教科書の質・量の充実に関連する教科用図書検定基準

○ 教科書改善に当たっての基本的な方向性

知識・技能の習得、活用、探究に対応するための教科書の質・量両面での格段の充実

関連する教科用図書検定基準の例(義務教育諸学校用教科用図書検定基準)

(注)は「発展的な学習内容」に関連する基準

・1-(2)(注)

 本文,問題,説明文,注,資料,作品,挿絵,写真,図など教科用図書の内容(以下「図書の内容」という。)には,学習指導要領に示す目標,学習指導要領に示す内容及び学習指導要領に示す内容の取扱いに照らして,不必要なものは取り上げていないこと。ただし,本文以外の図書の内容において,学習指導要領に示す内容や学習指導要領に示す内容の取扱いに示す事項との適切な関連の下,学習指導要領に示す目標や学習指導要領に示す内容の趣旨を逸脱せず,児童又は生徒の負担過重とならない範囲で,学習指導要領に示す内容及び学習指導要領に示す内容の取扱いに示す事項以外の事項(以下「学習指導要領に示していない内容」という。を取り上げることができること。

・1-(3)

 図書の内容は,その学年の児童又は生徒の心身の発達段階に適応しており,その能力からみて程度が高過ぎるところ又は低過ぎるところはないこと。

・2-(1)(注)

 図書の内容の選択及び扱いには,学習指導要領に示す目標,学習指導要領に示す内容及び学習指導要領に示す内容の取扱いに照らして不適切なところ,その他児童又は生徒が学習する上に支障を生ずるおそれのあるところはないこと。また,学習指導要領に示していない内容を取り上げる場合には,その内容の選択及び扱いには,学習指導要領に示す目標や学習指導要領に示す内容の趣旨に照らして不適切なところ,その他児童又は生徒が学習する上に支障を生ずるおそれのあるところはないこと。

・2-(5)

 図書の内容は,厳選されており,網羅的,羅列的になっているところはないこと。

・2-(6)

 話題や題材が他の教科にわたる場合には,十分な配慮なく専門的な知識を扱っていないこと。

・2-(7)

 図書の内容に,他の教科,学習指導要領に示す他の分野又は他の領域,道徳及び特別活動の内容と矛盾するところや不必要に重複しているところはないこと。

・2-(9)(注)

図書の内容(学習指導要領に示していない内容を除く。)は,全体として系統的,発展的に組織されており,学校教育法施行規則別表第1又は別表第2に定める授業時数並びに学習指導要領に示す内容及び学習指導要領に示す内容の取扱いに照らして,全体の分量及びその配分は適切であること。また,学習指導要領に示していない内容を取り上げる場合には,その分量は適切であること。

・2-(12)(注)

学習指導要領に示していない内容を取り上げる場合には,それ以外の内容と区別され,学習指導要領に示していない内容であることが明示されていること。

・2-(13)

 実験,観察,実習,調べる活動などに関するものについては,児童又は生徒が自ら当該活動を行うことができるよう適切な配慮がされていること。

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初等中等教育局教科書課