令和3年8月26日(木曜日)15時00分~17時00分
オンライン会議にて開催
(試験に関わる内容については、議事は非公開とさせて頂いております)
1. 主査代理の指名について
・第11期技術士分科会初期専門能力開発・試験検討作業部会(以下、「IPD作業部会」という。)の設置を確認。【資料2】
・制度検討特別委員会主査の岸本委員の指名により、IPD作業部会委員を決定。【資料1】
・IPD作業部会の主査代理に佐藤之彦委員が指名された。
2. IPDシステム構築に係るこれまでの検討について
第10期において決定されたIPDシステム構築に係る各々の検討課題について、以下の意見があった。
2-1. IPDプログラムの機能の整理
先ずはIPDシステムの全体像を形成してから議論を進めるべきであり、優先して検討する必要がある。
2-2. IOD支援者(メンター)の機能の整理
技術士のメンター登録を促す観点から、CPDとリンク付けを行う等によりインセンティブを与える方策を採用する必要がある。
2-3. 若手技術者及び修習技術者のIPD活動の環境整備のための機能の整理
教育機関や学協会等の関連機関との連携や民間企業における教育・研修も活用するなど体系的で効果的な活動を行えるよう支援するとともに、ICT機器やオンデマンドなどの活用により気軽に修習できる環境整備を行う必要がある。
2-4. IPDシステムの運営主体
IPDシステムにおけるステークホルダーとの連携も含めた全体像の形成が整った段階で、具体的な運営主体について議論することが望ましい。
3. 「技術士制度改革に関する論点整理」に基づく第10期技術士分科会における検討報告(令和3年2月5日、第10期技術士分科会)を踏まえ、技術士制度における今後の検討事項を確認。
4. 上記のうち優先して検討を進める事項として、主に以下の意見が挙げられた。
1) 技術士第一次試験の適正化
一次試験の大くくり化について、若手技術者が受験しやすい構成にすることに留意し、現行の4年制大学の自然科学系学部の専門教育課程におけるカリキュラムの推移に応じた適正化を引き続き検討する。
2) 技術士補制度の見直し
同一技術部門の指導技術士を求めるのは難しいため、指導技術士の部門制限を撤廃するべきである。
3) 技術士資格の活用促進・普及拡大
技術士資格活用促進を視野に入れたCPD活動の促進を進めていくとともに、産業界等に対し、技術士資格の普及拡大に向けた働きかけを継続していく。
4) IPDシステムの導入について
(2.のとおり)
3.その他
3-1. 我が国の科学技術の発展と技術力向上に向け、未来を担う若手技術者を国際的に通用する技術者へ育成するための制度設計について意見交換を行った。
3-2. 本日の会合での意見を踏まえ、第10期技術士分科会で決定された技術士制度改革における継続的検討事項について引き続き検討を行うこととなった。
科学技術・学術政策局人材政策課