教科用図書検定調査審議会 平成22年度第1部会国語小委員会(第2回) 議事要旨

1.日時

平成22年10月8日(金曜日)10時30分~16時00分

2.場所

中央合同庁舎7号館 6階 6F2会議室

3.議題

  1. 申請図書の審査について(22-42、22-50、22-56、22-58、22-59、22-64、22-65)
  2. その他

4.出席者

委員

飯田委員、田中委員、寺島委員、橋本委員、長谷川委員、濱口委員、松村委員

文部科学省

小原教科書調査官、加藤(幸)教科書調査官、田中(大)教科書調査官、林教科書調査官、山下教科書調査官、佐々木課長補佐 他

5.議事要旨

1.  平成24年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。

 

【中学校 国語】

  22-58:

    合否の判定を留保することとした。

  ・上巻折込みの「一六九四頃…おくのほそ道」について、検定意見を付すこととした。(検定意見1番)

  ・上巻13頁の「「ゑいもせす」の「い」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見2番)

  ・上巻83頁の「〔著書〕『太宰治全集』」について、検定意見を付すこととした。(検定意見8番)

  ・上巻95頁の「例……安否」について、検定意見を付すこととした。(「縮小」も同様)(検定意見9番)

  ・上巻129頁の「・このバス、美術館前には止まりません。ふつうに言うときには、……尻上がりに言うと相手に質問する文になります。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見11番)

  ・上巻144頁の「「お花」「ご用心」などのように、言葉遣いが乱暴にならないようにするための言葉を敬語に入れることもあります。これを美化語といいます。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見12番)

  ・上巻192頁の「二つ以上の単語が組み合わさって一つの単語になるとき、もともとのアクセントが変化することがあります。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見17番)

  ・上巻321頁の「「を(O)の( )」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見20番)

  ・上巻321頁の「「を《WO》の《 》」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見21番)

  ・下巻16頁の「「啄木鳥や落葉をいそぐ牧の日々」の「日々」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見24番)

  ・下巻80頁の「ICレコーダーの「OLYMPUS」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見26番)

    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  22-64:

    合否の判定を留保することとした。

  ・調査意見26番について、検定意見としないこととした。

  ・59頁の「字の一部分が音を、他の部分が意味を表すようにして作られた文字。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見9番)

  ・59頁の「転注はすでにある漢字に別の意味を持たせる用法で、例えば、「楽天」「安楽」の「ラク」という音があげられます。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見10番)

  ・72頁の「おほへる の「へ」(73頁11行目の「言ひ」の「ひ」及び260頁上段8行目「紅」のルビの「ゐ」も同)」について、指摘事項を変更することとした。(検定意見12番)

  ・162頁の「マル1が付されている箇所」について、検定意見を付すこととした。(検定意見26番)

  ・207頁の「本州の東側と西側で、全く違う言葉が「梅雨」の意味で使われています。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見30番)

  ・208頁の「共通語は、関東地方でもともと使われていた方言に、近畿地方の方言の要素が加わってできた言葉だといわれています。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見31番) 

  ・295頁の「「你好」の「你(四画目の終わりがはねていない)」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見34番)

    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  22-42:

    合否の判定を留保することとした。

  ・12頁(12目次)の「この教科書は、第一に、時代が要請するこうした学力問題を解決しようとして編集しました。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見2番)

  ・18頁の「延世大学」について、検定意見を付すこととした。(検定意見3番)

  ・122頁の「改定常用漢字表」について、検定意見を付すこととした。(123頁も同様)(検定意見11番)

  ・188頁の「一 拍」について、検定意見を付すこととした。(検定意見18番)

  ・246、247頁の「日本の地名「邪馬台」(ヤマト)・官職名「卑奴母離」(ヒナモリ)・人名「卑弥呼」(ヒミコ)等が見えますが、これらの和語は、今日の日本語と同様の音節構造を持っています。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見25番)

  ・247頁の「漢語は、数世紀もの時間をかけて、日本語に浸透した結果、日本語の形を変えるほどの影響を与えてきました。とはいえ、その他の言語も、日本語に取り入れられてきました。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見26番)

    その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  22-50:

    合否の判定を留保することとした。

  ・246頁の「マル1「ない」で終わる形容詞」について、検定意見を付すこととした。(検定意見18番)

  ・282頁の「フローチャートの図」について、検定意見を付すこととした。(検定意見23番)

    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  22-56:

    合否の判定を留保することとした。

  ・99頁の「レモンをお金にかえる方法」について、検定意見を付すこととした。(検定意見3番)

  ・148頁の「式子内親王 ?-一二○一」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)

    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  22-59:

    合否の判定を留保することとした。

  ・上巻26頁の「おしゃか様の胸毛の形をめでたいしるしとしたことによる……基づいた形だともいわれています。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見2番)

  ・上巻265頁の「「を(O)」の( )」について、検定意見を付すこととした。(検定意見12番)

  ・上巻265頁の「「を《WO》」の《 》」について、検定意見を付すこととした。(検定意見13番)

    ・上巻277頁の「一六九四頃 おくのほそ道」について、検定意見を付すこととした。(検定意見14番)

    ・下巻10頁の「「かなの誕生」の説明と写真」について、検定意見を付すこととした。(検定意見17番)

  ・下巻12頁の「和歌短冊の原文と翻刻」について、検定意見を付すこととした。(検定意見18番)

  ・下巻13頁の「イワシ雲の写真」について、検定意見を付すこととした。(検定意見19番)

    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

  22-65:

    合否の判定を留保することとした。

    ・調査意見15番について、検定意見としないこととした。

  ・71頁の「六人が一二〇五年に撰進した。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見5番)

  ・77頁の「「深・心・金・簪」は、すべて同じ「in」の音をもつ字です。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見7番)

    ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

 

(以上)

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文部科学省初等中等教育局教科書課