令和7年11月18日(火曜日)
オンラインにて開催
○部会長には、科学技術・学術審議会令第6条第3項の規定に基づき、委員の互選により、佐藤委員が選任された。
○部会長代理には、科学技術・学術審議会令第6条第5項の規定に基づき、佐藤部会長が寺井委員を指名した。
【佐藤部会長】 それでは、議題2、技術士制度における受験手数料及び登録手数料の見直しについてに移らせていただきます。技術士制度における受験手数料及び登録手数料の見直しについて、事務局から資料2について説明をお願いいたします。
【益田補佐】 それでは、事務局から資料2に基づきまして御報告ということで申し上げます。既に技術士分科会で議論いただいたところですが、技術士制度における受験手数料及び登録手数料の見直しということで、背景としましては、現在の手数料が約30年前に定められたものでして、昨今の消費税増税や原材料、エネルギー価格の高騰等に伴って人件費の上昇に対応できておらず、技術士会の試験事務に係る技術士会の収支に影響を及ぼしている状況ということがありました。
また、技術士試験の受験者及び登録者のニーズを踏まえた利便性の抜本的向上を推進することも求められている状況でした。これらを踏まえまして、技術士法施行令を改正しまして、10月に既に閣議決定、公布をしており、来年1月に施行ということで、令和8年からこの新しい技術士法施行令にのっとった技術士制度となる予定です。
本件につきましては、日本技術士会のホームページでも既に周知しておりますので、よろしくお願いいたします。
具体的に改定手数料の金額につきましては、資料左下にある1から4の各項目の内容を精査した結果から算出しました。1として、受験者・登録者の利便性向上。具体的には、試験登録手続のオンライン化を図る、また、試験地の増加を図る、このようなことを考えております。2としては、受験者数の増加方策、3としては、レジリエントな体制確保、4としては、実費勘案分、主に物価上昇に対応するところですが、このような観点を踏まえて、改定後の手数料としましては、右の表の一番右の列になります。第一次試験につきましては、現状の1万1,000円から1万3,000円、第二次試験につきましては、1万4,000円から2万500円、登録関係につきましては、6,500円から8,100円という改定をさせていただいたところです。
以上が御報告になります。
【佐藤部会長】 ありがとうございました。
ただいまの御説明に対しまして、質疑等ございましたらお願いいたします。いかがでしょうか。
特によろしいですか。では、よろしければ次の議題に進みたいと思います。
それでは、議題3、令和7年度技術士試験オンライン申請の状況についてに移らせていただきます。令和7年度技術士試験オンライン申請の状況について、事務局から資料3について御説明をお願いいたします。
【益田補佐】 それでは、事務局から資料3に基づきまして、御説明を申し上げます。令和7年度技術士試験より従来の郵送による試験に加えまして、オンライン申請を開始したところです。結果としましては、第一次試験につきましては、受験申込者数2万2,756名に対しまして、オンライン申請は1万4,151名、62.2%です。第二次試験につきましては、受験申込者数3万700名に対して、オンライン申請は1万8,131名、59.1%でございました。
技術部門及び年代別のオンライン申請者数及び郵送による申請者数につきましては、この資料の別添につけております。年代別につきましては、第一次試験では30代が68%で最も多く、次いで40代が64.6%で、20代以下よりもオンライン申請を利用する方が多かったということになっています。第二次試験につきましては、20代の方が70.6%で最も多かったということで、傾向としましては、第一次試験、第二次試験共に年齢が低い方のオンライン申請の割合が大きく、年齢が高い方は郵送による申請の割合が大きいということがうかがえたところです。
本件につきましては、御報告事項ということで以上となります。
【佐藤部会長】 ありがとうございました。
ただいまの御説明に対しまして、質疑等ございましたらよろしくお願いいたします。いかがでしょうか。特にございませんか。
では、よろしければ次の議題に移りたいと思います。どうもありがとうございました。
それでは、議題4、令和7年度技術士第二次試験筆記試験の結果についてに移らせていただきます。令和7年度技術士第二次試験筆記試験の結果について、事務局から資料4について御説明をお願いいたします。
【益田補佐】 それでは、事務局より資料4に基づきまして、御説明申し上げます。こちらは例年の御報告事項となりますが、令和7年度二次試験筆記試験の結果についてということで、本文に書いてありますとおり、二次試験につきましては、受験申込者数が3万700名で、うち受験者が2万4,135名に対しまして、令和7年7月20日と21日の両日で、こちらに書いてあります12都道府県で筆記試験を実施したところ、2,957名を筆記試験合格者として決定いたしました。具体的な試験の結果は下の表にあるとおりでございます。
なお、筆記試験合格者に対しましては、今後、口頭試験を実施の上、最終合格者は、令和8年3月中旬に官報公告等により公表予定となっております。
事務局からは以上でございます。
【佐藤部会長】 ありがとうございました。
ただいまの御説明に対しまして、質疑等ございましたらお願いいたします。いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
特にございませんでしたら先に進みたいと思います。どうもありがとうございました。
それでは、続きまして、議題5、令和8年度技術士第一次試験の実施について、議題6、令和8年度以降の技術士第二次試験実施大綱について、及び議題7、令和8年度技術士第二次試験の実施について、まとめて審議をいたします。令和8年度技術士第一次試験及び第二次試験の実施に当たり、基本的な内容を決定する必要がございます。
それでは、事務局から資料の説明をお願いいたします。
【益田補佐】 それでは、事務局から資料5から7に基づきまして、まとめて御説明を申し上げます。
まず資料5につきまして御説明いたします。例年、当試験部会で決定いただいている翌年の技術士試験の実施に関する基本的事項といたしまして、こちらの第一次試験の実施について(案)というのを諮らせていただいております。令和8年度につきましては、基本的に令和7年度からの変更点を下線に示しておりまして、主な変更点はスケジュールです。ただ、今回はほかにも追加で変更しているところがございまして、具体的に申し上げますと、4ポツの試験会場のところです。先ほど手数料改定の説明の際に申し上げたとおり、受験者の利便性向上として、技術士会の皆様の中で検討いただき、来年度の第一次試験につきましては、試験地を追加することを考えております。こちらに挙げている新しい試験地といたしましては、岩手県、静岡県、兵庫県、愛媛県、鹿児島県の5つを追加することを予定しております。
それからもう一つ大きな変更点としましては、2ページ目に移りまして、7ポツの受験手数料でございます。先ほどの手数料改定の話で述べさせていただいたとおり、新しい改定の手数料として1万3,000円ということで変更させていただいております。
主な変更点は以上でございます。
続きまして、資料6の第二次試験実施大綱(案)について御説明申し上げます。こちらは実施大綱ということで、技術士第二次試験の基本的方針を定めている資料になります。令和3年12月に開催いたしました第38回の試験部会において、令和4年度以降の実施大綱につきましては、特に変更がなければその実施大綱をもって継続するということにしていたところですが、今般、第二次試験の実施大綱につきましては、日本技術士会において一部見直しの検討をいただいておりまして、それを踏まえて幾つか変更案を提示させていただいております。
なお、第一次試験のほうの実施大綱につきましては、参考2で配付していますとおり、変更点はございません。
この第二次試験の大綱の修正点につきまして、この資料6の一番最後にあります新旧対照表に基づいて御説明を申し上げます。
本体資料の3ページ、4ページの部分の変更になりますが、具体的には2つございまして、1つ目は、(2)口頭試験の表の中にあります「適格性」を「取組姿勢」へ変更するというものです。理由としましては、本体資料にも書いてあるんですが、口頭試験では、「技術士としての適格性を判定することに主眼をおき」とこの表の前に書いてありまして、一方で、表の諮問事項において、―「Ⅰ.技術士としての実務能力」、「Ⅱ.技術士としての適格性」と書いてあり、この「適格性」というところが重複しているところもありまして、実際、試験する場合、Ⅰの実務能力を深く確認する必要はないのではないかという誤解を招く可能性があるため、表記の見直しということで、今般、「適格性」という言葉から「取組姿勢」という言葉に改定することを考えております。
もう一つの変更点につきましては、同じ新旧対照表2ページ目に飛びまして、配点の部分に書いてあります「Ⅰ.技術士としての実務能力」の中に、今までは「コミュニケーション、リーダーシップ、30点満点」、続いて、「評価、マネジメント、30点満点」という順番で書いておりました。1ポツと2ポツの順番については、実際の口頭試験の流れに沿うと、最初に「評価、マネジメント」のところを述べてから、「コミュニケーション、リーダーシップ」に移っていくのが流れとしては妥当ではないかと、そういった意見もありました。これに関しましては、令和8年度の改訂コンピテンシーを適用した試験を実施するということも踏まえまして、このコンピテンシーの順番というのにも合わせた形の順番に入れ替えております。加えて、その後に書いてある「適格性」という言葉も、先ほどの変更を踏まえて、ここも「取組姿勢」と直す予定です。
したがいまして、表記の適正化の範囲で、以上の2点を第二次試験の実施大綱で今般、変更したいと考えているところです。
続きまして、資料7に移らせていただきます。資料7は、第二次試験の実施について(案)ということで、基本的には先ほどの資料5と同じ位置づけのもので、二次試験について述べているものです。下線の部分が令和7年度からの変更点を示しておりまして、主にスケジュールの部分を変更しております。今回、追加で特出ししているところとしましては、3ページ目の7ポツの受験手数料でございます。こちらは先ほどの手数料改定を踏まえまして、2万500円に変更させていただいております。
一方、一次試験とは異なりまして、二次試験の試験地の追加の予定というのは今のところございませんので、こちらは従来のままになっております。
以上が資料5から資料7につきましての説明となりますので、こちらを御審議いただければと思います。補足ですが、昨年度にコンピテンシーの改訂版を試験部会の場で了承をいただきました。今回、参考3で配付しておりますが、技術士試験を大きく変更する必要はないと了承いただいたということで、これに伴い、今回の令和8年度の試験の変更というのはないこと、並びに、令和7年度技術士第二次試験の受験申込み案内及び技術士会のホームページで周知していることを述べさせていただきます。
以上でございます。
【佐藤部会長】 ありがとうございました。
ただいま、資料5から7までをまとめて御説明いただきましたけども、何か御質問等ございますか。いかがでしょうか。
特によろしいですか。
【圓山委員】 すみません。専門委員の圓山ですけれども、1点よろしいでしょうか。
【佐藤部会長】 どうぞ。
【圓山委員】 資料5の第一次試験の実施について(案)の9番の受験申込書の取扱いですけども、すごく事務的な話で申し訳ないんですが、3行目のところに、「各地域本部等まで」と書いているんですけど、この「等」は地域本部以外に何かあるんですかね。多分、地域本部、中国、四国が昔は一緒だったということもあるのかもしれないですけど、少しこの「等」が要らないんじゃないのかなというふうに思って見ておりました。
【日本技術士会(月岡)】 技術士会の月岡です。補足させていただきます。この「等」は、地域本部とは別に、沖縄県に技術士会がございまして、この沖縄県でも試験を実施しますので、沖縄で受験する方は、沖縄県の技術士会に受験申込書の請求ができるということで、沖縄県技術士会を「等」ということで表記させていただいております。
【圓山委員】 そういう意味ですね。分かりました。
【佐藤部会長】 よろしいでしょうか。ありがとうございます。
ほかに何か御質問等ございますでしょうか。
【小林(厚)委員】 小林でございますが、よろしいでしょうか。
【佐藤部会長】 どうぞ。
【小林(厚)委員】 今説明を伺いまして、一次試験は5か所ですか。会場を追加されて、二次試験は追加なしという御説明をいただきました。一次試験の追加されたところの背景といいますか、この県を選ばれた理由、そのことを分かれば教えていただきたいのと、二次試験会場は変更なしということは、特に偏りがないということなのでしょうか。要は、試験会場の追加をする必要はないのかということについての御説明をいただければと思います。
以上です。
【益田補佐】 ありがとうございます。それでは、事務局から回答させていただきます。この試験地追加につきましては、日本技術士会の皆様方と相談して、今回、このような案を提示させていただきました。具体的に新しい試験地として、一次試験で5つの場所を提示しているんですが、この選定の考え方といたしましては、技術士会の各地域本部の皆様方にも意見を伺いまして、それで実際に地域本部の方々がふさわしいと思うところ、受験者の数もそうですけど、アクセスの観点で偏りがないようにとか、そういったところを総合的に踏まえまして、この5つを挙げたものと承知しております。
それから二次試験のほうは、今回、追加していないところですが、まずは一次試験の5つ追加したところの状況を見てから、今後、二次試験にどのように反映するかというのを考えていきたいと思っております。したがって、今回は一次試験のみの追加という形にさせていただいております。
【小林(厚)委員】 分かりました。ありがとうございます。
【佐藤部会長】 今の回答でよろしいですか。ありがとうございます。
そうしましたら、ほかに何か御質問等ございましたらお受けしたいと思いますが、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
では、特になければ、この議題についてはということですが、それでは、令和8年度の技術士第一次試験の実施、それから、令和8年度以降の技術士第二次試験実施大綱について、及び、令和8年度技術士二次試験の実施について、それぞれ資料5から7のとおり決定したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
【佐藤部会長】 ありがとうございます。ということで、この案どおり御承認いただきました。どうもありがとうございました。
それでは、続きまして、議題8、総合技術監理部門におけるキーワード集の改訂についてに移らせていただきたいと思います。総合技術監理部門担当の専門員でいらっしゃいます野々部委員に御説明をいただきたいと思います。
それでは、野々部委員、よろしくお願いいたします。
【野々部委員】 野々部です。総監部門キーワード集の改訂について御説明いたします。資料は、最終版と変更履歴つきの両方がございまして、今、画面で投影していただいているのが最終版になります。変更履歴つきのほうは非公表資料に含まれております。委員の皆様は手元にお持ちかと思いますので、そちらを併せて御参照いただければと思います。
まず改訂に当たっては、基本的には昨年度の内容を踏襲しつつ、技術の進展ですとか社会情勢を踏まえた改訂を中心に行っております。そのため、今、画面に出していただいております「まえがき」や1章のところは、内容については変わっておりませんし、2章以降、各分野の章立てといいますか、節の構成についても変更はございません。1か所、5.4節の見出しに若干の修正はありますけれども、それは文言の修正だけであって本質的な変更ではございません。
また、漢字と平仮名の使い分けですとか送り仮名などの表記の揺らぎが残っていましたので、表面上の修正も併せて行いました。あと、先ほどにも少し説明がありましたけども、来年度から改訂版コンピテンシーが適用されますが、コンピテンシーの改訂内容は現行の技術士試験に含まれているということですから、今回のキーワード集の改訂においても、特段、改訂版コンピテンシーに対応するということはしておりません。
では、もう少し具体的に説明させていただきたいと思います。逐一御説明する必要はないかと思いますが、概要だけ、各章のポイントだけ御説明したいと思います。
2章に経済性管理がございます。2章のところではあまり改訂はしておりませんで、2.4節の原価管理・管理会計という項目に若干キーワードを追加しております。具体的にはライフサイクルコスティングとかです。あと、その次の2.5節の財務会計のところにも包括利益といったキーワードを追加しております。
一方で、不要というわけではないのですが、ほかのキーワードに含まれる、包含されると考えられるようなキーワードもございましたので、それは削除して、あとは表現の変更を行っています。キーワードの数としては若干増ということになっております。
続いて、3章の人的資源管理ですけれども、こちらもあまり大幅な変更は行っておりません。3章の3.2節に労働関係法という見出しがあります。そこに法律名が幾つか列挙されているのですが、そこに今回、障害者差別解消法というものを追加し、逆に法律名ではないキーワードがここに載っておりましたので、それは削除したということでございます。
あともう少し先に進んでいただいて、3.4節の人材開発の対人能力というところに、括弧書きでコーチングとかネゴシエーションとかを今回追加しました。これらはもともと情報管理の章に含まれていたのですが、全体的なバランス等を考慮して場所を移動したということです。
続いて、4章です。情報管理に移ります。情報管理は修正が多いのですけれども、例えば4.1節にある人工知能に大規模言語モデルを追加したりオープンデータというキーワードを追加しています。その他、幾つかのキーワードを追加したり、キーワードの意味合いやまとまりを考えて記載場所を変更したりですとか、あと、階層のレベルといいますか、インデントを下げたり上げたりといった調整を行いました。
情報管理は、どうしても新しいキーワードが追加されがちで、キーワードが増えてしまう傾向にあるので、逆に重要度の低いと思われるキーワードを削除したり、先ほど申し上げたように、一部のキーワードを人的資源に移したりしまして、情報管理全体でキーワードの数が増え過ぎないようには配慮しております。
細かな修正箇所は逐一申し上げませんけれども、手元に変更履歴つきのものがあると思いますので、そちらを御参照ください。
続いて安全管理に参ります。5章の安全管理は、もともとキーワード数が多めであったこともあり、今回、削除の方向で検討しました。ほかのキーワードでカバーされていると思われるキーワードですとか、今後、出題の可能性が低いと思われるものを中心に削除を行っています。一方で、新たに追加したキーワードもあるのですが、トータルとして数は減らしているという状況です。あと、先ほどの情報管理と同じように、キーワード間の関連ですとか意味合いとかを考えて、一部、記載場所を変更したり、順序を変更したりしています。こちらも詳細は割愛しますけれども、詳細部分は変更履歴つきのほうを御参照ください。
最後、6章の社会環境管理ですけれども、こちらは小幅な改訂です。時代の流れを踏まえたキーワードの追加ということで、例えば、デカップリングというキーワードを今回追加しています。キーワードの追加、削除、変更を2つずつ程度行っておりまして、改訂は小幅ですけれども、時代に合わせて若干の修正を行ったということです。社会環境管理においてはキーワードの数自体は変わっていないかと思います。
以上です。よろしくお願いいたします。
【佐藤部会長】 野々部委員、ありがとうございます。
続きまして、事務局から補足をお願いいたします。
【益田補佐】 ありがとうございます。改訂版につきましては、後日、文科省ホームページに掲載をさせていただきます。また、来年度以降につきましても、改訂作業に関わる試験委員の御推薦をお願いする予定であることを申し添えいたします。
【佐藤部会長】 ありがとうございました。
それでは、ただいまの御説明に対しまして、何か御質疑等ございましたらお願いいたします。いかがでしょうか。
【瀬尾委員】 すみません。瀬尾と申します。よろしいでしょうか。
【佐藤部会長】 どうぞ。御発言ください。
【瀬尾委員】 日本技術士会のDEI委員会、昔は男女共同参画推進委員会といいましたが、DEI委員会に名前を変えておりますが、そこからの関係で出ております。技術士会のほうで、IEAのGAとPCの第4版というのを翻訳して出されていらっしゃるんですけれども、そこに第4版の改訂の趣旨の中に、序文の中に、多様性、包摂性を反映させたというような文言があります。ぜひキーワード集の中に、具体的には3章の人的資源管理、ページで言うと12ページですかね。そこのところの組織文化のところに、今現在、心理的安全性とウェルビーイングというところで、12ページです。言葉があるんですが、そこにぜひ、D&Iですね。多様性と包摂性。多様性と、あとはD&Iをぜひ加えていただきたいなという、そういうお願いでございます。
以上です。
【野々部委員】 ありがとうございます。今いただいた御意見は、次回以降への参考という位置づけでよろしいのでしょうか。
【瀬尾委員】 そうですね。その方向で検討していただけるとありがたいです。
【野々部委員】 了解いたしました。例年と同じように検討していきますので、次回の改訂のときに、各ワーキンググループで検討する中で御意見を伝えるようにいたします。
【瀬尾委員】 はい。よろしくお願いいたします。
【佐藤部会長】 そのような対応で進めるということで御了解いただいたということにしたいと思います。
ほか何か御質問等ございますか。よろしいでしょうか。
では、特にないようでしたら、次の議題に移りたいと思います。どうもありがとうございました。
【野々部委員】 ありがとうございます。
【佐藤部会長】 それでは、次へ行きまして、今度は議題9です。令和8年度技術士試験委員の選出についてに移らせていただきたいと思います。
事務局から資料の御説明お願いいたします。
【益田補佐】 それでは、事務局より、資料9から11に基づきまして、まとめて御説明を申し上げます。画面が変わりますので少々お待ちください。
それでは、資料につきまして御説明します。こちらも例年、試験部会の皆様方に諮らせていただいておりますが、今回、令和8年度の第一次試験の推薦時期及び推薦数ということで、令和7年度からの変更点を主に下線で示しております。具体的には、スケジュールのところを変更しているのみで、内容につきましては、変更はございません。また、別紙で、試験委員の数ということで、次のページに載せておりますが、こちらも令和7年度を踏まえまして、令和8年度の目安数ということで掲載させていただいております。
具体的に、資料の中身について御説明を申し上げますが、1ポツとしましては、試験委員の構成としまして、第1次試験では作問委員と審査委員の2つがありまして、作問委員は、問題案の作成を担当する方。審査委員は、出題問題の正確性及び妥当性のチェックを行う方となっております。
試験委員の推薦につきましては、作問委員は、各科目担当の試験部会専門委員の方々が推薦して、審査委員は、指定試験機関である日本技術士会の理事の職に当たる専門委員の方が推薦するものとしております。
それから、推薦時期につきましては、ここに書いてあるとおりですが、作問委員の推薦期間は、適切な作問の期間を確保するために令和7年12月下旬までとします。実際に御依頼をする時期としては、この試験部会で御了承いただいた後、試験委員の方々に依頼させていただきます。その後、作問委員による試験委員総会を令和8年2月中旬に開催する予定でございます。
また、審査委員のほうですが、推薦期間は令和8年3月上旬から下旬までとしております。審査委員による試験委員の総会は7月下旬に開催を予定しております。
それから、試験委員の推薦数は、先ほど申し上げた別紙のとおりなのですが、推薦する試験委員数に変更がある場合、事務局へ御連絡をいただければと思います。また、参考4でお配りしております推薦方針にありますが、作問委員を再任する場合は、原則として、一次試験または二次試験それぞれ連続5期までとあるところ、さらに継続が必要な場合は理由をお示ししていただくよう御協力のほどお願いいたします。
以上が資料9になりまして、続きまして、資料10、二次試験のほうの推薦時期及び推薦数について御説明を申し上げます。こちらは作問委員と審査委員と採点委員の3つがございまして、作問委員のほうは、問題案の作成、答案の採点を担当するものとしております。審査委員につきましては、択一式の出題問題の正確性及び妥当性のチェックを行うものとしております。それから、採点委員につきましては、答案の採点を担当するということになっております。
また、試験委員の推薦につきましては、作問委員及び採点委員は、各部門担当の試験部会専門委員が推薦し、審査委員は、日本技術士会の理事の職にある試験部会専門委員が推薦することとなっております。
それから、推薦時期と推薦数につきましては、作問委員は令和7年12月下旬までを推薦期間として、作問委員による試験委員総会は令和8年2月上旬に開催することとしております。審査委員は令和8年3月上旬から下旬までを推薦期間として、審査委員による試験委員総会は5月中旬に開催することとしております。
推薦の目安とする試験委員数は別紙のとおりでございます。
それから、採点委員のほうですが、こちらは推薦期間が令和8年5月下旬から7月上旬までとしておりまして、2ページ目に移りますが、推薦数につきましては、受験申込者数を踏まえて決定することとしております。
別紙に具体的な目安数、推薦の目安数を添付しているところでございます。
最後に、資料11です。令和8年度技術士試験の流れということで、簡単なスケジュールをつけさせていただいております。第一次試験と第二次試験の2列に分かれておりまして、申込みから試験発表まで、簡単ですが、このようなスケジュールで令和8年は考えているところです。
以上が事務局からの説明になります。御審議のほどよろしくお願いいたします。
【佐藤部会長】 ありがとうございました。
ただいま、資料9から11までまとめて御説明いただきましたけども、何か御質疑等ございますか。特によろしいですか。
【宇仁菅委員】 よろしいですか。
【佐藤部会長】 はい、どうぞ。
【宇仁菅委員】 すみません。宇仁菅と申しますが、今回、実は初めて出席させていただいて、こういう質問はここでするべきかどうかもよく分からないんですけども、最後の作問委員です。この数について、申込者数を踏まえて人数を決めているということだったんですけども、具体的に衛生工学部門の人数を見ますと、3人から6人に増えていて、それはそれでいいことというか、賛成ですけども、そんなに申込者数が倍増したような気もしないんですけども、それはそれで、6に増やしていただくということでよろしいんでしょうか。確認です。
【益田補佐】 今回、資料で示させていただいているのは、これまでの状況を踏まえた目安数としております。ただ、この後、この試験部会終了後に状況等が変わりまして、作問委員数を変更する必要等が生じましたら、事務局まで御連絡いただきまして、再度検討します。現時点では3から6に増やすという目安を示させていただいているところです。
【宇仁菅委員】 そうですか。分かりました。では、また必要があればもっと増やしてほしいとかそういうことも事務局に御連絡すれば聞いてもらえるかもしれないということでよろしいでしょうか。
【益田補佐】 はい。そのときはまた改めて御相談させていただければと思います。
【宇仁菅委員】 分かりました。ありがとうございました。
【佐藤部会長】 よろしいでしょうか。
ほかに何か御質問等ございますか。よろしいでしょうかね。
では、特になければ、この件については、それでは、令和8年度技術士第一次試験及び第二次試験の試験委員の推薦時期及び推薦数について、並びに、令和8年度技術士試験の流れについて、資料9から11のとおり決定したいと思いますけども、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
【佐藤部会長】 ありがとうございました。特に御異議ございませんでしたので、それでは、令和8年度技術士第一次試験及び第二次試験の試験委員の試験委員候補者の推薦につきまして、担当される委員の方々におかれましては、名簿の書式により推薦をお願いいたします。
推薦に当たりましては、技術士試験の推薦方針に従い、指定の期日までに、事務局に御提出いただきますようお願いいたします。
それでは、次の議事は、試験問題に関する情報公開等、公正かつ適正な試験を実施することが困難になる案件でございますので、これから先は非公開となります。
一般傍聴者への配信はここまでですので、事務局は準備をお願いいたします。
(以下、非公開部分)
── 了 ──
科学技術・学術政策局人材政策課