国との関係改善をはかると、ソ連との敵対を強めていた中国はこれに応じ、71年には台湾の中華民国にかわって国連の代表権を得た。」について、検定意見を付すことが適当とした。
23-141:
- 186ページの「国連安全保障理事会はソ連代表が欠席のまま北朝鮮の行動を侵略と断定し、」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 198ページの「50年代末、ソ連は中国から技術者を引きあげて、原爆開発の援助をやめた。」について、検定意見を付すことが適当とした。
23-148:
- 調査意見5番について、指摘事項及び指摘事由を変更して検定意見を付すことが適当とした。
- 85ページの「「4マリア=テレジアとその子どもたち」中、「”啓蒙専制君主”の代表とされる」」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 121ページの「ランケが文書の厳密な解読(史料批判)による事実と各時代の個性の解明をめざして出発させた近代歴史学」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 調査意見23番について、検定意見としないことが適当とした。
- 166ページの「朝鮮は”飢餓輸出”の状態となり、一部の地主を除き多くの中・小地主が没落した。」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 調査意見26番について、検定意見としないことが適当とした。
- 185ページの「1派遣は決定されたものの、その後、正式な手順が踏まれなかったため、国連では国連軍の派遣は今まで一度もないと表明している。」について、検定意見を付すことが適当とした。
23-152:
- 調査意見4番について、検定意見としないことが適当とした。
- 58ページの「「ヨーロッパ中世の都市」中、「ハンザ同盟は、12世紀から13世紀にかけて北海やバルト海の商業圏を支配した」」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 83ページの「図「16世紀から17世紀初頭のユーラシア」」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 123ページの「日本は、日清戦争以来すすめてきた朝鮮の植民地化を」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 158ページの「付属の専門機関として・・・などがおかれた。」について、検定意見を付すことが適当とした。
- 163ページの「国連安全保障理事会は北を侵略者として」について、検定意見を付すことが適当とした。
(以上)