平成18年10月30日(月曜日) 11時40分~12時10分
文部科学省研究振興局会議室(10階)
荒川部会長、宮内委員、舘臨時委員
小松高等教育企画課長、西井国立大学法人評価委員会室長、澤田国立大学法人支援課課長補佐
荒川部会長
それでは、これから第10回目の国立大学法人分科会の専門部会を開きたいと思います。
事務局から資料の確認をお願いします。
※ 事務局から配付資料の確認があった。
荒川部会長
それでは、これは専門部会でございますので、議事に先立ちまして会の公開についてお諮りしたいと思いますが、本日の議事内容につきまして国立大学法人の重要な財産の譲渡でございますが、公開することでよろしいでしょうか。
荒川部会長
それではそのようにいたします。これから公開としたいと思います。
それでは、事務局から資料の説明をお願いいたします。
事務局
それでは、資料に基づきまして説明をさせていただきます。
まず、資料表紙1枚おめくりいただきまして1枚目をご覧いただきたいのですが、今回ご意見をいただきたいという譲渡する財産につきましては、広島大学の「豊潮丸」という練習船でございます。これは昭和53年7月に竣工してございまして、28年が経過してございます。
席上配付の資料でございますけれども、広島大学からの申請書が出てきてございまして、その後ろから2枚目に写真がついてございまして、それを見ていだたきますとどんなものかというのが参考としてわかるかと思います。
これにつきましては、重要な財産につきましては文部科学大臣が認可をするということになってございまして、その認可をするに当たりまして、あらかじめ評価委員会のご意見を伺うということになってございます。
具体的には、先ほど申しましたようにこれは28年経過してございまして、当時広島大学は単に廃棄だけをしようということで計画してございましたけれども、今回はいろいろなところ、民間に当たったりしまして、売り払いができるということで整理させていただきたいということで申請が出てまいってございます。
評価額につきましては、先ほどの1ページをご覧いただきますと600万ということで評価額が出ておりまして、これをベースに一般競争ということで処分させていただきたいということでございます。
この処分に当たりましては、新しい船が今年11月に竣工することになってございまして、それ以降は、この船につきましては必要がないということで、そういった形で手続を進めさせていただきたいと思ってございます。
説明は、簡単でございますが以上でございます。
荒川部会長
ありがとうございました。広島大学が持っている練習船についてのお話ですが、皆さんの方で何かご質問、あるいは意見はございませんでしょうか。いかがでしょうか。
舘臨時委員
多分、商業的には使えるということだと思うんですが、教育的に練習船として28年たっちゃったときに、これで練習していて、出ていった先で全然役に立たないという事態が多分起きるんだろうと思いますね。これはやむを得ないことだと思います。
事務局
海洋観測で使っておる船でございまして、学生が海洋観測の実習を行うということで使ってございます。先ほどミヤウチ委員がおしゃっていただいたように、設備等の陳腐化といいますか、もともと備えつけた設備というのが相当古くなってございまして、そういったことで新たな教育を提供するということで、新たな船に更新させていただくということでございます。
宮内委員
ちなみに残存価格は、帳簿価格は幾らぐらいですか。
事務局
耐用年数が14年でございますので、ゼロでございます。
荒川部会長
よろしいでしょうか。それでは、この評価委員会としましては、この重要な財産を譲渡しまして、また担保に供することができまして、文部科学大臣に対して意見を付することになっていますが、これについて特に意見はないということでよろしいでしょうか。
荒川部会長
それでは、この件につきましては認可等の手続が終わる前にもし変更があった場合につきましては、私にご一任ということでよろしいでしょうか。
それでは、そのようにしたいと思います。
それでは、事務局から今後の日程につきましてお願いします。
※ 事務局から今後の日程について説明があった。
荒川部会長
それでは、これで終わりたいと思いますがよろしいでしょうか。
どうもありがとうございました。
以上
高等教育局専門教育課専門職大学院室