試験部会(第42回)議事録

1.日時

令和6年11月13日(水曜日)

2.場所

オンラインにて開催

3.議題

  1. 令和6年度技術士第二次試験筆記試験の結果について
  2. 令和7年度技術士第一次試験の実施について
  3. 令和7年度技術士第二次試験の実施について
  4. 令和7年度技術士試験委員の選出について
  5. 総合技術監理部門におけるキーワード集の改訂について
  6. その他

4.配付資料

  • 資料1 令和6年度技術士第二次試験筆記試験の結果について
  • 資料2 令和7年度技術士第一次試験の実施について(案)
  • 資料3 令和7年度技術士第二次試験の実施について(案)
  • 資料4 令和7年度技術士試験委員(第一次試験)の推薦時期及び推薦数について(案)
  • 資料5 令和7年度技術士試験委員(第二次試験)の推薦時期及び推薦数について(案)
  • 資料6 令和7年度技術士試験の流れ(案)
  • 資料7 総合技術監理キーワード集2025
  • 資料8 「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」改訂への対応について
  • 参考1 技術士分科会試験部会委員名簿
  • 参考2 試験部会開催等に係る関係法令
  • 参考3 技術士第一次試験実施大綱
  • 参考4 技術士第二次試験実施大綱
  • 参考5 技術士試験委員の推薦方針
  • 参考6 技術士制度をめぐる現状と課題(令和6年6月26日科学技術・学術審議会技術士分科会(第47回)資料9)

5.議事録

【佐藤部会長】  それでは、皆様お集まりのようですので、ただいまから第42回技術士分科会試験部会を開催いたします。
 本日は、御多忙な中、会議に御出席いただきまして、誠にありがとうございます。
 まずは事務局より、出席の委員及び配付資料の確認をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

【橋本課長補佐】  よろしくお願いします。事務局でございます。本日は、委員お二方、佐藤部会長と寺井部会長代理と、臨時委員5名、専門委員32名に御出席をいただいており、定足数を満たしておりますことを御報告いたします。佐藤部会長と寺井部会長代理におかれましては、対面の御出席をお願いしており、そのほかの委員の方々はオンラインの御出席をお願いしている状態でございます。
 続きまして、配付資料の確認をさせていただきます。配付資料といたしましては、資料1から8と、参考資料1から6という形で、2つのPDFファイルのほうを皆様方に送付させていただいております。また、委員限りということで資料を2つ、ファイルをさらに配付させていただいておりますことを御報告いたします。資料等、欠落がございましたら事務局までお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。
 また、前回、試験部会をオンラインで開催したときより3年ほど経過してございますが、事務局に人事異動がございましたので、お知らせさせていただきます。人材政策課長として、令和6年7月11日付で奥が着任しております。課長、お願いします。

【奥課長】  人材政策課長をしております奥と申します。どうぞよろしくお願いします。委員の方々におかれましては、大変お忙しいところお集まりをいただきありがとうございます。今日は、今年度の試験の結果の確認と、来年度以降の試験の実施に向けて様々な御指摘、御意見等いただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【橋本課長補佐】  ありがとうございます。そのほか、事務局といたしまして、橋本と中込の2名が着任しております。よろしくお願いいたします。
 以上でございます。

【佐藤部会長】  ありがとうございます。本日の試験部会の議事及び資料は、試験の作問等に関する内容等、公正かつ適正な技術士試験の実施が困難になるおそれのあるものなどが含まれる部分については、非公開とすることとしております。公開可能な内容については、議事録及び資料の公開可能な部分のみ、後日、事前に部会長の私が確認した上でホームページで公開いたしますので、御承知おきいただきたいと思います。
 それでは、議事1に移らせていただきます。令和6年度技術士第二次試験筆記試験の結果について、事務局から資料1について説明をお願いいたします。よろしくお願いいたします。

【橋本課長補佐】  それでは、資料1、令和6年度技術士第二次試験筆記試験の結果について、御報告させていただきます。
 令和6年度技術士第二次試験につきましては、令和6年7月14日及び15日の2日間にかけて、12都道府県で筆記試験を実施してございます。受験申込者は2万9,846名、ほぼ前年と同様でございます。こちらに対して筆記試験を実施し、2,565名の合格者を決定して、10月に御本人様宛てにお知らせしているところでございます。対受験者合格率といたしましては、11.1%となってございます。試験結果の詳細につきましては、次ページ以降の総評部分を御確認いただければと思います。筆記試験の合格者に対しましては、今後、口頭の試験を実施の上、最終的な合格者につきましては、令和7年の3月中旬に官報公告等により公表を予定しております。
 事務局からは以上でございます。

【佐藤部会長】  ありがとうございました。ただいま御説明いただきました内容に関しまして、質疑等ございましたらお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。特に質疑等ございませんでしょうか。よろしいですか。
 よろしければ、この議題については以上とさせていただきたいと思います。
 続きまして、議題の2、令和7年度技術士第一次試験の実施について及び議題の3、令和7年度技術士第二次試験の実施についてに入りたいと思います。令和7年度技術士第一次試験及び第二次試験の実施に当たり、基本的な内容を決定する必要がございますので、事務局から資料の説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

【橋本課長補佐】 それでは、事務局より、資料に基づきまして御説明させていただきます。
 資料2、令和7年度技術士第一次試験の実施についてと、資料3、令和7年度技術士第二次試験の実施についてを御説明させていただきます。説明に当たりまして、試験の実施に対する基本的な事項につきましては、参考3といたしまして技術士第一次試験実施大綱と、参考4といたしまして技術士第二次試験実施大綱がございますが、こちらに基づいて実施をさせていただくものでございます。
 まず、資料2といたしまして、令和7年度技術士第一次試験の実施について(案)を御説明させていただきます。
 主な変更点につきましては、下線を引かせていただいております。一番多い点といたしましては、日付の修正でございますけれども、1点、受験申込受付期間につきましては変更ございますので、その点御説明をさせていただきます。
 まず、1、受験資格、2、試験の方法、3、試験の科目につきましては、例年どおりのものとさせていただいております。
 4、試験の日時、試験地及び試験会場でございますが、令和7年度の試験につきましては、11月23日日曜日に開催する予定でございます。
 5、受験申込受付期間ということでございますが、(1)といたしまして郵送受付、(2)としてWEB受付ということで、令和7年度からWEBでの申込みを設定させていただく手はずが整いました。
 (1)郵送受付につきましては、令和7年6月11日から6月26日木曜日まで、書留郵便の消印を有効ということで設定させていただいております。
 (2)として、WEBの受付でございますが、こちらにつきましては、令和7年6月11日水曜日9時から6月25日水曜日17時までとさせていただいております。WEBの申込みの場合は、公益社団法人日本技術士会ホームページの技術士試験・登録WEB申請窓口を通じての御提出をお願いしております。郵送とWEBでの受付につきまして、若干締切りに差がございますが、こちらは、万が一、WEBでの受付を予定されている方が、回線や機器の不都合でどうしても間に合わない場合は、翌日の書留郵便の消印有効のタイミングまで申込みができるようにということで、時間の差を取らせていただいております。
 6ポツの受験申込書類、7ポツ、受験手数料、8ポツ、機関の申込提出書類提出先、申込書の取扱い、受験申込記載事項の変更につきましては、特に変更はございません。
 合格発表につきましては、令和8年2月に予定しており、第一次試験の試験終了後、正答の公表を速やかに技術士会を通じて行う予定でございます。
 続きまして、資料3、令和7年度技術士第二次試験の実施についても、続けて御説明をさせていただきます。こちらにつきましても、内容といたしましては、主に、日付の修正と、郵送に加えてWEBの試験申込みの設定が可能になったということの記載でございます。
 1ポツの受験資格、2ポツの試験方法、3ポツの試験科目については変更ございません。
 4ポツ、試験の日時、試験地等でございますが、第二次試験の筆記のうち、総合技術監理部門につきましては令和7年7月20日、総合技術監理部門以外の部門と総監の選択科目につきましては令和7年7月21日を予定しております。
 また、口頭試験につきましては、令和7年12月から令和8年1月までの間で、日本技術士会が受験者に別途通知する日で開催させていただきます。
 受験申込受付期間でございますが、郵送につきましては令和7年4月1日から4月16日まで。4月16日までの書留郵便の消印有効としております。
 WEB受付に関しましては、令和7年4月1日9時から4月15日17時まで。公益社団法人日本技術士会ホームページの試験・登録WEB申請窓口より御提出をお願いいたします。
 受験申込書類、受験手数料、試験の実施事務機関及び書類の提出先、申込書の扱い、記載事項の変更につきましては、従前のとおりでございます。
 合格発表につきましては、筆記試験については、令和7年11月に合否を通知させていただきます。また、口頭試験につきましては、令和8年3月に試験に合格した方の氏名を技術士第二次試験合格者として公告するとともに、御本人様宛てに合格証を送付させていただきます。また、筆記試験終了後、択一問題の正答を公表させていただく予定でございます。
 事務局からの御説明は以上でございます。

【佐藤部会長】  ありがとうございました。ただいまの資料2と3について御説明いただきましたが、何か御質問等ございますでしょうか。特によろしいですか。
 特に御意見等ないようでしたら、令和7年度技術士第一次試験の実施及び令和7年度技術士第二次試験の実施につきましては、資料2と資料3、資料3には日付の修正が2か所ございましたけども、これは反映するということで、このとおり決定したいと思いますが、御異論ございませんでしょうか。
 では、特に御異論ございませんので、このとおり決定したいと思います。どうもありがとうございました。
 そうしましたら、続きまして、議題の4、令和7年度技術士試験委員の選出について、事務局から資料の説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

【橋本課長補佐】  事務局でございます。令和7年度技術士試験の試験委員の選出につきまして、資料に基づいて御説明をさせていただきます。
 資料4といたしまして、令和7年度技術士試験委員(第一次試験)の推薦時期及び推薦数について、資料5といたしまして、令和7年度技術士試験委員(第二次試験)の推薦時期及び推薦数についてということで、資料を提示させていただいてございます。また、委員の推薦に当たりましては、参考5といたしまして、技術士試験委員の推薦方針ということで決定いただいております文書のほうを添付させていただいてございます。試験の試験委員の推薦に当たりましては、参考5の推方針に基づき、各年度御推薦をお願いしているところでございます。
 令和7年度の技術士の一次試験の推薦数につきまして、御説明をさせていただきます。資料4でございます。令和7年度技術士試験、一次試験の構成といたしましては、作問委員、問題の作成を担当いただく委員と、審査委員、出題問題の正確性や妥当性のチェックをお願いするというものでございます。
 試験委員の推薦につきまして、この作問委員につきましては、試験部会の専門委員の方に御推薦いただき、審査委員につきましては、指定試験機関でございます公益社団法人日本技術士会の理事による試験部会の専門委員の御推薦をお願いするものとしてございます。試験委員の御推薦を担当する専門委員の方に欠員等生じた場合には、部会長または部会長の代理の指名する者から推薦いただくということになります。
 試験委員の推薦時期につきましては、試験問題の質の向上あるいは適切な作問のための作業期間を十分確保するという観点から、本日御審議の上お認めいただいた後、御依頼を発出させていただく予定ですが、作問委員の推薦期間は令和6年12月下旬までといたします。また、作問委員による試験委員の総会を令和7年2月中旬に開催予定でございます。この試験委員の総会の後、作問開始していただくため、問題の作成期間として3か月程度の確保を予定してございます。
 具体的な試験委員の推薦数につきましては、別紙のとおりでございまして、作問委員の目安といたしましては、昨年と同様の数をお願いする予定でございます。また、場合によっては追加の推薦ということも可能でございますので、今回、案としてお示しさせていただいた作問委員の数あるいは審査委員の数につきまして、御意見等あります場合は、この後の御審議あるいは試験部会後、御連絡をいただければと思います。
 続きまして、資料5でございますが、令和7年度技術試験第二次試験の推薦時期及び推薦数についてということでございます。
 二次試験のほうの試験委員の構成につきましては、作問委員、問題の作成及び答案の採点を担当いただく作問委員と、択一式の出題問題の正確性及び妥当性のチェックをお願いする審査委員と、答案の採点をお願いする採点委員の3種類の委員の御推薦をお願いするものでございます。
 作問委員と採点委員につきましては、各部門の御担当の委員の皆様方に御推薦をお願いできればと思います。また、審査委員につきましては、指定試験機関でございます、日本技術士会の理事の専門委員から御推薦をお願いできればと思います。こちらも同様に、推薦を御担当いただく委員に欠員生じた場合は、部会長または部会長代理が指名する者からの御推薦をお願いするものでございます。
 作問委員及び審査委員の推薦時期と推薦数につきましては、3ポツ以下記載のとおりでございますが、作問委員の推薦につきましては、令和6年12月下旬までの締切りで、これからお願いを発出する予定でございます。作問につきましては、諸手続の後、約3か月の期間で作業をお願いするというものでございます。
 推薦数につきましても、目安といたしまして、別紙のとおり、各部門、科目ごとに設定させていただいてございます。こちらについて、量の過多等ございます場合は、事務局あるいは今後の御審議の際に御連絡をいただければと思います。こちらについて、実際に推薦いただく人数が目安と大きく異なる場合には、変更について部会長の御了解をいただければと思ってございます。
 あと、資料6といたしまして、令和7年度技術士試験のおおよその流れということで、受験の申込みから筆記試験、合格発表までの時系列を簡単にお示しさせていただいているものでございます。
 事務局からは以上でございます。

【佐藤部会長】  ありがとうございました。ただいま資料4、5、6を御説明いただきましたが、これらに関しまして何か御質疑等ございますでしょうか。特によろしいでしょうか。
 特にないようですので、それでは、令和7年度技術士第一次試験及び第二次試験の試験委員の推薦時期及び推薦数並びに試験の流れにつきまして、資料4、5、6のとおりに決定したいと思いますが、御異論等ございませんでしょうか。
 特に御意見ないようですので、このとおり決定させていただきます。どうもありがとうございました。
 それでは、令和7年度技術士第一次試験及び第二次試験の試験委員の候補者の推薦につきましては、担当される委員の方々におかれましては、名簿の書式により推薦をお願いすることといたします。よろしくお願いいたします。推薦に当たりましては、技術士試験の実施方針に従い、指定の期日までに事務局に御提出いただくようお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 では続きまして、議題5の総合技術監理部門におけるキーワード集の改訂について、審議をしたいと思います。
 総合技術監理部門担当の専門委員でいらっしゃいます山下委員に御説明いただきたいと思います。それでは、山下委員、よろしくお願いいたします。

【山下委員】  山下です。よろしくお願いいたします。今年度の総合技術監理のキーワード集の変更事項は資料にございます。最終版と会議資料がございまして、今映っているのは最終版です。
 会議資料のほうを見ていただくと色分けがされていて、新規で10ワードを追加して、削除が3ワード、それから場所を移動したのが3ワードになっています。できるだけ受験生の御負担を考えて、あまり急激な変更をしないという方針の下で、ただ、いろいろ社会情勢も変わっておりますので、例えば新規追加したワードは、法律でいくと子ども・子育て支援法ですとかといったものも入っていますし、あるいは最近かなり注目を浴びている、アンコンシャス・バイアスですとか、ネイチャーポジティブですとか、バイオエコノミーとか、そういった言葉も入っております。
 それから、キーワードとしてどうかという問題もあるんですが、出題者側からのメッセージを伝えたいという意味で、インフラ老朽化対策ですとか、あるいはデジタルトランスフォーメーションとか、グリーントランスフォーメーションに対する安全対策といった、キーワードというよりはこういったことも勉強しておいてくださいねというようなメッセージ的なものも追加をして、今回修正を行いました。御審議のほどよろしくお願いいたします。
 以上です。

【佐藤部会長】  山下委員、ありがとうございました。続きまして、事務局から何か補足ございましたら……。

【山下委員】  ごめんなさい。それから、ちょっとメールで質問がありましたので、お答えいたします。

【佐藤部会長】  よろしくお願いします。

【山下委員】  キーワードを作成する際の話だと思うんですけれども、関係省庁とかに見てもらっていますかという御質問の意図だとは思います。省庁が確認しているのかということなんですけども、キーワードを作成する委員としては、今、総合技術監理5分野から、経済とか人的資源、情報、安全、社会環境の5分野から成っておりまして、その5分野の各監理部門の代表者と、その下に2名ずつつけて、3名で各分野の案を検討して、それをもうちょっと委員を足して、総括委員会で議論をしています。その各監理部門の案を作成するときには、実際に問題を作成した委員からも、こういった問題を出したいのでこういったキーワード追加をしてほしいとかという意見を集めまして、その下で検討しております。そういった体制でやっておりますので、特に省庁の方に確認をしていただいているものではありません。この技術士会のほうでつくっているということなんですけれども、ただ、出題される方もたくさんいらっしゃって、その方たちから意見をいただいていますので、一通り、現在必要なものは、我々としては、含まれているのではないかというふうに考えております。
 以上です。

【佐藤部会長】  ありがとうございました。
 ただいま山下委員から御説明いただきましたが、事務局から何か補足等あればお願いしたいと思います。よろしいですか。

【橋本課長補佐】  はい。

【佐藤部会長】  特に補足はないということですので、今の御説明に関しまして、何か御質問等あればお受けしたいと思いますが、特によろしいでしょうか。
 特にないようですので、この件については以上のとおりでございますが、改訂版についての取扱いを御説明いただくことになっていますね。

【橋本課長補佐】  事務局でございます。本日の御審議を踏まえまして、総合技術監理のキーワード集につきましては、文部科学省のホームページに掲載をさせていただく手続きを取らせていただきます。また、来年度以降につきましても、時勢の変化等を踏まえた改訂発生すると考えられますことから、試験委員の御推薦につきましては、引き続き、総合技術監理に関しましてもお願いをする予定のことを申し添えます。ありがとうございます。

【佐藤部会長】  ありがとうございます。ということでございますが、特によろしければ、この議題についてはこれまでとさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。山下委員、どうもありがとうございました。

【山下委員】  どうもありがとうございました。

【佐藤部会長】  それでは、次へ参りまして、今度は議題の6、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)改訂への対応について、事務局から資料の説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

【橋本課長補佐】  事務局でございます。それでは、資料8、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)改訂への対応について(案)ということで、資料のほうを配付させていただいてございます。
 こちらにつきまして、背景等を御説明させていただきますが、令和5年、昨年の1月25日付で、技術士に求められる資質(コンピテンシー)につきましては改訂されたところでございます。こちらの改訂版コンピテンシーに対応した試験内容とすべく、指定試験機関の日本技術士会で設置されております技術士試験検討・評価委員会で、現行の筆記試験問題、評価方法及び口頭試験の諮問事項について、対応について検討いただいた結果、全体としては、現行の問題で改訂版コンピテンシーの内容を十分含んでおり、大きな変更は必要ないという結論に至ったということでございます。
 ただ、コンピテンシー自体は改訂されてございますので、こちらについて、今後の試験については改訂後のコンピテンシーを適用した試験内容とするということを、試験をこれから受けようとする方々へ周知が必要となりますので、この周知期間を1年程度確保することを考慮し、また、APECエンジニア等でも改訂版コンピテンシーでの審査を行うという開始時期を協調するということから、令和8年度の技術士第二次試験から改訂版コンピテンシーへの対応、適用を行うということを周知したく、お諮りするものでございます。
 受験者への周知文につきましては、令和8年度技術士第二次試験より、改訂版のコンピテンシーを適用した試験を実施する。令和7年度、来年度の試験につきましては、従来のコンピテンシーに基づいて実施を行うということを明示するものでございます。
 周知方法といたしましては、これから配布を開始いたします令和7年度の技術士第二次試験受験申込み案内への記載と、日本技術士会のホームページへの掲載の2通りを考えてございます。
 また、裏面で別添といたしまして、字が細かくなりますが、コンピテンシーの新旧対照ということで、改訂された部分に下線を引いたものを添付させていただいております。
 事務局からの御説明は以上でございます。

【佐藤部会長】  ありがとうございます。何か日本技術士会から補足等ありますでしょうか。

【日本技術士会(月岡)】  特段ございません。

【佐藤部会長】  特にいいですか。では、以上の説明につきまして、何か質疑等ございましたら御発言いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

【川崎委員】  すみません。川崎と申します。よろしいですか。

【佐藤部会長】  どうぞ、よろしくお願いいたします。

【川崎委員】  御説明ありがとうございます。コンピテンシーが改訂されるということ、了解いたしました。
 試験委員のほうに、第二次試験なんですけれども、配点を変えるとか問題数を変えるはいかがだろうかというような調査が回っているという話を聞きました。その点に関しては特に改訂はないというふうに理解しましたが、それで合っていますか。

【橋本課長補佐】  ありがとうございます。事務局でございます。令和7年度の試験からそのようなことを変更するということを前提として、御審議を今回いただくということではございませんことをお知らせさせていただきます。御意見等、別途頂戴していることもあるかと思いますが、改めて問題点整理等できましたら、また、試験部会の場で御審議をお願いする予定でございます。

【佐藤部会長】  よろしいでしょうか。よろしいですかね。今の御回答で御了解いただいたということで進めたいと思います。
 ほかに何か御質疑等ございますでしょうか。
 では、特にないようでしたら、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)改訂の対応につきましては、資料8のとおり決定をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
 特に御意見ないようでしたら、これで御了解いただいたということで進めたいと思います。
 それでは、次に参りたいと思いますけども、次の議題以降、議事には試験問題に関する情報公開等、公正かつ適正な試験を実施することが困難になる案件になりますので、これから先は非公開となります。一般傍聴者への配信はここまでですので、事務局は準備をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

【橋本課長補佐】  それでは、公開と非公開の切替えの準備をさせていただきますので、しばらくお待ちいただければと思います。

(以下、非公開部分)

 

── 了 ──

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科学技術・学術政策局人材政策課

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(科学技術・学術政策局人材政策課)