教科用図書検定調査審議会 平成23年度第2部会(第3回) 議事要旨
1.日時
平成23年11月11日(金曜日)13時00分~18時00分
2.場所
中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎)3階3F2会議室
3.議題
- 申請図書の審査
- その他
4.出席者
委員
揚村委員、荒木委員、上野委員、上山委員、魚住委員、私市委員、紀平委員、栗田委員、小室委員、篠原委員、清水委員、鈴木委員、園田委員、高橋(滋)委員、高橋(久)委員、円谷委員、土肥委員、原田委員、山本委員
文部科学省
青山主任教科書調査官、小林主任教科書調査官、照沼主任教科書調査官、室井主任教科書調査官、卜部教科書調査官、遠藤教科書調査官、高橋(秀)教科書調査官、高橋(裕)教科書調査官、高橋(洋)教科書調査官、橋本教科書調査官、三谷教科書調査官、三橋教科書調査官、村瀬教科書調査官、森上教科書調査官、門間教科書調査官、矢吹教科書調査官、森教科書課長、井上教科書企画官、金澤教科書検定調整専門官 他
5.議事要旨
1. 平成25年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。なお、審議にあたっては、小委員会での議論を踏まえて追加された調査意見を追加資料として配布した。
【高等学校 日本史A】
23-78:
合否の判定を留保することとした。
- 69ページの「鉱毒被害地関係図」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
- 118ページの「この構想の起草には、有力な無産政党である社会大衆党の幹部が加わっていた。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
- 142ページの「地理・歴史科にかわる社会科が新しい科目として導入された。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見14番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-80:
合否の判定を留保することとした。
- 14ページの「「仏教伝播」中の「6世紀以前」及び「6世紀中頃」」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見5番)
- 19ページの「朝鮮通信使の来日は、1816年の対馬への使節来訪をもって終結した。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- 22ページの「地図中のドイツの国境」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見8番)
- 38ページの「地図中のイタリアの国境」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
- 44ページの「政府は、清国を宗主国とする朝鮮の地位を一段低くした国交に改めようとして、1871年、清国との間で相互に平等な日清修好条規をむすんだ。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見14番)
- 44ページの「朝鮮とむすんでいた条約(己酉条約)を一方的にやぶった。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- 59ページの「タイトル「台湾征服戦争」(65ページ小見出し「下関条約と台湾征服戦争」、及び同ページ右上地図タイトル「日清戦争・台湾征服戦争」も同様)」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見19番)
- 70ページの「すでに韓国政府は皇帝の臨席する会議で条約案拒絶の結論を出していたが」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- 84ページの「地図中のカメルーンの塗色」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見26番)
- 107ページの「「枢軸国側の最大勢力範囲」における満州国の塗色」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見28番)
- 128ページの「アジア各地でも朝鮮人民革命軍や韓国光復軍・・・などが抗日運動を続けていた。」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- 147ページの「しかしオランダが独立を認めなかったため、1948年まで独立戦争が展開された」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- 171ページの「1971年、ニクソン大統領が中国を訪問し友好関係を樹立した。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見40番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-93:
合否の判定を留保することとした。
- 77ページの「「日清清掃と朝鮮・台湾」中、「国王を捕虜とし」」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- 86ページの「「魚釣り遊び」説明中の、「これに対して朝鮮は人間ではなく、魚として描かれ、具体的なイメージを欠いていたことがわかる。」」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
- 102ページの「南洋諸島は日本の領土として統治することが認められ、」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- 156ページの「「アジア諸国の独立」中の、マレーシアの独立年月」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- 調査意見16番について、指摘事項及び指摘事項を変更して検定意見を付すこととした。(検定意見20番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-96:
合否の判定を留保することとした。
- 10ページの「「身近なヨーロッパ」中の、ランドセル」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見5番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
【高等学校 日本史B】
23-77:
合否の判定を留保することとした。
- 8ページの「第三紀」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見8番)
- 175ページの「大正から昭和時代になると、満州に獲得した権益をめぐってアメリカと対立するようになった。アメリカは、門戸開放・機会均等のスローガンを掲げ、中国に対する植民地や権益獲得競争に加わり、日本との対立が深まった。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見87番)
- 181ページの「その史跡の一つである松下村塾は、木戸孝允・・・・ら多数の志士が育った私塾である。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見90番)
- 203ページの「9・・・「民法出デ、忠孝亡ブ」」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- 207ページの「コラム43 外国人が見た日本人の特性(全体)」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見97番)
- 256ページの「関東軍はソ連軍に多大な損害を与えたが、優勢な機械化部隊の前に苦戦し、停戦協定を結んだ。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見126番)
- 257-258ページの「しかし、中国の国民政府を支援し、強硬な対日姿勢をとるアメリカは、さらに一九三九年日米通商航海条約を延長しないと通告してきた。・・・日本は交渉を試みるが、受け入れられず、しだいに追い詰められていった。・・・アメリカは、昭和一五年(一九四〇)一月、日米通商航海条約が失効すると、対日輸出の全面禁止をほのめかし、日本に大きな譲歩を要求するようになった。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見127番)
- 調査意見131番について、検定意見としないこととした。
- 263ページの「戦艦大和も救援に向かった。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見141番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-79:
合否の判定を留保することとした。
- 8ページの「第三紀」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見5番)
- 155ページの「江戸幕府成立 文禄・慶長の役」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見10番)
- 382ページの「朝鮮民主主義人民共和国を侵略者として武力制裁することを決定した。」について、意見が出され、追加資料のとおり検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
【高等学校 世界史A】
23-128:
合否の判定を留保することとした。
- 35ページの「「東南アジアへの仏教・イスラーム教の伝播と現在の宗教分布」内のバリ島の着色」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見4番)
- 201ページの「ソ連もこの間に日本に宣戦して中国東北地方や樺太・千島に進撃した。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
- 202ページの「各種の専門機関を設置して」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見8番)
- 205ページの「国連安全保障理事会(安保理)は、この事態を北朝鮮の侵略行為とし、」について、意見が出され、追加資料のとおり検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- 236ページの「ASEAN首脳会議」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-129:
合否の判定を留保することとした。
- 188ページの「貧窮状態にあえでいた」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見31番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-130:
合否の判定を留保することとした。
- 18ページの「「北京の孔子廟」内の、進士(科学の最終合格者)」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見5番)
- 128ページの「朝鮮では強まる日本の影響に対し反発が増し、1897年には国号を朝鮮国から大韓民国(韓国)と改め、独立国であることを主張した。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見17番)
- 141ページの「アメリカ合衆国における家電製品の普及率」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見20番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-133:
合否の判定を留保することとした。
- 調査意見2番について、意見が出され、指摘事由を変更して検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。(検定意見2番)
- 76ページの「側注「主権国家」内、「明確な国境で囲まれ中央集権化された領土と、独立の主権をもった近代国家のこと。」」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見24番)
- 81ページの「囲み「歴史上の産物としての主権国家体制」内、「主権国家は明確に区切られた一定の『領土』・『国民』・『独立』の主権の三つをそなえるものとなっていった。」」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見25番)
- 189ページの「なお、1941年2月には日ソ中立条約がむすばれた。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見43番)
- 193ページの「国際政治裁判所(ICC)」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見48番)
- 201ページの「国連安全保障理事会は北を侵略者とし、」について、意見が出され、追加資料のとおり検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- 217ページの「写真「オバマ」内、「第45代大統領」」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見53番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-135:
合否の判定を留保することとした。
- 35ページの「図3「十字軍の遠征」中の、「東方植民」」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
- 174ページの「経済社会理事会の下にユネスコや世界保健機関(WHO)などの専門機関が設置された。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
- 180ページの「戦争を北の侵略行為とする決議案を採択した。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見15番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-137:
合否の判定を留保することとした。
- 40ページの「8世紀半ばに成立したアッバース朝では、非アラブ人のムスリムに課せられていた人頭税(ジズヤ)を免除し、全ムスリムの平等を実現した。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見4番)
- 41ページの「地図6「イスラームの広がり」内の、バリ島の着色」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
- 90ページの「地図6「ポーランド分割と中東欧の勢力」」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見18番)
- 116ページの「農奴は、西欧では13~16世紀にしだいに消滅したが、東欧ではその後も長く残った。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見25番)
- 185ページの「1971年、アメリカはついにドルを切り下げ、ドルと金の交換を停止した。これ以後、ドルの価値は急速に下落し(ドル危機)、」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- 185ページの「アメリカがヴェトナム戦争から撤退するために中国との関係改善をはかると、ソ連との敵対を強めていた中国はこれに応じ、71年には台湾の中華民国にかわっって国連の代表権を得た。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見42番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-141:
合否の判定を留保することとした。
- 90ページの「図1「16世紀なかごろのヨーロッパ」内、「イギリス王国」」について、意見が出され、検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- 186ページの「国連安全保障理事会はソ連代表が欠席のまま北朝鮮の行動を侵略と断定し、」について、追加資料のとおり検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- 198ページの「50年代末、ソ連は中国から技術者を引きあげて、原爆開発の援助をやめた。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見10番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-148:
合否の判定を留保することとした。
- 調査意見5番について、追加資料のとおり指摘事項及び指摘事由を変更して検定意見を付すこととした。(検定意見5番)
- 85ページの「「4マリア=テレジアとその子どもたち」中、「”啓蒙専制君主”の代表とされる」」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
- 121ページの「ランケが文書の厳密な解読(史料批判)による事実と各時代の個性の解明をめざして出発させた近代歴史学」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見17番)
- 調査意見23番について、検定意見としないこととした。
- 166ページの「朝鮮は”飢餓輸出”の状態となり、一部の地主を除き多くの中・小地主が没落した。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見25番)
- 調査意見26番については、検定意見としないこととした。
- 185ページの「1派遣は決定されたものの、その後、正式な手順が踏まれなかったため、国連では国連軍の派遣は今まで一度もないと表明している。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見29番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-152:
合否の判定を留保することとした。
- 調査意見4番について、検定意見としないこととした。
- 58ページの「「ヨーロッパ中世の都市」中、「ハンザ同盟は、12世紀から13世紀にかけて北海やバルト海の商業圏を支配した」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
- 83ページの「図「16世紀から17世紀初頭のユーラシア」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見10番)
- 123ページの「日本は、日清戦争以来すすめてきた朝鮮の植民地化を」について、検定意見を付すこととした。(検定意見16番)
- 158ページの「付属の専門機関として・・・などがおかれた。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見23番)
- 163ページの「国連安全保障理事会は北を侵略者として」について、意見が出され、追加資料のとおり検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
【高等学校 世界史B】
23-131:
合否の判定を留保することとした。
- 調査意見1番について、検定意見としないこととした。
- 104ページの「イスラーム教徒であれば、アラブ人以外でも人頭税が課せられず」について、意見が出され、追加資料のとおり検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- 調査意見8番について、意見が出され、指摘事項を変更して検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- 366ページの「イギリス・中国・オランダとともに「ABCDライン」を形成して対抗した。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
- 372ページの「さらに国際連合には、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)や、国際労働機関(ILO)・世界保健機関(WHO)などさまざまな分野で多面的な活動をおこなう専門機関や、ユニセフ・・・が設置された。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
- 379ページの「国連安全保障理事会(安保理)は共和国軍の行動を侵略と認め、」について、追加資料のとおり検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-136:
合否の判定を留保することとした。
- 17ページの「幕府は「朝鮮王国」との対等な地位を示す「日本国王」の称号を拒否し、朝鮮王国を通して将軍の代替わりごとに送られた明・清の冊封使を「朝鮮通信使」という慶賀の使節として受けいれた。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見2番)
- 328ページの「これにより、日本の征韓論は挫折して大きく後退した。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見34番)
- 331ページの「1910年、列強の支持のもと、日本は形式的に大韓帝国の指示を得たように表現しながら、韓国併合を断行し、」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見36番)
- 375ページの「合衆国の復興政策は、国連の下部機関・・・などによって実施された。国際連合の下部機関である国際通貨基金(IMF)や国際復興開発銀行(IBRD、のちに世界銀行)の設立によって、」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見41番)
- 382ページの「しかし、59年には核兵器開発をめぐる対立からソ連顧問団が引きあげるなど」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見43番)
- 382ページの「国連安保理は・・・北側の侵略と断定して」について、追加資料のとおり検定意見を付すかどうか後日部会長に確認することとした。
- 382ページの「図「朝鮮戦争」」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見44番)
- 401ページの「国内政治体制の改革と対外開放政策を実施した(改革・開放政策)。」について、追加資料のとおり指摘事項を変更して検定意見を付すこととした。(検定意見46番)
- 調査意見41番について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見48番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-149:
合否の判定を留保することとした。
- 83ページの「4「東南アジアのイスラーム化」中の、バリ島の着色」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見11番)
- 126ページの「薩摩藩が琉球および琉球経由の対清貿易を行う琉球口・・・が開かれていた(四つの口)」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見17番)
- 271ページの「1「国連憲章の調印」中、「前文で、『国際平和』と『共同の利益』のための武力行使がうたわれた」」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見34番)
- 調査意見33番について、追加資料のとおり指摘事項及び指摘事由を変更して検定意見を付すこととした。(検定意見36番)
- 299ページの「1992年のマーストリヒト条約でECは発展解消し」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見40番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-153:
合否の判定を留保することとした。
- 115ページの「この大征服はジハードとともよばれたが、」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見16番)
- 123ページの「西サハラのベルベル人の間では、11世紀なかば、スーフィー(イスラーム神秘主義修道者)による宗教運動がおこり、ムラービト朝が成立した。・・・スーフィーの活動を基礎にベルベル人のムワッヒド朝がおこり、ムラービト朝を滅ぼした。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見17番)
- 210ページの「イヴァン4世(雷帝)がロシア正教会の総主教を兼ねる」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見28番)
- 372ページの「国際連合付属の専門機関としては、国際労働機関(ILO)・国連教育科学文化機関(ユネスコ)・世界保健機関(WHO)などもおかれた。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見50番)
- 401ページの「1947年には全面的な国共内線がはじまった。」について、追加資料のとおり検定意見を付すこととした。(検定意見52番)
- 402ページの「国連安全保障理事会は、ソ連代表欠席のまま、北朝鮮を侵略者と非難し、」について、意見が出され、追加資料のとおり検定意見を付すかどうか後日部会長が確認することとした。
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
また、会議後に検定意見についての検討が生じた場合は、教科書調査官の案について部会長が確認し、決定することとした。
なお、後日部会長に確認するとした点については、11月18日に部会長が内容を確認した結果、下記のとおりとすることとした。
【高等学校 日本史A】
23-80:
- 19ページの「朝鮮通信使の来日は、1816年の対馬への使節来訪をもって集結した。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
- 44ページの「朝鮮とむすんでいた条約(己酉条約)を一方的にやぶった。」について、意見が出され、検定意見を付すこととした。(検定意見15番)
- 70ページの「すでに韓国政府は皇帝の臨席する会議で条約案拒絶の結論を出していたが」について、検定意見を付すこととした。(検定意見23番)
- 128ページの「アジア各地でも朝鮮人民革命軍や韓国光復軍・・・などが抗日運動を続けていた。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見34番)
- 147ページの「しかしオランダが独立を認めなかったため、1948年まで独立戦争が展開された」について、検定意見を付すこととした。(検定意見38番)
22-93:
- 77ページの「「日清清掃と朝鮮・台湾」中、「国王を捕虜とし」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見9番)
- 102ページの「南洋諸島は日本の領土として統治することが認められ、」について、検定意見を付すこととした。(検定意見15番)
- 156ページの「「アジア諸国の独立」中の、マレーシアの独立年月」について、検定意見を付すこととした。(検定意見17番)
【高等学校 日本史B】
23-77:
- 203ページの「9・・・「民法出デ、忠孝亡ブ」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見94番)
23-79:
- 382ページの「朝鮮民主主義人民共和国を侵略者として武力制裁することを決定した。」について、検定意見としないこととした。
【高等学校 世界史A】
23-128:
- 205ページの「国連安全保障理事会(安保理)は、この事態を北朝鮮の侵略行為とし、」について、検定意見としないこととした。
- 236ページの「ASEAN首脳会議」について、検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
23-133:
- 調査意見2番について、指摘事由を変更して検定意見を付すこととした。(検定意見2番)
- 201ページの「国連安全保障理事会は北を侵略者とし、」について、検定意見としないこととした。
23-137:
- 185ページの「1971年、アメリカはついにドルを切り下げ、ドルと金の交換を停止した。これ以後、ドルの価値は急速に下落し(ドル危機)、」について、検定意見を付すこととした。(検定意見41番)
23-141:
- 90ページの「図1「16世紀なかごろのヨーロッパ」内、「イギリス王国」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見4番)
- 186ページの「国連安全保障理事会はソ連代表が欠席のまま北朝鮮の行動を侵略と断定し、」について、検定意見としないこととした。
【高等学校 世界史B】
23-131:
- 104ページの「イスラーム教徒であれば、アラブ人以外でも人頭税が課せられず」について、検定意見としないこととした。
- 調査意見8番について、指摘事項を変更して検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
- 379ページの「国連安全保障理事会(安保理)は共和国軍の行動を侵略と認め、」について、検定意見としないこととした。
23-136:
- 382ページの「国連安保理は・・・北側の侵略と断定して」について、検定意見としないこととした。
23-153:
- 402ページの「国連安全保障理事会は、ソ連代表欠席のまま、北朝鮮を侵略者と非難し、」について、検定意見としないこととした。
2.検定済教科書における東日本大震災及び原子力発電所の事故に関する訂正申請の状況について教科書調査官から報告があった。
(以上)