技術士分科会(第37回) 議事録

1.日時

平成29年4月14日(金曜日) 16時30分~16時50分

2.場所

文部科学省(旧文部省庁舎)2階 文化庁特別会議室 

3.議題

  1. 分科会長の選任及び分科会長代理の指名について(非公開)
  2. 技術士分科会運営規則の一部改正について
  3. 委員会の設置について
  4. 平成28年度技術士第二次試験の結果について
  5. その他

4.出席者

委員

小縣分科会長、岸本分科会長代理、天野委員、伊丹委員、岩熊委員、奥野委員、川上委員、酒井委員、塩原委員、鈴木委員、高橋委員、西田委員、前田委員、松嶋委員、吉田委員

文部科学省

塩崎人材政策課長、渡邉専門官、井出主任ほか

5.議事録

事務局より委員紹介があった後,委員の互選により,小縣委員が分科会長として選出された。その後,小縣分科会長によって,岸本委員が分科会長代理に指名された。
【小縣分科会長】  分科会長を仰せつかりました小縣方樹でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
私は一昨年平成27年2月15日に科学技術・学術審議会委員に任命されまして、その後、ちょうど2年前の4月23日にこの技術士分科会長に選任されました。私にとりましての1期目、すなわち第8期の技術士分科会におきましては、本日いらっしゃる皆様方に大変お世話になりました。本当ありがとうございます。この場をお借りしまして御礼を申し上げたいと思います。
第8期におきましては、皆様方に活発な御意見、それから御議論をいただきまして、昨年12月22日の第36回の分科会におきまして、「今後の技術士制度の在り方について」を取りまとめることができました。また、本年1月30日の第56回審議会総会におきまして、その内容を報告させていただいたところでございます。この中では、技術者のキャリア形成スキームの例示、それから第二次試験の在り方の見直し、あるいは技術部門・選択科目の見直し、そして他の国家資格との相互活用など、大きな成果を上げることができたと思います。改めまして、皆様方に御礼を申し上げる次第でございます。
第9期におきましては、第8期から引き継がれた議題がございます。例えば第一次試験の専門科目の大くくり化でありますとか、継続研さんでありますとか、技術資格の活用やあるいは国際的通用性などがありますが、また新たな課題などについても皆様方から広く御議論いただきたいと考えております。
引き続き皆様には御苦労をおかけいたしますが、数多くの有意義な御意見、そして御議論を期待しているところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
それから、同じく分科会長代理に指名させていただいていた岸本喜久雄委員からも御挨拶をお願いしたいと思います。岸本委員、よろしくお願いいたします。
【岸本分科会長代理】  小縣分科会長と同時期に科学技術・学術審議会のメンバーになりまして、そのときに、やはり技術士分科会に配属し、先ほど小縣分科会長からありましたように「今後の技術士制度の在り方について」の取りまとめについて御協力させていただいたところでありますが、まだまだ懸案事項がたくさんありまして、これ自体を実施に移すこともありますし、これから進めていかなきゃいけないこともあると思いますので、先生方皆様と一緒に議論を詰めていきたいなと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
【小縣分科会長】  よろしくお願いします。ありがとうございました。
それでは、議題2、技術士分科会運営規則の一部改正につきまして審議したいと思います。事務局から御説明をお願いいたします。
【井出主任】  お手元の資料2-1及び2-2を御覧ください。技術士分科会運営規則というものが定められておりまして、お手元の資料2のとおりですけれども、今回、一部改正をさせていただきたい部分がございます。2-1を見ていただいた方が分かりやすいかと思いますが、1ページ目の一番下から2ページ目の冒頭にかかる部分です。第3条の3項を御覧ください。分科会の下に委員会を置くことができるという規定ですけれども、その委員会の議事をまとめていただく主査の選出方法について、当分科会では所属する委員の互選により決定するということに従来からなっておりました。この技術士分科会は、科学技術・学術審議会の傘下にある組織でございまして、科学技術・学術審議会下のそのほかの分科会につきましては、以前から主査を分科会長が指名するという取扱いになっておりまして、当分科会だけが違う取扱いをしていたという経緯がございました。今回、審議会として1つルールに統一を取るということもございまして、このように改正をさせていただければと思っております。この後、実際に分科会の下に委員会を設置いただきますけれども、この第9期からの適用にさせていただければと思っております。よろしくお願いいたします。
【小縣分科会長】  ただいま事務局の方から、資料2-1、そして2-2について御説明をいただきました。ただいまの御説明に対して、何か御質問等があれば伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。いかがでございましょうか。よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
【小縣分科会長】  ありがとうございます。それでは、ただいまの技術士分科会運営規則につきまして、資料2-2のとおり決定させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
それでは、議題3、委員会の設置について入りたいと思います。本分科会の審議につきましては、先ほど申し上げましたように、第8期において「今後の技術士制度の在り方について」として取りまとめたところでございます。今期の審議につきましては、制度の検討を行うための委員会を設置して詳細を検討することとしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
【小縣分科会長】  ありがとうございます。それでは、委員会の設置について、事務局の方から御説明をお願いします。
【井出主任】  資料、続いて3、4、5を御覧ください。5を見ていただけるとよろしいかと思います。先ほど冒頭の分科会長からの御挨拶にもありましたとおり、8期において「今後の技術士制度の在り方について」、本日、参考資料2と3でお配りしておりますものを取りまとめております。ただし、最終まとめといいましても、まだ今後検討すべき課題というのが一部残っている状態になっておりまして、それを引き続き検討していくための委員会を設置したいと考えております。
資料5を御覧いただきますと、技術士分科会の下に、組織構成の案がございます。一番上の試験部会は、先ほどの技術士分科会運営規則において定められている常設の部会になります。その下の制度検討特別委員会、これは前期から引き続きの設置になりますが、制度検討のための実動部隊といいますか、具体的な制度の検討をしていただく委員会として設置を考えております。一番下のAPECエンジニア特別委員会でございますが、日本はオーストラリアとの間に資格の相互認証の協定を結んでおりまして、オーストラリアから実際に申請がありましたときに、それを審査するための委員会として従来、こちらを設置しております。オーストラリアとの協定は、平成15年に結んだものですけれども、これまで申請が1件ということにとどまっておりまして、この委員会についても過去1度開催したものですが、随時申請は受け付けているということでございますので、組織については本日設置させていただければと思います。
具体的な設置要領については、資料3及び資料4のとおりでございます。
以上です。
【小縣分科会長】  ありがとうございました。これは、設置日は今日の日付ということになりますね。
【井出主任】  はい、きょうの日付です。
【小縣分科会長】  このような提案になります。それでは、本日付けで制度検討特別委員会及びAPECエンジニア特別委員会の2つの委員会を設置することとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
【小縣分科会長】  ありがとうございます。
また、技術士分科会運営規則第2条による試験部会と、ただいま御了承いただき設置されました制度検討特別委員会及びAPECエンジニア特別委員会の構成員につきましては、分科会長が指名することになっております。後ほど事務局を通じて御連絡いたします。よろしくお願いいたします。
事務局、よろしいでしょうか。
【井出主任】  はい。
【小縣分科会長】  ではそのように、お願いいたします。
次に、議題4、平成28年度技術士第二次試験の結果につきまして、事務局から御説明をお願いしたいと思います。
【井出主任】  引き続き、資料6を御覧ください。平成28年度技術士第二次試験の結果を3月1日に合格発表しております。その結果について御報告いたします。
平成28年度技術士第二次試験については、平成28年7月17日及び18日に筆記試験を行いまして、その合格者に対して、同年11月末から1月半ばにかけまして口頭試験を実施しております。その結果について以下のとおり3月1日に合格発表しております。
今年の受験申込者につきましては、総合技術監理部門を除く20技術部門について申込者2万7,645人、うち実際に受験をした方が2万1,885人のうち3,175人を合格者として決定しております。総合技術監理部門については、受験申込者が3,990人、このうち実際に受験をされた方が3,147名のうち473名を合格者として決定しております。昨年度との比較等については1ページ目を御覧ください。
1枚おめくりいただいて2ページ目に、各部門の受験申込者数、実際の受験者数、合格者数、あと合格率をまとめております。括弧内の数字につきましては、下に説明がございますけれども、JABEE認定課程の修了者、日本技術者教育認定機構の認定しております教育課程を修了して第一次試験を受験せずに第二次試験を受験されている方の数及びその合格者でございます。一番下、21部門の合計のところに隅付き括弧で数字を入れているところがございますが、これは女性の数で内数でございます。
最後の3ページ目は御参考ですけれども、昭和33年から平成28年までの受験申込者数等の推移をまとめております。
御説明は以上です。
【小縣分科会長】  ありがとうございました。ただいまの説明に対しまして、何か御質問があれば伺いたいと思います。いかがでございましょうか。
合格者の名前は、本年3月1日の官報公告等で既に公表済みですが、合計数などの数値は、既に公表されていますか。
【井出主任】  はい。日本技術士会のホームページの方に統計資料としても公表しております。
【小縣分科会長】  はい、分かりました。そのほか、よろしいでしょうか。
それでは最後に、事務局から連絡事項等、何かございましたらお願いします。
【井出主任】  予定より大変早く進んでしまって大変申し訳ございません。最後に連絡事項ということで、今回、議事録につきましては、冒頭の非公開部分を除きまして公開をさせていただきますので、後日皆様にお送りをさせていただきまして、御了解いただいた上でホームページに公開させていただきます。
また、次回の分科会の日程につきましては、皆様に改めて日程を御紹介させていただいた上で決定し、御連絡したいと思います。
以上です。
【小縣分科会長】  ありがとうございました。
 その他、皆様方から特に何か御意見がございましたら伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
【岩熊委員】  女性の数を入れていただいて大変ありがたく思いますが、できれば部門も入れていただければと思います。ちょっと大変かもしれませんけど、少しずつそういうことをやっていってください。
【井出主任】  実は現在、各部門ごとの女性の受験者数についてはこれまで公開をしておりませんで、ここの合計の数までは今公開しているものからお入れしているものですので、その公開するかどうかも含めて検討させていただきます。ありがとうございます。
【岩熊委員】  よろしくお願いします。
【小縣分科会長】  ありがとうございます。前回も御意見をいただいて、私も頭の中へきちんととどめていますが、合計のところの鍵括弧はこの形で出すのは初めてですか。
【井出主任】  そうですね。技術士会の方の統計資料では公表しているかと思いますが、こちらの審議会の資料にお入れするのは初めてかと思います。
【小縣分科会長】  そうですか。分かりました。岩熊委員、ありがとうございます。
そのほかございますでしょうか。
では、以上で本日の会議は終了いたします。予定時刻よりも早く円滑に進みました。年度もまだ入りましてから浅いところでございます。皆様方におかれましては大変お忙しい中だと思いますが、本日はお集まりいただきまして本当にありがとうございました。改めて御礼申し上げます。今期につきましても、大変皆様方に御苦労おかけすると思いますが、何とぞよろしくお願いをしたいと思います。ありがとうございました。


── 了 ──

お問合せ先

科学技術・学術政策局 人材政策課

(科学技術・学術政策局 人材政策課)