教科用図書検定調査審議会 平成21年度第2部会小学校小委員会(第2回) 議事要旨

1.日時

平成21年10月19日(月曜日) 13時30分~19時35分

2.場所

中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎)3階 3F2特別会議室

3.議題

  1. 申請図書の審査(21-78、21-80、21-85、21-87、21-89、21-79、21-81、21-86、21-88、21-90)
  2. その他

4.出席者

委員

揚村委員、上山委員、川勝委員、神山委員、倉島委員、小室委員、杉本委員、硲委員

文部科学省

照沼主任教科書調査官、松井主任教科書調査官、室井主任教科書調査官、青山教科書調査官、卜部教科書調査官、遠藤教科書調査官、高橋(秀)教科書調査官、高橋(洋)教科書調査官、正野教科書調査官、三谷教科書調査官、村瀬教科書調査官、門間教科書調査官、矢吹教科書調査官、森教科書課長、早川教科書企画官、金澤教科書検定調整専門官 他

5.議事要旨

1.平成23年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。

【小学校 社会5学年】

21-78:

    合否の判定を留保することが適当とした。

  • 152頁上段の「日本と世界の国々との貿易」の地図中、カナダの円グラフの位置が不適切ではないかという意見があり、後日小委員長が確認することとした。
  • その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

21-80:

    合否の判定を留保することが適当とした。

  • 下巻64頁の「食を考えよう」について、本文では水の問題を取り上げているが問題はないかという意見があり、後日小委員長が確認することとした。
  • 下巻52頁の「火山が多い日本では、毎年地震が起きています。」という記述について、火山と地震を直接的に関連付けており誤解を生じるのではないかという意見があり、後日小委員長が確認することとした。
  • その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

21-85:

    合否の判定を留保することが適当とした。

  • 下巻42頁の地図について、タイを示す引き出し線の位置が誤りではないかという意見があり、後日小委員長が確認することとした。
  • 上巻55頁の地図中のグラフについて、宮古市が実際にどこにあるのかがわからないのではないかという意見があり、後日小委員長が確認することとした。
  • 下巻76頁の新聞記事について、特定の企業についてマイナスイメージとなるのではないかという意見があり、後日小委員長が確認することとした。
  • その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

21-87:

    合否の判定を留保することが適当とした。

  • 上巻2頁の世界の陸地と海の模式図について、面積比のバランスが悪く誤解を生じるのではないかという意見があり、後日小委員長が確認することとした。
  • その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

21-89:

    合否の判定を留保することが適当とした。

  • 下巻66頁の4つのイラストについて、説明が不足しており理解しがたいのではないかという意見があり、後日小委員長が確認することとした。
  • その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

【小学校 社会6学年】

21-79:

    合否の判定を留保することが適当とした。

  • 22頁側注の「青銅器」が「銅やすずなどの金属でつくられた道具」とするのは、青銅器の材料について誤解するのではないかという意見があり、後日小委員長が確認することとした。
  • 100頁の年表について、吉田松陰が「松下村塾を開く」という記述は不正確ではないのかという意見があり、後日小委員長が確認することとした。
  • その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

21-81:

    合否の判定を留保することが適当とした。

  • 下巻46頁の中国の地図について、47頁に万里の長城の記載があるのに地図中に示されていないが問題はないか、という意見があり、後日小委員長が確認することとした。
  • その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

21-86:

    合否の判定を留保することが適当とした。

    また、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

21-88:

    合否の判定を留保することが適当とした。

  • 上巻24頁の地図について、陸地部分全体を海岸「線」と示しており、理解し難いのではないかという意見があり、後日小委員長が確認することとした。
  • その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

    21-90:

    合否の判定を留保することが適当とした。

  • 上巻80頁について、江戸時代の記述において初めて「古事記」が出てくるが、記述の位置は問題ないかという意見があり、後日小委員長が確認することとした
  • その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることが適当とした。

 

  表紙については、いずれの申請図書についても検定意見を付さないことが適当とした。

 

  また、会議後に第2部会に上程する調査意見について検討の必要が生じた場合は、教科書調査官の案について小委員長が確認し、決定することとした。

 

    これに関連し、後日小委員長に確認するとした点及び下記の箇所については、10月23日までに小委員長が内容を確認した結果、下記の通りとすることが適当とした。

 

21-78:

  • 152頁上段の「日本と世界の国々との貿易」の地図中、カナダの円グラフについては、検定意見を付すことが適当とした。

21-79:

  • 22頁側注の「青銅器」の記述については、検定意見を付すことが適当とした。
  • 100頁の年表について、検定意見としないことが適当とした。

21-80:

  • 下巻65頁中央のグラフ中「 l 」の単位表記について、表記の基準によっていないことから、検定意見を付すことが適当とした。
  • 下巻64頁の「食を考えよう」について、検定意見としないことが適当とした。
  • 下巻52頁の「火山が多い日本では、毎年地震が起きています。」について、検定意見としないことが適当とした。

21-81:

  • 下巻46頁の中国の地図について、検定意見としないことが適当とした。

21-85:

  • 下巻95頁の右グラフ中「 mg/l 」、同100頁の左グラフ中「 l 」の単位表記について、表記の基準によっていないことから、検定意見を付すことが適当とした。
  • 下巻42頁の地図のタイを示す引き出し線について、検定意見を付すことが適当とした。
  • 上巻55頁の地図中のグラフについて、検定意見としないことが適当とした。
  • 下巻76頁の新聞記事について、検定意見としないことが適当とした。

21-87:

  • 上巻94頁左のグラフ中「 l 」の単位表記について、表記の基準によっていないことから、検定意見を付すことが適当とした。
  • 上巻2頁の世界の陸地と海の模式図について、検定意見としないことが適当とした。

21-88:

  • 上巻24頁の地図の「海岸線」の記述について、検定意見を付すことが適当とした。

21-89:

  • 下巻42頁の円グラフ中「 kl 」及び「 l 」の単位表記について、表記の基準によっていないことから、検定意見を付すことが適当とした。
  • 下巻66頁の4つのイラストについて、検定意見としないことが適当とした。

21-90:

  • 上巻80頁の古事記の記述について、検定意見としないことが適当とした。 

(以上)

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