令和2年11月26日(木曜日)10時00分~12時00分(オンライン会議)
新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、オンライン会議にて開催
岸本部会長、鈴木(桂)部会長代理、天野委員、小林委員、高橋委員、土井委員、山口委員、太田委員、柳本委員、鈴木(克)委員、渡辺委員、鈴木(忠)委員、松本委員、上ノ山委員、沢木委員、吉野委員、榎委員、深澤委員、三村委員、望月委員、粕谷委員、矢部委員、伊呂原委員、中谷委員、木谷委員、三沢委員、養王田委員、藤倉委員、上蓑委員、猪股委員、山下委員、岡田委員、笠原委員、柴山委員、田村委員、沼澤委員(名簿順)
奥野人材政策課長 ほか
【岸本部会長】 皆さん、おはようございます。それでは、ただいまから科学技術・学術審議会技術士分科会第35回試験部会を開催いたします。前回に引き続き、コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインでの開催になります。御多忙の中、御出席いただきまして、誠にありがとうございます。
現在のところ、通信状態は問題ないようですけれども、万一不具合が生じたりするなど、続行できなくなった場合については、この部会を中止せざるを得なくなる可能性がありますので、あらかじめ御了承いただきたいと思います。
本日、出席確認をさせていただいていますけれども、委員2名と臨時委員5名の方と、専門委員の方29名だと思いますけれども、御出席いただいておりまして、科学技術・学術審議会令第8条に規定されている定足数を満たしております。数字については、後で確認いただきたいと思います。
では、初めに、事務局から配付資料の確認をお願いいたします。
【鶴見専門官】 よろしいでしょうか。技術士係、鶴見でございます。
それでは、配付資料の確認をさせていただきます。配付資料、1番から9番までございます。資料1、令和3年度技術士第一次試験実施大綱、2ページのものになります。資料2、令和3年度技術士第二次試験実施大綱、こちらは5ページのものになります。続きまして、資料3、令和3年度技術士第一次試験の実施について、これも2ページの資料になります。続きまして、資料4、令和3年度技術士第二次試験の実施について、こちらも3ページの資料になります。次に、資料5、令和3年度技術士試験委員の推薦方針、これは1枚物になります。続きまして、資料6、令和3年度技術士第一次試験委員の推薦時期及び推薦数について、これは2ページのものになります。続きまして、資料7、令和3年度技術士第二次試験委員の推薦時期及び推薦数について、これは5ページのものになります。資料8、令和3年度技術士試験の流れ、これは1枚物となります。最後、資料9、総合技術監理キーワード集2021、これは全体で37ページ、若干厚めの資料となってございます。
続きまして、参考資料を確認させていただきます。参考資料1が、技術士分科会試験部会委員名簿です。同じく参考2としまして、技術士分科会運営規則、これは運営規則の抜粋になっておりまして、運営規則2ページ目の真ん中からの記載となってございます。
かなり種類が多い形ですけれども、こちら、あらかじめ委員の先生方にはメールにて送らせていただいたところです。メールのダウンロードがおかしかったり、あるいは、文字化けしてしまったりというのがありましたら、後ほどでも事務局の方にお伝えいただければ対応させていただきます。
資料の確認は、以上となります。
【岸本部会長】 ありがとうございました。皆さん、よろしいでしょうか。
それでは、議論に入る前に、本日の議題のうち、本会議冒頭の「令和2年度技術士第一次試験の結果について」と、終盤の「令和3年度技術士試験合否決定基準について」以降の内容につきましては、技術士分科会運営規則第4条第3号の「試験問題に関する情報の公開等公正かつ適正な試験を実施することが困難になるおそれのある案件」に該当するため、非公開とさせていただきますので、あらかじめ御了承方よろしくお願いいたします。
ということで、冒頭と最後の方は非公開になりますので、御了解いただきたいと思います。
それでは、議事に入りたいと思いますけれども、本日は、その他も合わせまして11ございます。順次進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
【岸本部会長】 では、これから公開審議に入りますので、一般傍聴者へ配信を始めます。事務局は御準備をお願いいたします。
【石田事務官】 一般傍聴への配信が始まりましたので、よろしくお願いいたします。
【岸本部会長】 よろしいでしょうか。
それでは、議題2、令和3年度技術士第一次試験実施大綱について、及び議題3、令和3年度技術士第二次試験実施大綱についての審議に入ります。
来年度の技術士第一次試験及び第二次試験を実施するに当たり、試験の基本的方針を定める実施大綱を決定する必要があります。事務局から説明をお願いいたします。
【鶴見専門官】 技術士係、鶴見でございます。議題2、議題3につきまして、私の方から説明させていただきます。
まず、令和3年度技術士試験の実施大綱についてですけれども、資料1、2で共に説明させていただきます。
まず、第一次試験について、こちら、第一次試験は、機械部門から原子力・放射線部門までの20の技術部門ごとに実施し、技術士となるのに必要な科学技術全般にわたる基礎的学識及び技術士法第四章の規定の遵守に関する適性並びに技術士補となるのに必要な技術部門についての専門的学識を有するか否かを判定し得るよう実施する、ということになってございます。
これによって、試験は、基礎科目、適性科目、専門科目の3科目について行いまして、試験方法や配点につきましては、資料1に記載のとおり、例年どおりとしてございます。これは2ページ目に記載してございます。
続きまして、第二次試験についてです。これが資料2の方になります。第二次試験実施について、技術士第二次試験は、機械部門から総合技術監理部門まで21の技術部門ごとに実施し、当該技術部門の技術士となるのに必要な専門的学識及び高等の専門的応用能力を有するか否かを判定し得るよう実施する、ということでございます。
こちらにつきましては、筆記試験では、必須科目、選択科目の2科目について試験を行っております。
筆記試験を合格すると口頭試験となりますが、それぞれの試験の方法や配点などについては、こちらも例年どおり、資料2の2ページ目、3ページ目以降に記載のとおりとなってございます。
なお、一番最後の5ページには、参考としまして、二次試験の受験資格となる実務経験の年数について記載してございます。
例年どおりですけれども、第一次試験、二次試験の実施大綱の説明は、以上となります。
【岸本部会長】 ありがとうございます。
ただいまの事務局からの説明に対しまして、何か御質問、御意見等あれば伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。
特にないということでよろしゅうございますでしょうか。
それでは、令和3年度技術士第一次試験実施大綱、及び令和3年度技術士第二次試験実施大綱につきましては、資料1及び資料2のとおり決定したいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
【岸本部会長】 ありがとうございます。
それでは、次に、議題4、令和3年度技術士第一次試験の実施について、及び議題5、令和3年度技術士第二次試験の実施についてに入ります。令和3年度技術士第一次試験及び第二次試験を実施するに当たり、実施の基本的な内容を決定する必要があります。事務局から説明をお願いいたします。
【鶴見専門官】 技術士係、鶴見でございます。引き続きまして、技術士試験の実施についての説明をさせていただきます。
こちら、配付資料の資料3及び4を基に説明させていただきます。また、資料8としまして、技術士試験に係る大まかな流れを一覧にしておりますので、併せて確認していただければと思います。
こちらについても、先ほどの実施大綱同様に、日程以外は例年と変更はございませんが、概要のみ御説明させていただきます。試験の方法や科目については、実施大綱と同様になりますので、省略させていただきます。
まず、資料3の一次試験についてです。
試験日程は令和3年11月28日を予定しており、試験会場は全国12都道府県において実施することとしております。具体的な試験会場については、官報により告示するとともに、受験者に通知してございます。時期としましては、例年ですと実施のおよそ1か月前となります。令和3年度は11月の実施予定ですので、同じくおおよそ1か月前である10月中旬頃に告示、発表することを予定してございます。
申込期間につきましては、資料3の5番にあるとおり、令和3年6月17日から6月30日まで。受験申込書類については、同じく記載のとおりとなってございます。
なお、受験手数料は1万1,000円となっております。なお、受験手数料につきましては、技術士法施行令で定められた額となりますので、御了承ください。
なお、合格発表、正答の発表につきましては、資料2ページ目の11番、令和4年2月に、試験に合格した者の氏名を技術士第一次試験合格者として官報で公告するとともに、本人宛てに合格証を送付するという形にさせていただいてございます。同じく、正答の公表につきましても、試験終了後、技術士会から速やかに試験問題の正答を公表するということになってございます。第一次試験につきましては、以上になります。
第二次試験は、資料4を基に説明させていただきます。
こちらにつきましては、試験の日時などは資料4の2ページになります。令和3年7月10日及び7月11日、この2日間で総合技術監理部門の必須科目と、総合技術監理を除く技術部門の選択科目を実施する予定になってございます。また、筆記試験の合格者に対しての口頭試験は、令和3年12月から令和4年1月までの間で実施する予定となってございます。
第二次試験受験手数料は1万4,000円となっておりますが、これも同じく技術士法施行令で定められた額となってございます。
同じく、こちらも合格発表につきましては、3ページ目、筆記試験につきましては、令和3年10月に合否を通知いたします。口頭試験につきましては、令和4年3月に試験に合格した者の氏名を技術士第二次試験合格者として官報で公告するとともに、本人宛てに合格証を送付いたします。
同じく、正答の公表につきましても、筆記試験終了後に、技術士会の方で速やかに択一問題の正答を公表するということにさせていただいてございます。
一応例年どおりとなりますが、これで第一次試験、第二次試験の実施についての説明は以上とさせていただきます。
【岸本部会長】 ありがとうございます。
ただいまの事務局からの説明に対しまして、何か御質問等あれば伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。
今の御説明の中で、資料8の試験の流れの方も御説明いただきましたよね。その中で、一次試験の日程が11月28日ということで、今年度よりも少し遅らせて実施するという予定になっております。台風のシーズンを避けてということになりますが、御確認いただければと思います。
それと、二次試験については、今年はコロナのことがあって実施が遅れましたけれども、来年度は元のスケジュールに戻して行うという予定になっているという整理になっていると思いますが、その理解でよろしいでしょうか。
それでは、皆さんの方から何か御質問、御意見ございますでしょうか。特に資料3、4ですけれども、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
特にないようでしたら、令和3年度技術士第一次試験の実施及び令和3年度技術士第二次試験の実施につきましては、資料3及び資料4のとおり決定したいと思います。いかがでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
【岸本部会長】 ありがとうございます。それでは、次の議題に進みたいと思います。
次に、議題6、令和3年度技術士試験委員の選出についてに入ります。令和3年度技術士第一次試験及び第二次試験の試験委員の推薦時期及び推薦数について御審議いただき、本部会において御決定いただきたいと思います。事務局から説明をお願いいたします。
【鶴見専門官】 技術士係、鶴見でございます。こちら、資料5から資料7に基づいて説明させていただきます。
まず資料5ですけれども、令和3年度技術士試験委員の推薦方針、こちらも例年どおりの内容となってございますが、簡単に説明させていただきます。
まず、試験委員の選出につきましては、試験委員としてふさわしい適格者を選考していただければと思っております。具体的には、大学教員又は技術士二次試験合格者など、技術士試験の執行に必要な学識経験及び実務経験の豊富な方で、できるだけ広い視野に立ち、特定の業種・職種に偏ることのないよう御配慮いただければと思います。
推薦に当たりましては、後ほど説明いたします候補者名簿を御提出いただくこととしております。
次に、試験委員の条件ですけれども、試験委員につきましては、2ポツの(1)から(4)に記載しております全ての要件を満たす方を選考していただきたいということになってございます。
なお、3番につきまして、必要に応じて関連する部門の間で兼務する場合、兼務の委員につきましては、部会に報告し、部会長の了承が必要となりますので、もし兼務する方の候補などありましたら、事務局まで御連絡いただければと思います。
次は、試験委員の任期につきましては、4ポツに記載のとおりでございます。1年以内という形で、連続して5期までという形になってございます。
そして、5ポツ、過去の試験との継続性を考慮する必要がありますので、推薦の際には、少なくとも1名以上は前年度の試験委員を選考いただければと思います。
試験委員は、試験部会の専門委員の皆様の推薦を受け、岸本部会長の承認をもって当部会の決定とさせていただくようになりますので、よろしくお願いいたします。
推薦方針についての説明は、以上とさせていただきます。
続きまして、資料6、一次試験の試験委員の推薦時期及び推薦数についてです。おおむね例年どおりではありますが、簡単に説明させていただきます。
試験委員の構成は、作問委員と審査委員になりまして、役割につきましては、記載のとおりとさせていただきます。試験問題の最終的な決定は、作問委員に行っていただくという形になります。
2番、試験委員の推薦については、先ほど説明しましたので、省略いたします。
次に、推進時期でございますけれども、問題作成に十分な期間を取る必要があると考えておりますので、大変恐縮ではありますが、今年12月の下旬、具体的には、12月28日が今年は月曜日ですので、25日、あるいは、28日、ぎりぎりではありますけれども、それまでに推薦を提出いただければと思います。なお、昨年は、一次試験の再試験実施などもあったため、作問委員の推進時期を2月下旬まで延ばしていたところなのですけれども、来年からはまた通常どおりの時期である12月下旬を期限とさせていただきたいので、御了承いただければと思います。
また、作問委員につきましては、試験委員総会を2月下旬に開催予定としておりますので、選考に当たりましては、候補者の方にあらかじめお伝えいただければと思います。
次に、審査委員ですが、審査委員につきましては、推薦期限を3月下旬までとさせていただいております。審査委員につきまして、同じく選考に当たりましては、候補者の方にあらかじめお伝えいただければと思います。
作問委員、審査委員のそれぞれの推薦数については、資料の別紙のところに添付してございます。
一次試験の試験委員の推薦時期及び推薦数についての説明は、以上となります。
続きまして、資料7、二次試験の試験委員の推薦時期及び推薦数でございます。こちらも同様ですけれども、二次試験の試験委員の推薦時期ですが、一次試験と同じく、やはり問題作成に十分な期間を取る必要があると考えておりますので、同じく12月下旬までに推薦いただければと思います。
第二次試験の作問委員につきましては、試験委員総会を2月上旬に開催予定としておりますので、選考に当たりましては、候補者の方にあらかじめお伝えいただければと思います。
同様に、試験委員につきましても、こちらも推薦期限を3月下旬までとさせていただいております。第二次試験の審査委員につきましては、審査委員総会を3年の5月中旬に開催予定としておりますので、同じく選考の際には、候補者の方にあらかじめお伝えいただければと思います。
それぞれの推薦については、同じく資料の別紙にて添付してございます。
作問委員と審査委員の推薦に関しましては、第一次試験、第二次試験、それぞれの推薦時期が重なってしまっており、委員の先生方には負担を強いることになってしまい申し訳ありませんが、何とぞ御理解いただけますようお願いします。
二次試験の試験委員の推進時期及び推薦数については、以上でございます。
先ほど岸本先生からもありましたけれども、資料8について説明させていただきます。こちらは先ほど済みました令和3年度技術士試験の大まかな流れとなっております。一次試験については、例年どおり9月ですけれども、実施時期は11月という形でさせていただきます。いつも大体10月ぐらいに台風の接近が多いなどということがありますので、実施時期を約1か月ほど後ろへずらし、同じく合格発表についても、例年は12月発表だったんですが、同様にひと月ほど後ろへずらして、一次試験の合格発表、これも令和4年2月に発表とさせていただきたいということになります。
技術士試験の流れについては、以上となります。
【岸本部会長】 ありがとうございました。
ただいまの事務局からの説明に対しまして、何か御質問等ございましたら伺いたいと思います。いかがでしょうか。
【三沢委員】 質問よろしいでしょうか。
【岸本部会長】 どうぞ。
【三沢委員】 応用理学の三沢でございます。
推薦時期に関してなんですが、資料7によりますと、二次試験の推薦時期が12月下旬までと記載されておりまして、資料4の二次試験の実施自体は、当年の12月から翌年の1月までの間ということになっていまして、二次試験が終わっていないのに、翌年の推薦を出さなければいけないという状況です。場合によっては、当年の試験委員と全く独立に翌年を推薦するとか、時期の重なりについてご配慮いただければと思います。
【岸本部会長】 事務局の方からお答えできますでしょうか。
【鶴見専門官】 技術士係、鶴見でございます。
まず、今の御質問、まだ当年度の第二次試験が終わっていないうちに、翌年の作問委員の推薦が必要になるということの御質問でございます。
これにつきましては、やはり推薦と実際の試験とはどうしても別に動いてしまう形になりますので、こちら、必ず1名は翌年も同じ委員の方を推薦していただくというのもありますので、これは最低でも1名という言い方でもありますので、そこをうまく使っていただいて、できれば複数の方、通算の5期以上はできないとかいう縛りはございますけれども、なるべくそのあたり、同じ方に継続して推薦を引き受けていただくなど、御相談いただければとは思います。
あと、推薦の時期、やはり12月末ということで取りあえずしてございますが、これはほかの全部門の先生方、一応一律同じにしてございます。ただ、どうしてもという場合がありましたら、個別に事務局宛て御相談いただければと思います。その際、岸本部会長にも併せて相談させていただく場合がありますので、その際は事務局まで御連絡をお願いいたします。
【三沢委員】 ありがとうございます。個別に事務局と相談させていただいた方がよさそうなので、これにて発言は終わりとしたいと思います。ありがとうございました。
【岸本部会長】 ありがとうございます。
このような事情が他の部門にもございましたら、事務局と御相談いただくということでお願いしたいと思います。
ほかはいかがでしょうか。
【三村委員】 三村ですが、よろしいでしょうか。
【岸本部会長】 お願いします。
【三村委員】 資料7の二次試験の推薦数の件なのですが、毎回同じような御質問をして大変恐縮ではございますけれども、科目によっての作問委員の数の差がずっと開いたままでして、同じ技術士として資格のレベルが同じで、作問の数も同じなのであれば、作問委員の人数が開くというところがちょっと腑に落ちないんです。実際、審査される方というのは大体同じぐらいの数になっておりますので、質を見る方は同じでいいのであれば、作る方も同じぐらいでもいいのではないかなと思いまして。たしか前回のときには、作問委員の方に、実際これだけの人数が本当に必要なのかというのを御確認いただけると伺っておったんですが、そのあたりも含めまして、ちょっと考え方を教えていただければと思います。
以上です。
【岸本部会長】 事務局の方からお答えできますでしょうか。
【鶴見専門官】 技術士係、鶴見でございます。
作問委員の先生方、候補者の推薦数につきましては、結構数に開きがあるということの御意見というふうに聞いてございます。
確かに、実際に作成する問題数につきましては各部門とも一応同じということではありますけれども、それぞれの有識のある方と、それの先生の事情などがありまして、若干の差が出てしまうのはやむを得ないとは考えております。
ただ、先生から意見がありましたとおり、かなり数に開きがあるというのは、確かにそのとおりではありますので、これにつきましては、実際にどれだけ本当に必要なのか、これは一応ある程度お聞きした際には、やはりこれだけの人数がいないとどうしても問題のレベルといいますか、クオリティが確保できないんだという御意見はいただいているところではございます。
ですので、あまり現状から大きくずらすことはできないとは思いますけれども、少しずつでも、なるべく開きの出ないような形に今後調整していくつもりで事務局の方でも考えているところではございます。なので、来年からすぐに統一した人数とかにはできませんけれども、徐々にではありますが、その辺、不公平のないように、なるべく合わせて、人数の開きがないようにさせていただきたいと思ってございます。
事務局からは以上です。
【岸本部会長】 いかがでしょうか。この開きについては、継続的に考えていきたいということでございますので、御了解いただくとともに、毎年これから続けていきますので、その中でそれぞれの部門で御検討いただき、必要な人数にしていくということにできればと思っております。ありがとうございます。
ほかはいかがでしょうか。
ないようですので、それでは、令和3年度技術士試験委員の推薦方針及び令和3年度技術士第一次試験及び第二次試験の試験委員の推薦時期及び推薦数につきましては、資料5、6、7、8のとおり決定したいと思います。いかがでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
【岸本部会長】 ありがとうございます。それでは、令和3年度技術士第一次試験及び第二次試験の試験委員の候補者の推薦につきましては、担当される委員の方々におかれましては、名簿の書式により推薦をお願いいたします。
推薦に当たりましては、資料5、「令和3年度技術士試験委員の推薦方針」に従い、指定の期日までに事務局に御提出いただくようお願いいたします。個別の事情等ございましたら、事務局と御相談していただきますように、重ねてお願いいたします。
【天野委員】 すみません、いいですか。
【岸本部会長】 どうぞ。
【天野委員】 資料とか決定事項については全然異存ありません。ただ、三村委員、本当に毎年同じことを質問されているようなので、やっぱり事務局側としても、継続的に対応しているということを何らかの形で、次の委員会に向けて資料や何かを出していただくということをお約束していただくということでいかがでしょうか。
【岸本部会長】 どうぞ、鶴見さん。
【鶴見専門官】 こちらにつきましては、なるべく努力いたしますけれども、技術士会とも相談した上で、次は何とか資料など提出させていただくようにいたします。技術士会とも相談の上、改めてまた報告させていただくようにいたします。
【岸本部会長】 では、そういうことで、よろしくお願いしたいと思います。
【石田事務官】 石田です。よろしいでしょうか。
【岸本部会長】 どうぞ。
【石田事務官】 技術士係の石田です。
先ほどの推薦委員の数なんですけれども、今、実態上、この人数が足りているのか、逆に足りていないのかということを一度確認したいと思っておりますので、今回の令和2年度の試験委員の先生方に、実際に人数の過不足がどういう状態なのかということを、専門委員の先生方を通してか、技術士会さんを通してかは要検討ではありますけれども、御意見を集めたいと考えております。そちらの意見を踏まえて、今後、人数を均等にするかどうかを考えていきたいと思っておりますが、よろしいでしょうか。
【岸本部会長】 是非、専門委員の方々にも御協力いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
この件、よろしいでしょうか。それでは、特になければ、次の議題に進みたいと思います。
次は、議題7でございます。総合技術監理部門におけるキーワード集の改訂についてです。
総合技術監理部門担当の専門委員でいらっしゃいます山下委員に御説明いただきたいと思います。では、山下委員、資料の説明をよろしくお願いいたします。
【山下委員】 キーワード集の改訂について御説明いたします。資料9が今回改訂版の完成版で、これを公表するという案でございますけれども、非公開資料2に、昨年度版からの変更点がございます。これも併せてご覧いただければと思います。
このキーワード集は、技術士制度における総合技術監理部門の技術体系という、俗称青本が3年前ですか、廃刊になったことに伴いまして、受験生に対して学習の指針を示すために、2年前から作られたものです。今回の試験で2回の試験を終わりまして、今回、改訂が2回目ということになります。従いまして、今回は、改訂の規模としてはマイナーチェンジになっております。
一つ一つ細かくは御説明いたしませんが、改訂の大筋について御説明いたします。
まず、幾つか追加をしておりますけれども、この追加につきましては、今年度出題された内容で、かつ、今後も出題される可能性があるようなものを追加しております。
それから、社会情勢を鑑みまして、最近必要になってきたもの、例えば、デジタルトランスフォーメーションですとか、感染症、パンデミックですとか、ハラスメント系の言葉を追加しております。
それから、分かりやすくするために場所を変えるとか、あるいは、このキーワード集は階層構造になっているのですが、その階層を変更するといった変更も行っております。
それから、2年間やってきたのですけれども、よくよく確認してみると、細かな不適切な箇所がありまして、その修正も行っております。例えば、4.1とか4.3にありますような、デザイン思考という思考という漢字がちょっと違っていたとか、特定機密保護法の機密という字が適切ではなかった、そういった修正点も変えておりますし、もっと軽微な、例えば、中黒丸を、入っていないものを入れたり、あるいは、入っていたものを取ったり、そういった微修正もしております。
それから、最後に、削除したものなのですが、受験生のことを考えると、このキーワードの数が単調に増加するのは好ましくないだろうと考えまして、追加したものと相当数、不必要なもの、今後出題の可能性がないようなものを、総数を増加させることのないようにするために、削減をしております。
説明は以上とさせていただきますが、この案を御審議いただきたいと思います。
以上です。
【岸本部会長】 ありがとうございます。
それでは、続きまして、事務局から補足がありましたら、お願いしたいと思います。
【鶴見専門官】 技術士係、鶴見でございます。
キーワード集につきましては、今、山下先生から説明ありましたとおり、内容について若干の更新が行われるということになってございます。
以前、単純なる誤記などもありましたけれども、それも含めて、山下先生の方で精査していただきましたので、事務局の方からは、特段、ここについても修正という点は今のところございません。ありがとうございます。
【岸本部会長】 それでは、本件につきまして、御質問がありましたらお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
いろいろ見直しをしていただきまして、改訂版ということで公開しようということでございますが、よろしいでしょうか。
特に御質問なければ、この議題はここまでとさせていただきたいと思います。
それでは、次に参りたいと思いますが、議題8以降の議事は試験問題に関する情報公開等、公正かつ適正な試験を実施することが困難になる案件になりますので、これから先は非公開となります。一般傍聴者への配信はここまでですので、事務局は準備をお願いいたします。
【石田事務官】 技術士係、石田です。
今、配信を止めましたので、今から非公開審議となりますので、よろしくお願いいたします。
── 了 ──
科学技術・学術政策局人材政策課