教科用図書検定調査審議会 平成24年度第1部会国語小委員会(第4回) 議事要旨

1.日時

平成24年10月26日(金曜日)10時30分~16時00分

2.場所

中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎)7階 7F1会議室

3.議題

  1. 申請図書の審査(24-80、24-81、24-85、24-86、24-150、24-153、24-148、24-149、24-151、24-152)

4.出席者

委員

濱口委員、飯田委員、田中委員、寺島委員、橋本喜一委員、松村委員、湯浅委員

文部科学省

田中主任教科書調査官、小原教科書調査官、加藤教科書調査官、林教科書調査官、山下教科書調査官、大西教科書企画官、古川課長補佐 ほか

5.議事要旨

1.平成26年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。

 

【高等学校 国語 現代文B】
 24-80:
    合否の判定を留保することとした。
    ・調査意見3番について、意見が出され、指摘事項及び指摘事由を変更することとした。(検定意見3番)
    ・48ページの「(「視点」欄)トーストは絵画である、そのことで、どのように芸術への視野が伸びていくか。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見5番)
    ・96ページの「(「視点」欄)加藤周一の人と仕事とは、苛酷な経験の連続であった二十世紀全体を覆う。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見8番)
    ・185ページの「明治の年号と共に生きた漱石は」について、検定意見を付すこととした。(検定意見10番)
    ・226ページの「n「<生まれたら>の歌について」について、検定意見を付すこととした。(検定意見11番)
    ・226ページの「b感情を直接に表現することばだけで成立している歌は」について、検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
    ・282ページの「(「視点」欄)魯迅の答えはここにある。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
    ・413ページの「(「視点」欄)鞄一つの紙幣」について、検定意見を付すこととした。(検定意見14番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 24-81:
    合否の判定を留保することとした。
    ・89ページの「五・七・五・七・七の音韻からなる短歌」について、検定意見を付すこととした。(検定意見1番)
    ・265ページの「第一波(十八―二十世紀初頭)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見4番)
    ・297ページの「だが、支配される側のことばを母語とした人々も、……ピジン語……クレオール語など、……生みだしてきた。現代の作家たちの中にも、自分の母語ではないことばで書く人たちがいる。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 24-85:
    合否の判定を留保することとした。
    ・折込みの「(近現代文学史年表「評論・随筆」一九四六)第二芸術論」について、検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 24-86:
    合否の判定を留保することとした。
    ・折込みの「(近現代文学史年表「評論・随筆」一九四六)第二芸術論」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

【高等学校 国語 古典A】
 24-150:
    合否の判定を留保することとした。
    ・38ページの「学問の家柄の多くは、律令制のもとでは下級官人にすぎなかった。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見2番)
    ・80ページの「マル2花山院 九六六―一〇〇八」について、教科書調査官から申し出があり、審査の結果、検定意見を付すこととした。(検定意見3番)
    ・102ページの「「春立つ心」の題」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
    ・145ページの「マル2キリシタン …彼らが日本語に習熟するために使用した、当時の日本語とその意味をローマ字表記に置きかえた辞書が現存する。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見8番)
    ・146ページの「マル5イソップ物語 …日本には、キリスト教の宣教師や信者が翻訳して『伊曽保物語』の名で紹介された。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見9番)
    ・147ページの「1「小竹の葉は」の歌を発音記号で表記したものを」について、検定意見を付すこととした。(検定意見10番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 24-153:
    合否の判定を留保することとした。
    ・調査意見4番について、意見が出され、指摘事項を変更することとした。(検定意見4番)
    ・186ページの「1上 漢王劉邦を指す。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見5番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

【高等学校 国語 古典B】
 24-148:
    合否の判定を留保することとした。
    ・上巻194ページの「2花山院 九六六―一〇〇八」について、検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
    ・調査意見8番について、意見が出され、指摘事項を変更することとした。(検定意見9番)
    下巻の136ページの「47庭 ここは、秦の宮廷。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 24-149:
    合否の判定を留保することとした。
    ・調査意見4番について、教科書調査官から申出があり、審査の結果、指摘事項を変更することとした。(検定意見4番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 24-151:
    合否の判定を留保することとした。
    ・調査意見5番について、意見が出され、指摘事項を変更することとした。(検定意見5番)
    ・164ページの「「返景(へんえい)」の「景(えい)」。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
    ・191ページの「典冠者見君之寒也。故加~。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
 24-152:
    合否の判定を留保することとした。
    ・調査意見5番について、意見が出され、指摘事項を変更することとした。(検定意見5番)
    ・調査意見10番について、意見が出され、指摘事項を変更することとした。(検定意見10番)
    ・下巻21ページの「「返景(へんえい)」の「景(えい)」。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見11番)
    ・57ページの「典冠者見君之寒也。故加~。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
    ・130ページの「和漢朗詠集 朗詠に適した和漢の漢詩文の佳句および和歌を朗詠題別に集めたもの。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見14番)
    ・169ページの「得 レ 不…乎(171ページ上段「未 レ 若…」も同)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見15番)
    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

   

 (以上)

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