教科書発行者における編集・校正体制について(概要)
○ 平成18年度大学入試センター試験に関連し、各発行者に対し編集・校正体制の現状等について、教科書課長名で報告を依頼(平成18年3月2日)。
○ 報告の概要
1 対象
平成18年3月31日現在で、小・中(義務)、高校の教科書を発行している52者。
2 報告事項
(1)現在の編集・校正体制
1.一教科書毎の編集・校正に当たる人数・体制
複数体制:50者
一人体制:2者
2.校正・校閲の専任担当者の配置の有無
配置:12者
時期によって配置:1者
配置していない:39者
3.外部の専門家(嘱託、OB等)による校閲の実施
実施:33者
一部の教科及び必要に応じて実施:12者
実施していない:7者
4.供給後、教科書を使用している教員及び児童生徒、保護者等から教科書の記述の誤り等の指摘があった場合の対応(相談窓口等を設置ているか等)
対応窓口を設置:9者
対応窓口をHPで開設:2者
対応窓口等は設置していないが、編集部等が対応:41者
※ なお、(1)-1については、複数人体制といっても者によって人数に開きがある。
(2)問題点、改善を要すると考えている点について
- 教科書編集のデジタル化による校正の複雑化への対応。
- 修正表提出後、検定決定から見本本作成等に要する期間が短い。
(3)(2)を踏まえた今後の改善・充実方策について
- 編集、校正、校閲体制の整備。
- 編集、校正担当者への研修。