試験部会(第38回) 議事録

1.日時

令和3年12月10日(金曜日)16時00分~18時00分

2.場所

新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、オンライン会議にて開催

3.議題

  1. 令和3年度技術士第二次試験筆記試験の結果について
  2. 前回(第37回)及び前々回(第36回)試験部会についての報告
  3. 令和4年度以降の技術士第一次試験実施大綱について
  4. 令和4年度以降の技術士第二次試験実施大綱について
  5. 令和4年度技術士第一次試験の実施について
  6. 令和4年度技術士第二次試験の実施について
  7. 令和4年度技術士試験委員の選出について
  8. 総合技術監理部門におけるキーワード集の改訂について
  9. 令和4年度以降の技術士試験合否決定基準について(以降非公開)
  10. その他

4.配付資料

5.出席者

委員

岸本部会長、鈴木(桂)部会長代理、上蓑委員、小野田委員、栗山委員、小林(厚)委員、下保委員、三村委員、村田委員、太田委員、柳本委員、鈴木(克)委員、渡辺委員、鈴木(忠)委員、松本委員、上ノ山委員、沢木委員、榎委員、上総委員、小林(千)委員、深澤委員、湯川委員、矢部委員、丹羽委員、伊呂原委員、林委員、木谷委員、三沢委員、養王田委員、守屋委員、猪股委員、野田委員、山下委員、勝地委員、大場委員、木村委員、河津委員、佐藤委員、柴山委員、瀬尾委員、田村委員、千木良委員、沼澤委員(名簿順)

文部科学省

斉藤人材政策課長 ほか

6.議事録

【岸本部会長】  それでは皆様、改めて、こんにちは。本日の試験部会、第38回になりますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。
 前回に引き続き、オンラインでの開催となります。御多忙の中、御出席いただきまして、誠にありがとうございます。今、通信状態は安定していると思いますけれども、場合によっては続行できなくなるような不具合が生じることがあるかと思いますが、そのときには試験部会を中断する可能性がありますので、あらかじめ御了解いただければと思います。
 本日の出席者ですけれども、事務局でお願いしたいんですが、委員の方が現在2名で、臨時委員の方は何名になっていますでしょうか。あと、専門委員の方の人数が分かればと思いますけれども、事務局のほうでいかがでしょうか。
【臼井専門官】  本日、今のところですけれども、現段階で委員2名と、臨時委員の方5名、専門委員23名で、科学技術・学術審議会令第8条に規定している定足数を満たしております。
【岸本部会長】  ありがとうございます。それでは、定足数を満たしているということで、正式に開催させていただければと思います。
 それでは、初めに事務局から資料の確認をお願いいたします。
【臼井専門官】  どうもありがとうございます。文部科学省技術士係の臼井でございます。それでは、配付資料の確認をさせていただきますが、非公開資料の確認につきましては割愛させていただきますので、既に委員の皆様に送付している議事次第により御確認いただければと存じます。
 公開資料につきましては、資料1から10までありまして、資料1は今年度の二次試験の結果、2から5は来年度の試験の実施大綱、また試験の実施についてでございます。資料6は試験委員の推薦方針案、資料7、8は一次試験及び二次試験の試験委員の推薦時期及び推薦数についてです。資料9は試験の流れ、最後に資料10として、総合技術監理ワード集でございます。かなり種類が多いですが、あらかじめ委員の先生方にはメールにて送らせていただいているところでございます。メールのダウンロードの不具合等がございましたら、事務局に御連絡ください。
【岸本部会長】  ありがとうございました。
 それでは、議事に入ってまいりたいと思いますけれども、本日の議題のうち、終盤の内容につきましては、技術士分科会運営規則第4条第3号の「試験問題に関する情報の公開等公正かつ適正な試験を実施することが困難になるおそれのある案件」に該当するため、非公開とさせていただきますので、詳しくは、事前にお送りしている議事次第をあらかじめ御確認方お願いしたいと思います。最後の議題が非公開になっておりますので、よろしくお願いいたします。よろしいでしょうか。
 それでは、議事に入る前に、書面での開催を除いて、今期初めての会合でありますし、新任の委員もいらっしゃるということですので、事務方から委員の御紹介をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
【臼井専門官】  よろしくお願いいたします。
 それでは、時間の都合上、お名前の御紹介のみとさせていただきますけれども、まずは部会長の岸本喜久雄委員。
【岸本部会長】  よろしくお願いします。
【臼井専門官】  続きまして、部会長代理の鈴木桂子委員。
 上蓑義朋委員。
 新任の小野田弘士委員。
 同じく新任の栗山善昭委員。
【栗山委員】  よろしくお願いします。
【臼井専門官】  小林厚司委員。
【小林(厚)委員】  よろしくお願いします。
【臼井専門官】  下保修委員。
【下保委員】  よろしくお願いします。
【臼井専門官】  三村啓子委員。
【三村委員】  よろしくお願いします。
【臼井専門官】  新任の村田裕子委員。
【村田委員】  よろしくお願いいたします。
【臼井専門官】  太田佳樹委員。
【太田委員】  よろしくお願いいたします。
【臼井専門官】  柳本潤委員。
【柳本委員】  よろしくお願いします。
【臼井専門官】  鈴木克幸委員。
【鈴木(克)委員】  よろしくお願いします。
【臼井専門官】  渡辺紀徳委員。
【渡辺委員】  よろしくお願いします。
【臼井専門官】  鈴木忠道委員。
【鈴木(忠)委員】  よろしくお願いします。
【臼井専門官】  松本聡委員。
【松本委員】  よろしくお願いいたします。
【臼井専門官】  上ノ山周委員。
【上ノ山委員】  よろしくお願いいたします。
【臼井専門官】  沢木至委員。
【沢木委員】  よろしくお願いします。
【臼井専門官】  吉野学委員は、所用により本日御欠席と伺っております。
 榎学委員。
【榎委員】  よろしくお願いします。
【臼井専門官】  次、廣吉直樹委員は、所用により本日御欠席と伺っております。
 また、新任の上総周平委員。
 同じく新任の小林千佳委員。
 次に、深澤淳志委員。
【深澤委員】  深澤です。よろしくお願いします。
【臼井専門官】  よろしくお願いします。
 岡久宏史委員と宇仁菅伸介委員は、所用により本日御欠席と伺っております。
 湯川剛一郎委員。
【湯川委員】  湯川です。よろしくお願いします。
【臼井専門官】  矢部三雄委員。
【矢部委員】  矢部でございます。よろしくお願いいたします。
【臼井専門官】  新任の丹羽真委員。
【丹羽委員】  丹羽です。よろしくお願いします。
【臼井専門官】  伊呂原隆委員。
【伊呂原委員】  伊呂原でございます。よろしくお願いいたします。
【臼井専門官】  ありがとうございます。
 新任の林雅弘委員。
【林委員】  林です。よろしくお願いいたします。
【臼井専門官】  木谷日出男委員。
【木谷委員】  よろしくお願いします。
【臼井専門官】  よろしくお願いします。
 三沢和彦委員。
 次、養王田正文委員。
【養王田委員】  養王田です。よろしくお願いします。
【臼井専門官】  よろしくお願いします。
 荒井眞一委員と袖野玲子委員は、所用により本日御欠席と伺っております。
 新任の守屋公三明委員。
【守屋委員】  お願いします。
【臼井専門官】  猪股純委員。
【猪股委員】  猪股です。よろしくお願いします。
【臼井専門官】  野田徹委員。
【野田委員】  野田です。よろしくお願いいたします。
【臼井専門官】  山下英明委員は、所用により17時頃からの御出席と伺っております。
 勝地弘委員。
【勝地委員】  勝地です。よろしくお願いします。
【臼井専門官】  小机わかえ委員は、所用により本日御欠席と伺っております。
 新任の大場恭子委員。
【大場委員】  大場です。よろしくお願いいたします。
【臼井専門官】  木村礼夫委員。
【木村委員】  木村です。よろしくお願いします。
【臼井専門官】  新任の河津宏志委員。
【河津委員】  河津です。よろしくお願いします。
【臼井専門官】  佐藤之彦委員。
【佐藤委員】  佐藤です。よろしくお願いいたします。
【臼井専門官】  柴山直委員。
【柴山委員】  柴山です。よろしくお願いいたします。
【臼井専門官】  新任の瀬尾弘美委員。
【瀬尾委員】  瀬尾です。よろしくお願いいたします。
【臼井専門官】  田村裕美委員。
 千木良美由紀委員。
 沼澤朋子委員。
【沼澤委員】  よろしくお願いします。
【臼井専門官】  よろしくお願いします。
 以上、第11期試験部会委員の皆様です。
【岸本部会長】  ありがとうございました。委員の方で呼ばれていない方はいらっしゃいますでしょうか。よろしいでしょうか。ありがとうございます。また、名簿を御覧になっていただいて、役職等の記載ミスがございましたら、後ほどでも事務局にお知らせいただければと思います。よろしくお願いいたします。
 それでは続きまして、事務局でも本年7月に異動がありましたので、斉藤課長様から御挨拶をお願いしたいと思いますが、よろしくお願いいたします。
【斉藤課長】  ありがとうございます。御紹介いただきました人材政策課長の斉藤でございます。年末が近づきまして大変お忙しい中、多くの先生に御参加いただきまして、ありがとうございます。改めて、幅広い分野の多くの先生方に支えられて、技術士制度は進んでいるなというのを感じた次第です。
 先日、技術士会の70周年の式典がございまして、秋篠宮様の御挨拶ですとか、参議院の議長さんですとか、文科大臣、国交大臣にも出席いただいて、非常に大きな式典が開かれて、私も参加してまいりました。技術士制度の歴史とか実績の重みを改めて感じた次第であります。
 本日は令和4年度の試験の実施に関する事項を様々御検討いただくことになっております。お忙しい中ではございますが、本日もよろしくお願いしたいと思います。
 以上です。
【岸本部会長】  ありがとうございました。
 それでは、議事に入りたいと思います。まず、議題の1、令和3年度技術士第二次試験筆記試験の結果についてです。第二次試験筆記試験の結果について、事務局から説明をお願いいたします。
【臼井専門官】  令和3年度第二次試験筆記試験の結果について御説明させていただきます。資料1を御覧ください。
 令和3年度第二次試験筆記試験は、去る7月10日と11日に全国12都道府県で実施されまして、既に本年10月に合格発表がなされております。試験の結果につきましては資料の表のとおりでございますが、概要のみ御説明させていただきます。
 まず、受験申込者数が昨年度に比べて約4,000人増の2万9,828名、筆記試験の合格者は2,884名、合格率は12.6%でございました。なお、今後口頭試験を順次実施いたしまして、来年3月に最終合格者の発表予定としております。
 本議題の説明は以上とさせていただきます。
【岸本部会長】  ありがとうございます。
 ただいまの事務局の説明に対しまして、何か御質問等あれば伺いたいと思います。いかがでしょうか。手を挙げるボタンを押していただいても結構ですし、そのままミュートをオフにしていただいて御発言いただいても結構ですが、よろしいでしょうか。
 受験生が大分増えたということですが、昨年はコロナの影響が直接あって、なかなか受験生が受験するのが難しかったのが、本年になって、受験に関しては多少落ち着いてきたと考えればよろしいんでしょうか。
【臼井専門官】  多分、そのような状況だったと思います。
【岸本部会長】  実施も無理なくできた、支障なくできたということで皆さんと情報共有してもよろしいでしょうかね。
 ほかはいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、議題1についてはそこまでにさせていただきまして、続きまして議題の2、書面審議を実施した前回37回及び前々回36回の試験部会の内容について、私から口頭で簡単に御説明させていただきます。
 前々回は、コロナウイルスに感染された等により令和2年度の二次試験口頭試験を受けられなかった方に関して、追試験を行うことを決定いたしました。また、前回は、第11期を迎え、新たに部会長及び部会長代理について選任したという次第でございます。部会長は私で、部会長代理は鈴木先生にお願いしたということになってございます。
 このことに関して、何か御質問等ございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 書面審議に御協力いただきまして、ありがとうございました。改めて御礼申し上げます。
 よろしければ、次の議題に進ませていただきたいと思います。議題3、令和4年度以降の技術士第一次試験実施大綱について及び議題の4、令和4年度以降の技術士第二次試験実施大綱についての審議に入ります。
 来年度以降、技術士第一次試験及び第二次試験を実施するに当たり、試験の基本的方針を定める実施大綱を決定する必要があります。事務局から説明をお願いいたします。
【臼井専門官】  一次試験・二次試験の実施大綱について説明させていただきます。資料2、3を御覧ください。基本的には例年どおりの方針としております。
 まず、資料2、一次試験でございますけれども、20の技術部門ごとに実施いたしまして、技術士となるのに必要な基礎的学識、法の遵守に関する適性、技術士補になるのに必要な専門的学識を問うこととしております。
 試験は、基礎・適性・専門と3科目について、全科目択一式で行います。基礎・専門科目については、自然科学系学部卒程度としております。それぞれの試験の方法や配点などについては、次のページのとおりでございます。
 次に、資料3に移らせていただきますけれども、二次試験でございますが、こちらは総合技術監理部門を含めて全21部門ごとに実施し、当該技術部門の技術士となるのに必要な専門的学識及び高等の専門的応用能力を有するかを問うこととしております。
 こちらにつきましては、筆記試験及び口頭試験を行い、筆記試験では必須科目、選択科目の試験を行います。筆記試験を合格すると口頭試験となりますが、それぞれの試験方法や配点などについては、次のページ以降に記載のとおりとなります。
 また、最後の5ページのところに参考といたしまして、二次試験の受験資格となる実務経験の年数について記載しております。
 技術士試験の実施大綱の説明は以上となりますが、これまで毎年、次年度の試験の実施大綱を御審議いただいておりまして、例年ですと、表題に令和何とか年度実施大綱とさせていただいておりましたけれども、次回以降は、例年どおりであれば審議を省略することとしたいと考えておりますので、今回以降、題名に○○年度と年度を特定する記載を削除させていただいております。このことも併せて御審議いただきますようお願いいたします。
 以上でございます。
【岸本部会長】  説明ありがとうございました。
 まず、今、御説明いただきました実施大綱の内容についての御質問、御意見がありましたらお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
 手元の資料を御確認いただいて、特に問題がないようであれば、こういう形で決めさせていただければと思いますが、よろしいでしょうか。
 特に御意見がないようですので、こういう形で決めさせていただきたいと思います。
 もう一つ、事務局から御提案がありました、大綱についてこれまでは毎年度決める形を取っていたということですけれども、今年度からは継続的にこの大綱で進めるということで、改定があれば、またそれに応じて審議をしていただくことになりますけれども、変更がない場合については、継続して進めるという取扱いにしたいということでありますけれども、それにつきましてはいかがでしょうか。御意見ございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 どうでしょうか。審議として確認するということと、毎年委員も替わるので、内容的には確認ということはしていったほうがいいと思いますけれども、その辺りの取扱いについては、どのように整理したらいいでしょうか。
【臼井専門官】  今後は、念のため参考として添付しまして、簡単に紹介するという形にさせていただければと考えております。
【岸本部会長】  分かりました。そういう取扱いになるということですけれども、そこも含めて、よろしいでしょうか。
 御異議がないようですので、次年度以降については、特段の審議事項があれば、そのときに審議するということで、報告扱いということで進めるということにさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
【臼井専門官】  ありがとうございました。
【岸本部会長】  それでは、次は議題の5、6になりますけれども、議題の5、令和4年度技術士一次試験の実施について及び議題の6、令和4年度技術士二次試験の実施についてに入ります。令和4年度技術士一次試験及び二次試験を実施するに当たり、実施の基本的な内容を決定する必要があります。事務局から説明をお願いいたします。
【臼井専門官】  ありがとうございます。続きまして、試験の実施についての説明をさせていただきます。資料4、5を御覧ください。また、資料9に、試験に係る大まかな流れを一覧しておりますので、併せて御参照いただければと思います。
 まず、試験の実施についても、先ほどの実施大綱と同様に、日程以外は基本的に例年の方針と変更ございませんが、修正している部分は下線部を引いている箇所でございます。
 ただし、二次試験のほうなんですけれども、申込期間につきまして、一部特例措置を設けている部分があります。これは、後でまた御説明いたしますけれども、令和元年度の台風により一次試験の再試験を受験した方につきまして、令和4年度の二次試験を受ける場合、その再試験日が通常の日程よりもずれ込んだということによる影響を考慮したことについて、特例措置を設けたいとしております。この辺りにつきましては、後で説明をさせていただきますが、その他の変更がない部分は概要のみの説明とさせていただきます。
 資料4、5ともに、試験の方法及び科目につきましては、実施大綱と変更ありませんので、説明は省略いたします。
 先に資料4、一次試験の実施につきましてですが、まず試験日程につきましては、11月27日を予定しております。なお、本年は11月28日に実施いたしました。試験会場につきましては、実施のおよそ1か月前に告示・発表を行う予定としております。申込期間は6月中旬から下旬にかけて。受験手数料は1万1,000円と、技術士法施行令で定められた額となります。
 なお、合格発表につきましては、令和5年2月に合格者の氏名を公告するとともに本人に通知するとしております。また、試験終了後は、技術士会から速やかに試験問題の正答を公表します。
 一次試験につきましては、以上でございます。
 次に、二次試験の実施につきまして、資料5を基に説明いたします。2ページ目の試験の日程まで飛ばさせていただきます。
 二次試験の筆記試験につきましては、7月17、18日に総合技術監理部門の必須科目や、それ以外の技術部門の選択科目と分けて実施いたします。また、筆記試験の合格者に対しての口頭試験は、令和4年12月から令和5年1月までの間に実施する予定としております。
 また、申込期間につきましては、同年4月上旬から中旬を予定しておりますが、なお書き以降、下線を引いているところなんですが、先ほど冒頭、少し話させていただきましたけれども、令和元年度の一次試験は令和元年度の10月に行われたものの、一部の地域で台風の影響により中止されまして、これらの地域につきましては再試験が実施されました。これが、合格発表がほかの地域では令和元年12月だったのに対しまして、対象地域では翌年の令和2年4月下旬にずれ込んだということがございました。
 この令和元年度の一次試験を受けた方で、既に自然科学系の修士課程や博士課程に在籍していた方につきましては、令和4年度になれば、指導技術士などの指導の下でプラス2年の実務経験があれば二次試験が受けられるということになりますが、台風により再試験を受けた方の実務経験は、申込期限の4月中旬時点では1年11か月強と、2年にならないということになっておりますので、約1か月間、申込期限を延長するという特例措置を取ることとしております。
 なお、このような特例措置につきましては、背景は異なりますけれども、同様に申込期限の一部延長をした例は、今年度の二次試験の申込みにおきまして、前年度の2年度の二次試験筆記試験以降の日程がコロナウイルスの影響により実施が延期されたということにより、合格発表が当初の予定よりずれ込んだことに伴いまして、2年度の二次試験の筆記試験の合格者で、3年度の二次試験を受験される方に特例措置を設けたという例もございます。
 元に戻りますけれども、3ページ目、7番の受験手数料ですが、こちらは1万4,000円で、これも技術士法施行令に規定されているとおりでございます。合格発表については筆記試験を11月に、口頭試験は3月に合格者氏名を公示するとともに本人に通知いたします。同じく正答の公表につきましても、筆記試験終了後に、技術士会で速やかに択一式の正答を公表するとしております。
 以上、基本的には例年どおりになりますが、一次・二次試験の実施の説明につきましては以上でございます。
【岸本部会長】  ありがとうございます。
 ただいまの事務局からの説明に関しまして、何か御質問等あれば、伺いたいと思います。いかがでしょうか。よろしいでしょうか。特に御意見ありませんでしょうか。
 御意見ないようですので、それでは、令和4年度技術士第一次試験の実施及び令和4年度技術士第二次試験の実施につきましては、資料4及び資料5のとおり決定したいと思います。よろしいでしょうか。
 皆様の御了解が得られたと思います。どうもありがとうございました。
 それでは次に、今度は議題の7になりますけれども、令和4年度技術士試験委員の選出についてに入ります。令和4年度技術士第一次試験及び第二次試験の試験委員の推薦時期及び推薦数について御審議いただき、本部会において御決定をいただきたいと思います。事務局から説明をお願いいたします。
【臼井専門官】  試験委員の選出につきまして、資料6から7、8、9に基づいて説明させていただきます。
 まず資料6ですけれども、令和4年度技術士試験委員の推薦方針でございます。こちらも例年どおりの内容となってございますけれども、資料に基づきまして簡単に説明させていただきます。
 まず、試験委員の選出につきましては、試験委員としてふさわしい適格者を選考していただければと思っております。具体的には、技術士二次試験の合格者等、技術士試験の執行に必要な学識経験及び実務経験の豊富な方で、できるだけ広い視野に立ち、特定の業種・職種に偏ることのないよう御配慮いただければと思います。推薦に当たりましては、後ほど説明いたします候補者名簿を御提出いただくこととしております。
 次に、試験委員の条件ですけれども、試験委員につきましては、2ポツの(1)から(4)に記載しております全ての要件を満たす方を選考していただきたいということになってございます。
 なお、3番につきましては、必要に応じてですが、関連する部門の間で兼務する場合、兼務の委員につきましては、部会に報告し、部会長の了承が必要となりますので、もし兼務する方の候補などありましたら、事務局まで御連絡いただければと思います。
 次は、試験委員の任期につきましては、4ポツに記載のとおりでございます。1年以内という形で、原則として連続して5期までという形となっております。
 そして、5ポツ、過去の試験と継続性を考慮する必要がありますので、推薦の際には、少なくとも1名以上は前年度の試験委員を選考いただければと思います。
 試験委員は、試験部会の専門委員の皆様の推薦を受け、岸本部会長の承認をもって当部会の決定とさせていただくようになりますので、よろしくお願いいたします。
 推薦方針についての説明は、以上とさせていただきます。
 続きまして、資料7、一次試験の試験委員の推薦時期及び推薦数についてです。試験委員の数については、昨年度の試験部会において、部会長と三村委員から、部門間で開きがあるということから、「それぞれの部門で御検討いただき、必要な人数にしていくということにできれば」とのコメントをいただきましたことを踏まえまして、技術士会の協力もいただきまして、各部門の主立った試験委員に対しまして、必要人数に関するアンケートを行いました。この結果を踏まえて、可能な限りでの人数の変更を行った結果が、資料7と資料8それぞれの別紙ということになります。
 具体的に資料を説明させていただきますが、先に一次試験について、資料7、試験委員の構成につきましては、作問委員と審査委員になりまして、役割につきましては、記載のとおりとさせていただきます。ただ、試験問題の最終的な決定は、作問委員に行っていただくという形になります。
 2番、試験委員の推薦につきましては、先ほど御説明いたしましたので、省略させていただきます。
 次に、推薦時期でございますけれども、問題作成に十分な期間を取る必要があると考えておりますので、大変恐縮ではありますが、今年12月の下旬、具体的には、12月27日が今年は月曜日でございますので、24日あるいは、ぎりぎりではありますけれども27日、それまでに御推薦を提出いただければと思います。
 また、作問委員につきましては、試験委員総会を2月下旬に開催予定としておりますので、選考に当たりましては、候補者の方にあらかじめお伝えいただければと存じます。
 次に、審査委員ですが、審査委員につきましては、推薦期限を3月下旬までとさせていただいております。審査委員につきまして、同じく選考に当たりまして、候補者の方にあらかじめお伝えいただければと思います。
 作問委員、審査委員のそれぞれの推薦数については、資料の別紙のところに添付してございますが、作問委員の数につきましては、先ほど申しましたアンケートを行った結果、令和3年度と比べて数が変更となっているのが、黄色のハッチングの部分でございます。
 一次試験の試験委員の推薦時期及び推薦数についての説明は、以上となります。
 続きまして、資料8、二次試験の試験委員の推薦時期及び推薦数でございます。こちらも同様ですけれども、二次試験の試験委員の推薦時期ですが、一次試験と同じく、やはり問題作成に十分な期間を取る必要があると考えておりますので、同じく12月下旬までに推薦いただければと思います。
 第二次試験の作問委員につきましては、試験委員総会を2月上旬に開催予定としておりますので、選考に当たりましては、候補者の方にあらかじめお伝えいただければと存じます。
 同様に、審査委員につきましても、推薦期限を3月下旬とさせていただいております。第二次試験の審査委員につきましては、審査委員総会を令和4年の5月中旬に開催予定としておりますので、同じく選考の際には、候補者の方にあらかじめお伝えいただければと思います。
 それぞれの推薦については、同じく資料の別紙に添付してございます。
 なお、作問委員と審査委員の推薦につきましては、日程的には厳しいお願いをしておりますが、問題作成や、技術士会によるチェックや編集、改めての校閲などに日程を確保する必要がございます。また、第一次試験、第二次試験、それぞれの推薦時期が重なってしまっており、委員の先生方には御負担を強いることになってしまって誠に申し訳ありませんが、何とぞ御理解いただきますようお願いいたします。
 あわせて、資料9につきましては、令和4年度の技術士試験の大まかな流れでございます。おおむね今年度と同様でございますけれども、適宜御参照いただければと存じます。
 二次試験の試験委員の推薦時期及び推薦数については以上となりますが、試験委員の推薦方針については、先ほどの実施大綱と同様に、例年どおりであれば、次回以降は審議なしとさせていただきたいので、併せて御確認いただきますようお願いいたします。
 以上でございます。
【岸本部会長】  説明ありがとうございました。
 それでは、ただいまの事務局からの説明に対しまして、御質問等あれば伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。
【丹羽委員】  丹羽ですが、質問よろしいでしょうか。資料6の4ポツに、第一次試験・第二次試験のそれぞれの試験において、連続して5期までとなっています。なお、その次の段で、原則として3年以上の期間を置いてということになっていますが、例えば一次の試験委員を5年やった後に、二次の試験委員になる場合にも、3年置くべきなのでしょうか。
【岸本部会長】  ただいまの御質問に関して、技術士会のほうで実務的にされていたと思いますけれども、一次試験を終わってから二次試験をされる方というのは、どういう取扱いをこれまでされてきたか、何かコメントをいただくことはできますか。それぞれとなっているので、一次から二次に移る場合については、文面上は特に空けなくてもいいようにも読めますけれども、その辺りはいかがでしょうか。
【日本技術士会】  技術士試験センターの齊藤でございます。その点につきましては、一次・二次、それぞれ別に管理しておりますので、一次の後、すぐに二次ということは実際にやってございます。これにつきましては、大綱がそれぞれできているということで、別の試験内容だという理解で、継続していない、連続しないということで整理しております。
 以上です。
【岸本部会長】  ありがとうございます。
【丹羽委員】  ありがとうございました。
【岸本部会長】  作問のタイプが違うので、続けてということですので、一次をやられた方が、終わったらすぐに二次とやっていただくと、ずっと継続して10期できるということになるかと思いますけれども、また一次に戻っていただくとかということになると、なかなか負担もあるということなので、そういうお願いができるかどうかは別にして、ルール上は今のようなことでできていると御理解いただければと思います。
【丹羽委員】  ありがとうございます。
【岸本部会長】  続いて、手を挙げているのは三村委員でいらっしゃいますか。お願いいたします。
【三村委員】  三村です。試験委員の皆様にアンケートをお取りいただいて、取りまとめをしていただいた結果、今回の対応ということで、御対応いただきまして誠にありがとうございます。
 一次試験はあまり開きがないんですけれども、二次試験につきましては、かなり科目によってばらつきがあるということだと思います。これについては、いろいろ科目ごとに事情も違うし、やり方も違うようなこともお伺いしております。それで、技術の内容については、各委員の先生方が実施される内容だと思うんですが、それをやる中での、例えば段取りだったり、やり方であれば、事務局ができればフォローしてさしあげて、負担を軽くしてさしあげるような工夫を、今後やっていただければと思います。
 特にトンネル科目につきましては、昨年、一昨年と、1名ずつ委員の目安を増やされている状況になっておりまして、これは恐らく委員の先生方が、委員の数を増やす形で、今の業務の大変さをうまくフォローしようとお考えだと思うんです。その辺りが、そういった形でできるのか、それとも、実は別のやり方でできるのかというところも含めて、ぜひ事務局で継続的にフォローしていただいて、すみません、ここからは感想になってしまうんですけれども、この人数ばらつきは、ちょっと不自然なような気がしますので、長期的に考えて、もう少し整理いただければと思います。
 以上です。
【臼井専門官】  ありがとうございました。三村先生も御指摘のとおり、二次試験につきましては、分野ごとの専門性の違いとか、また受験者数によりまして、解答例を作成したりということもございますので、どうしても試験委員の人数も多く必要になってしまうという背景がございます。
 ただ、そういったことをなるべく現場でもフォローができるかどうかにつきまして、現場の技術士会からも、もし補足がありましたらお願いできますでしょうか。
【日本技術士会】  試験センター、齊藤でございます。先生の御指摘、まさにごもっともと理解してございます。特に多いところは、いろいろなやりようが各科目によって違うことは事実でございますけれども、効率的にやっているところ、若干そうでないところがあろうかと思いますので、そこは継続的にフォローというか、御相談をしながら、適正化に向けて検討していきたいと思います。ありがとうございます。
【岸本部会長】  ありがとうございます。今回、アンケートを取った結果、減らすところはなくて、どこも必要な数が増えてきているということで、やはり問題作成にかかる労力は相当大変なので、できるだけ多くの方に関わっていただきたいというのが反映されているのかなとも思いますけれども、まさに事務局がおっしゃっていたように、それぞれどういう段取りでされているかというのも、科目ごとに、全部では難しいかもしれませんけれども、お調べいただいて、作り方についても部門ごとにお互いに共有して、どういうところがうまくやっているのかとか、そういったところを共有していって、できるだけそれぞれ携われた方が同じような負担感で問題作成に関わればいいのかなとも思いますので、継続的に見ていくということで事務局にもお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
【臼井専門官】  了解いたしました。技術士会もいかがでしょうか。
【日本技術士会】  承知いたしました。
【岸本部会長】  ありがとうございます。
 一方で、これだけ多くの方に試験委員をお願いするというのも、試験委員をお願いする委員を探すというのもなかなか作業として大変なので、本当は増やしたいんだけれども、これ以上増やせないというところも逆にあったりもするので、そのところも見えてくるといいのかなと思います。ありがとうございました。
 事務局からですか。
【臼井専門官】  小林千佳先生から挙手がありますので。
【小林(千)委員】  小林でございます。
【岸本部会長】  お願いいたします。
【小林(千)委員】  先ほど、人数が全て増えているという話だったんですが、鉄道だけは7から6ということで1人減っているので、ちょっと確認させていただきました。よろしくお願いいたします。
【岸本部会長】  御指摘ありがとうございます。確かに鉄道は7から6になっているということで、確認いたしました。ありがとうございます。
【臼井専門官】  すみません。失礼いたしました。
【岸本部会長】  ほかに御意見ございますでしょうか。人数のこと、あるいは、お話もありましたけれども、段取り等々含めて、よろしいでしょうか。
 それでは、技術士試験委員の推薦方針並びに令和4年度技術士一次試験及び二次試験の試験委員の推薦時期と推薦数につきましては、資料6から9のとおり決定したいと思いますが、よろしいでしょうか。
 あわせて、事務局からの御提案がありましたけれども、令和4年度以降も、特段の方針の変更がなければ、このとおり、人数については毎年見直すことがあるかと思いますけれども、方針としては、このまま進めるということで決定したいと思いますが、よろしいでしょうか。ありがとうございました。
 それでは、令和4年度技術士第一次試験及び第二次試験の試験委員の候補者の推薦につきましては、御担当される委員の方々におかれては、名簿の書式により推薦をお願いいたします。推薦に当たりましては、技術士試験委員の推薦方針に従い、恐れ入りますけれども、指定の期日までに事務局に御提出いただくようにお願いしたいと思います。
 推薦の仕方等について、今時点で御質問があればと思いますが、よろしいでしょうか。また、実際に作業を進めるに当たって御疑問がありましたら、事務局にお問い合わせいただくということで、事務局で御対応いただければと思います。ありがとうございました。
 それでは、次の議題に進みたいと思いますけれども、次の議題については山下委員に御説明をお願いするということなんですけれども、山下委員はまだ到着されていらっしゃらないでしょうか。
【臼井専門官】  すみません。まだ御到着ではない、御出席されていないようです。
【岸本部会長】  5時頃ということですので、しばらく時間がございます。それで、次の議題が非公開になっておりますので、その他のところに入りたいと思いますが、特に議事として事務局で用意したものはございませんが、これまでの議題の中、議事の中、あるいは、実際に試験問題を作られているとかということで、技術士試験全般にわたって御意見等あれば、承りたいと思いますけれども、御発言ある方、お願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
 急に御意見をと申し上げたので、すぐに御意見をおっしゃっていただくのが難しいかもしれませんけれども、いかがでしょうか。今回から新任の方で御参加いただいている委員もいらっしゃいますが、試験部会の委員になられて、何かこういうことの観点があるぞとかというお話があれば承りたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
 今、手を挙げてくださっている委員、いらっしゃいますか。
【臼井専門官】  湯川先生が挙手されて。
【岸本部会長】  湯川先生、お願いできますでしょうか。
【湯川委員】  ありがとうございます。今、産業界では、ソーシャル・レスポンシビリティーや持続性ということが大きな課題になっております。技術士試験の部門でいいますと、これらの課題は総合技術監理部門で取り上げるようになっていますが、そちらに任せるということではなくて、各部門における試験でも取り上げるべき大きな課題だと思います。総合技術監理以外の各部門の一次試験、二次試験の中で、どの程度、持続性というものを取り上げていけばいいのかといったことについて、考えていただきたいと思います。
 以上です。
【岸本部会長】  ありがとうございます。非常に大事な観点の御指摘だと思いますけれども、実際の試験の中で、問題として作問をうまくできるかどうかということだとか、今の二次試験の問題の中ですと、問題解決型だとか、社会課題をといったときに、そういった観点での問いかけというのは現在でもできるのかなと思いますけれども、そういったことも意識しながら作問していったらどうかという御提案かと思います。
 実際に作問されるときに、そういう観点も入れるとか、あと、面接のところで、どのようにそういう態度を聞くかというのもあるかと思いますので、そういった内容についても精査していくというのが必要だという御指摘かと受け止めました。ありがとうございます。
 村田先生、お手を挙げていただいていますでしょうか。
【村田委員】  はい。試験の内容ですけれども、私が5年ぐらい前に受験したときは、二次の口頭試験のときにコンピテンシーというものはなくて、大体定番の業務経歴書の話とか、専門分野のことというのを聞かれたりすることが多かったのに、ここ最近の口頭試験ではコンピテンシーに関するところがメインでございまして、専門に関する質問は、ほとんどないようです。
 また、二次試験で1枚問題と言われる専門知識を問う問題がありますが、私が受験したときには、4題ありまして、その中から2題選択するわけなので、分野を網羅していないと合格できませんでした。ただ、一昨年頃から、1題選択するだけになり、例えば私の分野である水産加工に関しましては、大きく食品衛生関係のものと、いわゆるすり身などの水産加工関係のものに分かれておりまして、どちらかというと、問題を見ますと、最近合格する方というのは衛生関係のほうが多いのです。
 これだと加工の知識というのが本当にあるのかどうかというのがわからない。筆記問題のほうで加工の問題を選択しなければ、ほとんどが衛生関係になりますので、いわゆる品質管理関係の方が筆記試験に合格し、口頭試験で、ほとんど専門分野のことを聞かれないので、衛生関係のことだけしかできない技術士というのが多くなってくるのではないかということを危惧しております。このようなことから、口頭試験におきましても、もう少しその科目の専門分野に関することを聞いたほうが良いのではと思っております。
 以上です。
【岸本部会長】  ありがとうございます。口頭試験の時間の中でというので、どういう形で聞くかというのも工夫していかなきゃいけないと思いますけれども、業務経歴の中で、そこがどういう形で読めるのかという工夫とか、御指摘のようなところも踏まえて考えていく、試験の内容の改善というのが必要かなと受け止めました。ありがとうございます。
 ほかはいかがでしょうか。特に今期、先ほど申しましたけれども、委員になられて、これまでの御経験も踏まえて、技術士試験についての御意見があれば伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。なかなか御発言しにくいかもしれませんけれども、勝手に当てちゃうと怒られちゃうかもしれませんが、林委員、いかがですか。何か御意見ございますか。
【林委員】  私でしょうか。御指名ありがとうございます。新任ですので、手続がどうなるのかその辺を考えていました。例えば、紙の束を一定期間で採点するというような手続だと思うんですが、最近のコロナの状況下で、セキュリティーとか情報管理上難しいと思うんですが、もうちょっとデジタル化のようなことで効率化できる部分があるのではないかと思いました。
 それから、打合せ等他の作業も、全てリアルでやるのか、オンラインにできる部分があるのかどうか、その辺は説明会のときに実際の担当の方に御説明があると思いますが、委員としてもある程度理解しておいたほうがいいかなと。その2点ぐらいを感じました。
 すみません。以上でございます。
【岸本部会長】  ありがとうございます。そうですね。2番目の作問に当たって、今、皆さんがリアルに集まってという状況だけでなくやれるようになったと思っているんですけれども、技術士会のほうは今、作問に当たって、実際にはどんな体制でされているかも御紹介いただけるとよろしいかなと思いますが、いかがでしょうか。
【日本技術士会】  試験センター、齊藤でございます。昨年の試験部会で具体的に、前年度試行的にやらせていただいたものを、令和3年度からウェブ形式で作問していただくというマニュアル、御説明会を経て、やらせていただいているところです。
 ただし、試験問題を具体的にファイル共有するとか、なかなかそういうことはできないので、その辺の課題は、セキュリティーの問題、秘匿性の問題で、課題はまだあろうかと思います。潮流としては、デジタル化がまさにそうでございますので、引き続き検討していきたいと思います。
 以上でございます。
【岸本部会長】  ありがとうございます。
【林委員】  どうもありがとうございました。
【岸本部会長】  ほかはいかがでございますでしょうか。
 今のことにも重なるんですけれども、オンライン上にきちんとセキュリティーあるものを作って、そこで問題を共有しながらというのは、まだ技術士会としては、そこの整備というのはなかなか難しいんでしょうか。
【日本技術士会】  クローズの掲示板というか、試験委員の方限りの専用回線的なものでは取扱いをしているんですけれども、普通のオンラインの、我々はTeamsを使っていますけれども、そこでのやり取りはまだまだできていないところです。その辺のところは検討していきたいと思います。まだまだ途上だという認識でございます。
【岸本部会長】  恐らく大変だろうなと思うのは、一企業のように一つの閉じた状況であれば、その中でいろいろなことができますけれども、御所属が違う人たちが一緒になって、セキュリティーあるものを取り扱うというのは、相当工夫しないと、まだ難しいのかなと思います。その中でも、オンラインでできることと、最終的に問題を仕上げるところを、どううまく切り分けていくかという作り方の工夫もしていくことで、リアルに集まって相談する機会を少しでも減らしながら、作問ができるといいのかなとは思っています。
【日本技術士会】  承知いたしました。ありがとうございます。
【岸本部会長】  一緒になって工夫することを考えてまいりたいと思います。また、委員の方々から、こういう方法ですると、よりよく問題作成ができるんじゃないかという提案も、機会があれば御提案いただければと思います。委員の皆様にもよろしくお願いしたいと思いますので。ありがとうございます。
 ほかに御意見ある方、いらっしゃいますでしょうか。
【臼井専門官】  すみません。山下先生が御出席されたということです。
【岸本部会長】  そうですか。ありがとうございます。
 その他のところで皆さんと意見交換と思っていたところですけれども、この機会にという御発言があればお受けしたいと思いますが、特になければ、議題を戻って、8番に参りたいと思いますが、よろしいでしょうか。
【臼井専門官】  申し訳ございません。山下先生、まだ入っていらっしゃらないでしょうか。接続があまりあれかもしれませんので、申し訳ございませんが、いましばらくお待ちいただきますようお願いいたします。
【岸本部会長】  それでは、特に御質問がなければ、山下先生が今、入ろうとされていると伺っていますので、少し皆さんもお待ちいただければと思いますが、いかがでしょうか。
 山下先生、今、入ろうとされているということでよろしいんですか。
【岸本部会長】  山下先生、よろしいでしょうか。岸本でございますが、次、山下先生にお願いしたい議事に入りたいと思いますが、よろしいですか。
【山下委員】  結構です。
【岸本部会長】  それでは、今度は議題の8になりますけれども、総合技術監理部門におけるキーワード集の改訂についてになります。総合技術監理部門担当の専門委員でいらっしゃいます山下委員に御説明をお願いしたいと思いますので、山下委員、よろしくお願いいたします。
【山下委員】  遅くなって申し訳ありませんでした。このたび2021年度のキーワード集を改訂いたしましたので、御報告をいたします。
 改訂の内容は、新規追加ワードが24、それから既存ワードの一部修正が15、あと掲載場所とか、あるいは、キーワード集のところをレベルごとに段階をつけているんですけれども、そのレベルを変更したワードが21、削除したワードが21です。改訂に当たりましては、受験者の御負担が増えるのを考慮して、新規ワードを追加するとともに、必ず、少し古くなった、必要のなくなったワードを消すようにしております。今回の新規ワードは、フェイクニュースですとか、ウェブ会議ですとか、あるいはジェンダーですとか、そういったもの、最近主流になってきたような言葉を入れております。
 なお、キーワード集は公開されてから5年が経過いたしますが、これまでは小規模な改訂にとどめてまいりましたが、来年度は、5年がたちましたので、やや大幅に改訂することを予定しております。ただし、その場合も、総ワード数はあまり変えないようにして行いたいと思っております。
 御報告は以上です。
【岸本部会長】  御説明ありがとうございました。
 続きまして、事務局から補足をお願いしたいと思います。
【臼井専門官】  事務局からですが、キーワード集の改訂版につきましては、後日文部科学省のホームページに掲載させていただくこととしておりますので、よろしくお願いします。
【岸本部会長】  改訂の方針についてと、これからの公開についてということで御説明いただいたところですけれども、本件について御質問などありましたら、お伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、方針の御説明ということで、この件については以上とさせていただきたいと思います。
 それでは、次に参りたいと思いますが、次の議題以降の議事は、試験問題に関する情報公開等、公正かつ適正な試験を実施することが困難になる案件になりますので、これから先は非公開となります。一般傍聴者への配信はここまでですので、事務局は準備をお願いいたします。

── 了 ──

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