平成22年9月17日(金曜日)10時40分~16時30分
中央合同庁舎7号館(旧文部省庁舎)2階 第2会議室
田中委員、寺島委員、橋本委員、長谷川委員、濱口委員、松村委員、湯浅委員
小原教科書調査官、加藤(幸)教科書調査官、田中(大)教科書調査官、林教科書調査官、山下教科書調査官、早川教科書企画官、佐々木課長補佐 他
1.濱口委員が小委員長に選任され、濱口小委員長より、橋本委員が小委員長代理に指名された。
2.平成24年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を行った。
【中学校 国語】
22-40:
合否の判定を留保することとした。
・4頁の「<考えてみよう>の「また、なぜそう思ったのだろう」」について検定意見を付すこととした。(検定意見2番)
・12頁の「この教科書は、第一に、時代が要請するこうした学力問題を解決しようとして編集しました。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見3番)
・60頁の「ぼくはしる。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見8番)
・114頁の「「隷書」は、これらの書体を筆記しやすく簡単にしたもの。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
・186頁の「さらに、同じ形が漢字によって部首(義符)であったり、声符であったりすることがある。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見14番)
・194頁の「吉田兼好 鎌倉時代(一一九二~一三三三)末の歌人」について、検定意見を付すこととした。(検定意見15番)
・194頁の「吉田兼好……随筆家」について、検定意見を付すこととした。(検定意見16番)
・223頁の「「与矛」の訓点」について、検定意見を付すこととした。(検定意見19番)
・223頁の「「於」の訓点」について、検定意見を付すこととした。(検定意見20番)
・295頁の「4ア賣→売 イ讀→□」について、検定意見を付すこととした。(検定意見30番)
・339頁の「伝え合うためには、みんなが共通のきまりに基づいて言葉を使っていく必要があります。そのきまりが文法です。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見32番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
22-48:
合否の判定を留保することとした。
・25頁の「長音……「う」「お」「ー」など」について、検定意見を付すこととした。(検定意見1番)
・25頁の「「とり」「さくら」「うめ」「きつね」「にほんご」のように、音の下がり目のない語の割合が多いことが、日本語のアクセントの特徴の一つである。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見2番)
・55頁の「1文節 文を読むときに、不自然にならない程度に短く区切った単位。(239頁6行目~9行目も同)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見3番)
・278頁の「フローチャートの図」について、検定意見を付すこととした。(検定意見22番)
・調査意見22番について、意見が出され、検定意見としないこととした。
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
22-54:
合否の判定を留保することとした。
・33頁の「●相手によって、使う言葉を選ぶことができる。→方言と共通語、くだけた言葉と敬語など。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見1番)
・147頁の「--線を付けた「は・ひ・ふ・へ・ほ」について、古くはその仮名のとおり「ハ・ヒ・フ・ヘ・ホ」と発音されていた。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見7番)
その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
22-57:
合否の判定を留保することとした。
・上巻折込みの「一六九四頃…おくのほそ道」について、検定意見を付すこととした。(検定意見1番)
・上巻22頁の「兼好法師……鎌倉時代末期に活躍した歌人」について、検定意見を付すこととした。(検定意見3番)
・上巻104頁の「「おもいやり」を、「思いやり」という一つの言葉のまとまりとして考えるか、「重い」+「やり」という二つの言葉のまとまりとして考えるかによって、意味が変わってきます。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見8番)
・上巻121頁「●濁音(ガ・ザ・ダ・バ行)…… ●長音(のばす音。「う」「お」「ー」などと書く。)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見9番)
・上巻181頁「[著書]『蜘蛛の糸・杜子春』(『羅生門・鼻』も同)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見11番)
・上巻318頁の「「を(O)」の( )」について、検定意見を付すこととした。(検定意見19番)
・上巻318頁の「「を《WO》」の《 》」について、検定意見を付すこととした。(検定意見20番)
・下巻35頁の「「軽舟己に過ぐ」の「己」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見23番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
22-63:
合否の判定を留保することとした。
・46頁の「詩集に……『草野心平全集』などがある。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見8番)
・199頁の「日本語の音節は……次のようなものもある。マル1濁音……。マル2半濁音……。マル3拗音……。マル4促音……。マル5撥音……。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見22番)
・199頁「図中の「サ」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見23番)
・200頁の「前の図を見て、その理由を考えてみましょう。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見24番)
・286頁の「「見開きページの各部名称」を示している図」について、検定意見を付すこととした。(検定意見29番)
・296頁の「「季節」の「節(竹かんむりの左下が、「良」という字になっている)」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見30番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
22-41:
合否の判定を留保することとした。
・12頁の「この教科書は、第一に、時代が要請するこうした学力問題を解決しようとして編集しました。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見2番)
・26、27頁の「石川 姉が言ってたけど…石川 でも、天気が悪かったらどうするの。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見3番)
・31頁の「中国語の音のまま日本語に取り入れられました。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見5番)
・35頁の「屋…会意(尸+室)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
・229頁の「之 語調を整える文字」について、検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
・308頁から310頁の「マル1絵を見て考える 前のページのマル1からマル15はすべて手紙(封書やはがき)ですが、それぞれどんな時に、だれに向けて書かれたものかを考えて、友達の考えと比べてみましょう。」について、検定意見を付すこととした。(検定意見21番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
22-49:
合否の判定を留保することとした。
・92頁の「1兼好法師……「鎌倉時代末期の歌人」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見5番)
・175頁の「長い間文字を持たず、話し言葉であり続けた日本語が、中国の漢字を借りて記録を始めたのは奈良時代。」について、指摘事由を変更することとした。(検定意見11番)
・284頁の「フローチャートの図」について、検定意見を付すこととした。(検定意見21番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
22-55:
合否の判定を留保することとした。
・86頁の「マル3幸田露伴 中国哲学者」について、検定意見を付すこととした。(検定意見8番)
・205頁の「○は次にくる音 および「旗」の例示」について、検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
(以上)
文部科学省初等中等教育局教科書課