教科用図書検定調査審議会 平成23年度第1部会国語小委員会(第1回) 議事要旨
1.日時
平成23年9月16日(金曜日)10時30分~16時00分
2.場所
中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省庁舎)13階13F1会議室
3.議題
- 申請図書の審査について
- その他
4.出席者
委員
濱口委員、橋本委員、田中委員、長谷川委員、湯浅委員
文部科学省
田中主任教科書調査官、小原教科書調査官、加藤教科書調査官、林教科書調査官、山下教科書調査官、井上教科書企画官、古川課長補佐 他
5.議事要旨
1.平成25年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。
23-8:
合否の判定を留保することとした。
- 下巻26ページの「七百二十余の説話が、神祇・釈教・政道忠臣から飲食・草木・魚虫禽獣など三十編に分類されて収められている。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見5番)
- 下巻81ページの「後鳥羽上皇の院宣により、源通具・藤原有家・藤原定家・藤原家隆・藤原雅経・寂蓮法師らが撰進し、」について、検定意見を付すこととした。(検定意見8番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-9:
合否の判定を留保することとした。
- 291ページの「後鳥羽上皇の院宣により、源通具・藤原有家・藤原定家・藤原家隆・藤原雅経・寂蓮法師らが撰進し、」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-12:
合否の判定を留保することとした。
- 上巻65ページの「「ことばの構造やしくみが違えば、認識される対象も当然ある程度変化せざるを得ない」ということについて、日本語と英語の単語を比較し、どのように変化しているかを調べてみよう。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見2番)
- 上巻81ページの「日本語における特徴的な表現を探し、なぜ日本語にはそのような表現があるのか、そのような表現を使用する日本人の特性はどのようなものか、日本の文化はどのようなものかなどを調べてみよう。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見4番)
- 上巻87ページの「筆者は、会話の中で「対面するひと」を「固有名詞で呼びかけずにはいられない」と述べ、「相手のひとにも、名を呼んでほしい」と希望したりもする。それは、人の名前、あるいは固有名詞がどのような働きを持つ言葉だからか。考えてみよう。」について、検定意見を付すこととした。
- 上巻224ページの「理解、納得を広げていこう。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見8番)
- 上巻228ページの「下にあげたものは、環境問題に関するプレゼンテーションの資料である。この資料に加えてどのような発表の方法が考えられるか。話し合ってみよう。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見9番)
- 下巻105ページの「用ヒン(110ページ6行目の「用ヒラレ」も同。)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見15番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-13:
合否の判定を留保することとした。
- 129ページの「「ことばの構造やしくみが違えば、認識される対象も当然ある程度変化せざるを得ない」ということについて、日本語と英語の単語を比較し、どのように変化しているかを調べてみよう。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見2番)
- 200ページの「理解、納得を広げていこう。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
- 204ページの「下にあげたものは、環境問題に関するプレゼンテーションの資料である。この資料に加えてどのような発表の方法が考えられるか。話し合ってみよう。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
- 293ページの「用ヒン(298ページ6行目の「用ヒラレ」も同。)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-20:
合否の判定を留保することとした。
- 59ページの「接続語や指示語を用いることで、文章を簡潔に、分かりやすくすることができる。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見4番)
- 167ページの「江戸時代末期にはケチャップを「かけ汁」と訳している例があり、外国の言葉の捉え方の違いが分かる。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-21:
合否の判定を留保することとした。
- 上巻55ページの「接続語や指示語を用いることで、文章を簡潔に、分かりやすくすることができる。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見4番)
- 上巻171ページの「江戸時代末期にはケチャップを「かけ汁」と訳している例があり、外国の言葉の捉え方の違いが分かる。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-31:
合否の判定を留保することとした。
- 下巻70ページの「新古今和歌集…撰者は…後鳥羽院も撰者として加わった。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-32:
合否の判定を留保することとした。
- 270ページの「新古今和歌集…撰者は…後鳥羽院も撰者として加わった。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
- 272ページの「駒とめて袖うちはらふ陰もなし佐野のわたりの雪の夕暮れ」について、検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
23-33:
合否の判定を留保することとした。
- 246ページの「新古今和歌集 後鳥羽上皇が藤原定家ら六名に選ばせたもので、」について、検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
- 270ページの「6末…」について、検定意見を付すこととした。(検定意見8番)
- その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
(以上)