教科用図書検定調査審議会 令和2年度第1部会国語小委員会(第2回) 議事要旨

1.日時

令和2年10月2日(金曜日) 10時30分~18時10分

2.場所

中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎) 5階 5F3会議室

3.議題

  1. 申請図書の審査
  2. その他

4.出席者

委員

小方委員,大池委員,梅林委員,小野委員,菅委員,新飯田委員,福田委員,川端委員,佐伯委員
 

文部科学省

加藤主任教科書調査官,小原主任教科書調査官,林教科書調査官,田中教科書調査官,平藤教科書調査官,山本課長補佐 ほか

5.議事要旨

1.令和4年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について,審議を行った。(なお,下記の教科書番号(検定合格した図書に付される番号)及び申請者名は,参考までに記載しているものであり,実際の審議の際は,申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。)




【高等学校 国語 現代の国語】

  ○受理番号102-49(教科書番号 712):(筑摩書房)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 18)
    ・187ページの「(言語活動②)「瓦解」のように、一見意外な組み合わせに見える漢字を使って、独自の二字熟語を作ってみよう。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見16番)
    ・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  ○受理番号102-59(教科書番号 708):(数研出版)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 8)
    ・160ページの「(関連書籍 本庶佑『ゲノムが語る生命像』の図版)BLUE BACKS」について,検定意見を付すこととした。(検定意見5番)
    ・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  ○受理番号102-60(教科書番号 709):(数研出版)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 12)
    ・143ページの「(関連書籍 本庶佑『ゲノムが語る生命像』の図版)BLUE BACKS」について,検定意見を付すこととした。(検定意見9番)
    ・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  ○受理番号102-61(教科書番号 710):(数研出版)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 12)
    ・調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

【高等学校 国語 言語文化】

  ○受理番号102-67(教科書番号 713):(第一学習社)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 4)
    ・調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  ○受理番号102-68(教科書番号 714):(第一学習社)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 3)
    ・調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  ○受理番号102-69(教科書番号 715):(第一学習社)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 3)
    ・調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  ○受理番号102-70(教科書番号 716):(第一学習社)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 4)
    ・調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  ○受理番号102-74(教科書番号 703):(三省堂)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 29)
    ・12ページの「漢字の草書体から平仮名が生み出された。これによって日本固有の言葉である大和言葉を書き記すことが可能になった。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見1番)
    ・108ページの「現代を生きる我々も敬語を用いている。基本的にはその用法と大きく異なるものではないが、身分社会が確立している古典の世界では、現代よりもはるかに厳格に敬語が使い分けられている。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見10番)
    ・108ページの「古典は主語を記さないから難しいという声をよく聞く。なぜ主語が記されないのか。敬語を使用すれば、その動作主を示したことにもなるのだから、わざわざ明記する必要がなかったのである。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見11番)
    ・121ページの「江戸時代までの暦は、月の満ち欠けを基本とする太陰太陽暦である。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
    ・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  ○受理番号102-75(教科書番号 704):(三省堂)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 28)
    ・135ページの「これに対して、三人称の語り手による物語である「オムライス」では、…それに寄り添った描写をしていくことができる。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見14番)
    ・153ページの「ここで、父は娘に「給ふ」「おぼす」と敬語で話しかけているが、当時としては珍しいことではなかった。」について,検定意見を付すこととした。(検定意見19番)
・234ページの「(ブックガイド・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』) 篇」について,検定意見を付すこととした。(検定意見25番)
    ・その他の箇所については,調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  ○受理番号102-82(教科書番号 717):(桐原書店)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 5)
    ・調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

 




(以上)
 

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初等中等教育局教科書課