令和2年7月17日(金曜日)11時00分~12時00分(オンライン会議)
新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、オンライン会議にて開催
岸本部会長、鈴木(桂)部会長代理、小林委員、酒井委員、下保委員、高橋委員、山口委員、太田委員、柳本委員、鈴木(克)委員、鈴木(忠)委員、松本委員、沢木委員、上ノ山委員、吉野委員、榎委員、深澤委員、三村委員、望月委員、湯川委員、矢部委員、桑原委員、中谷委員、木谷委員、三沢委員、養王田委員、藤倉委員、荒井委員、上蓑委員、猪股委員、野田委員、山下委員、勝地委員、岡田委員、佐藤(之)委員、佐藤(律)委員、柴山委員、田村委員、千木良委員、沼澤委員(名簿順)
科学技術・学術政策局人材政策課奥野課長ほか
【石田係員】 おはようございます。文部科学省人材政策課の石田と申します。お時間となりましたので、会議を始めさせていただきたく存じます。
まずは事務局にて接続の確認をさせていただきます。名簿順にお声がけしますので、参加者リストの手のアイコンをクリックした後、マイクをオンにしていただき、お名前を述べ、音声と映像に問題がなければ、「音声、映像ともに問題なしです」と回答し、何か不備がございましたら状況をお伝え願えます。
(事務局による出席確認)
それでは、本日の審議を行ってまいります。どうぞよろしくお願いします。本日は議事録作成のため速記者を入れております。速記者のために、発言する際は、お名前から御発言されるようお願いいたします。トラブル発生時は電話にて事務局指定の電話番号に御連絡くださいませ。以上でございます。
本日の会議出席者につきまして、委員が2名、臨時委員が5名、専門委員が33名の、合わせて40名で審議を行ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
では、岸本部会長、よろしくお願いいたします。
【岸本部会長】 改めて、皆さんおはようございます。よろしくお願いします。
コロナでまたオンライン開催となりましたが、御協力よろしくお願いいたします。通信状態は、今は大丈夫ですけれど、もし万一のときには中断させていただくこともあることを、御了解いただければと思います。
それでは、技術士分科会第34回試験部会となります。開催させていただきます。
まず、事務局より配付資料の確認をお願いいたします。
【鶴見専門官】 文部科学省技術士係、鶴見でございます。資料はあらかじめPDFで送付いたしましたので、お手元に届いていると思いますが、送付された資料を念のため確認させていただきます。
資料1としまして、「令和2年度技術士試験第二次試験の実施について(御報告)」、2枚物になります。続きまして、資料2「令和2年度技術士第二次試験の実施日程について」の案になります。1枚物となります。参考1として、「技術士分科会試験部会の委員名簿」を送付させていただきました。参考2として、「技術士分科会試験部会開催等に係る関係法令」、これは抜粋となっております。全部で3枚の資料となります。続きまして参考3、「令和2年度技術士第二次試験実施大綱」、4枚物の資料となります。
最後ですが、参考4で「令和2年度技術士第二次試験の実施について」、これは3枚物の資料となります。今回の会議の資料は、以上となります。お手元に届いていない方、おられないでしょうか。よろしくお願いいたします。
【岸本部会長】 ありがとうございました。それでは進めていきたいと思いますが、先ほど事務局から御説明がありましたとおり、科学技術・学術審議会令第8条に規定されている定足数を満たしておりますので、この会は成立していることで進めさせていただきます。
それでは、議事に入ります。まず、議事の1番目でございます。令和2年度技術士第二次試験の実施に当たって、指定試験機関の公益社団法人日本技術士会から御報告をお願いいたします。齊藤部長よろしくお願いいたします。
【齊藤部長】
試験・登録部長、齊藤でございます。本日はよろしくお願い申し上げます。資料1の御説明でございます。前回試験部会におきまして、9月から11月を目途に実施するということで延期が決まり、その準備状況について、今回御報告でございます。
まず、9月から11月でございますけれども、10月に第一次試験を控えていること、そして当然、試験監督員等のスタッフが確保できること、そしていろいろな類似試験が延期されている状況で、混み合い状況などについて、試験運営の受託者等の意見も聞いた上で、検討いたしました。その結果、9月中旬の4連休が適当であること、更に大試験地でございます東京都について探りましたところ9月21日、22日について、おおむね見込みがつくということで、全国の全12試験地に展開しまして確認し、全国的に取れるということで、この日程で準備を進めることにいたしました。
試験日程等①でございますけれども、後でこれは感染防止対策にもあるのですが、従来、試験の開始時間を10時から12時と、終わりが13時から16時30分で日程を進めさせていただきましたけれども、昼食のリスク等がございますので、これは令和元年度の第一次試験再試験と同様な措置を取りたいと思います。試験時間をお昼にかからない形で、12時から開始するという提案になってございます。
その後の試験実施の日程でございますが、筆記試験の合格発表が令和3年の1月上旬頃、口頭試験の期間が、2月の上旬から3月中旬。そして最終的な合格発表が令和3年の4月下旬となります。さらには特例を御検討いただきたいと思います。最終合格発表が4月下旬になりますと、翌年令和3年度の受験申込期間の4月上旬から下旬に重なってしまいます。これにつきましては、秋の試験部会で御審議、公表されるわけですが、その対象者につきまして、簡単に申し上げますと、口頭試験まで行ったものの不合格となり、来年また受ける予定の方を救うために、申込期間の延長の特例を併せて御検討いただきたいということでございます。
2ポツの試験会場の確保でございますけれども、今申し上げましたように、全12試験地、そして現時点で29試験会場、これは受験申込者数がほぼ確定しておりますので、その想定数を見込んだ形で割り振りを現時点でしてございます。ただし今後、選択科目の振り分け等、具体の座席を調整精査していく段階で、最終的には決定、確定していくということでございます。また、今後の更なる感染防止対策等々があれば試験会場の変更の可能性はございますが、少しの変更にとどまると思ってございます。
3つ目の感染拡大防止対策、現状の準備体制でございます。先ほど申し上げました令和元年度第一次試験の再試験を3月7日に実施し、感染防止対策も講じた実績、経験がございます。それにつきましては下の括弧囲いで書いてございますけれども、それに加え、実施しましたこの時期は、政府等の方針がある程度示された段階でございましたが、今般、民間試験等のガイドラインや大学入学選抜のガイドライン等が定められてございますので、それに沿った形で追加措置をするということで、感染防止対策を講じる予定でございます。
具体的なものといたしまして、密集対策でございますが、集合時の密を緩和するため、入室可能時間を従来45分前であったのを前倒しいたしまして、75分前から入室可能とし、余裕を持ってお越しいただくこととします。さらに、退室の誘導並びにトイレ使用のときの動線、混雑を避けるために案内等掲示をし、密対策を講じていきます。
また、検温は要請したいと思ってございます。試験当日、各自による検温において発熱がないことを確認します。具体的には、受験票に自己検温欄を設けまして、記載していただき、提示を要請することとします。当然、そうは申し上げても未検温者はございますので、その者につきましては、試験会場受付にて当方で検温し、記載をしていただくことといたします。なお、その確認につきましては、入場時に当然いたしますけれども、最終的には受験票のチェック段階で、そこできちんと見ます。37度5分以上の方は自粛をお願いしておりますが、該当する人がいないかを確認するものでございます。
また、フェイスシールドの利用が社会的に報道されてございますが、我々もそれを着用することを原則といたします。今後、必要、不必要等々の議論があると思いますので、使用等の評価を見て最終決定したいと思います。
その他といたしまして、今回、現時点で受験を申し込んでいる者に対しまして、再度、受験の意思を確認いたします。もちろん、試験部会で御審議いただいた後、ホームページでアップいたしますし、併せて郵送により全受験者に通知いたします。その後、変更後の試験日において受験できない受験者につきましては、一定の申請期間、申請に基づきまして、受験手数料の返還を実施するというものでございます。
今のところ準備状況は、試験会場は整ってございます。感染防止対策につきましては、令和元年度再試験の実績を基に、更に関係するガイドラインに準拠し、体制を整えられるめどがつきましたので、今回、御報告させていただきます。以上でございます。
【岸本部会長】 御説明ありがとうございました。質疑応答につきましては、次の議事の説明の後でお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは続いて、技術士会からの報告を踏まえて、議事2の令和2年度技術士第二次試験の実施日程等について審議いたします。事務局より、資料の説明をお願いいたします。
【鶴見専門官】 文部科学省技術士係の鶴見でございます。資料2におきまして説明させていただきます。
まず、今年度試験の日時ですけれども、令和2年9月21日及び22日、時間は先ほど技術士会からも説明がございましたとおり、午前12時から午後6時となっております。
試験は全国12か所で行いまして、試験会場は、8月中旬の官報に公告を予定してございます。
次に、口頭試験ですが、来年の2月上旬から3月中旬までの期間内で、筆記試験合格者にあらかじめ通知する日となります。時間は午前9時から午後5時までの間であらかじめ受験者に通知します。会場は東京都だけになります。
合格発表につきましては、来年1月上旬に筆記についての合否を通知します。口頭試験につきましては、来年4月下旬に官報公告をするとともに、本人宛てに合格証をお送りするということです。
なお、口頭試験の合格発表日が令和3年度の二次試験の受験申込期間に迫っている場合には、一部の受験者を対象に申込期間の延長特例措置なども行うことを検討してございます。事務局からは、説明は以上となります。
【岸本部会長】 御説明ありがとうございました。それでは、令和2年度技術士第二次試験の実施日程等について、実施日、それと感染拡大防止対策を十分に施した上で実施すること、そして、その他のスケジュール案が示されております。御意見がございましたらお願いしたいと思いますが、いかがですか。御意見のある方は手を挙げるボタンを押していただくと分かるようになっておりますがいかがですか。
小林委員、お願いいたします。
【小林委員】 7月予定の二次試験が9月に延期になったわけですけれども、今、東京の感染の状況を見ると、かなり増えてきていることも考えますと、この日程は、中止若しくは再延期はあるのでしょうか。
【岸本部会長】 事務局、いかがですか。お願いします、奥野課長。
【奥野課長】 先般お諮りしましたとおり、一応試験日の日程等に関しては新型コロナの対策等を踏まえまして、急遽の変更等につきましては、変更等のマンデート、その他整理させていただいておりますので、今般設定した日程につきましても、同様に新型コロナの感染状況いかんにおきましては、緊急にこの試験部会でお諮りする、若しくは更に緊急時の場合には部会長とまずは御相談させていただいて、日程のみを変更することは可能な形に、現行なってございます。説明以上でございます。
【岸本部会長】 ありがとうございます。小林委員、よろしいでしょうか。
【小林委員】 分かりました。それでは、今後の可能性としては、まだ変更があり得るということでしょうね。ありがとうございました。
【岸本部会長】 ほかの委員の方々、いかがですか。
【柳本委員】 機械の柳本から1つ質問を申し上げます。今、感染防止対策についてお話がありました。試験会場での受験者の間隔、間のスペースについては、何か特別な配慮をしたかどうかお伺いしたいのですが、いかがでしょう。特に前後の間隔が気になります。以上です。
【岸本部会長】 技術士会から、お答えいただく方がよろしいですか。
【齊藤部長】 齊藤でございます。お答えいたします。民間試験等ガイドライン、そして大学入試等のガイドライン、おおむね収容定員の半分程度以下の密集率を確保することが原則になってございます。それに準拠する予定でございます。前後でございますけれども、おおむね1メートルぐらいだと思いますが、斜めにすると、確かに前後の間隔は空くのですけれども、カンニング等の不正防止の観点から斜めは取りにくいので、最低1メートル間隔を置いた上で、席を配置するよう、今考えてございます。基本的には、民間試験等ガイドライン、大学入試のガイドラインに準拠した形で行う方針でございます。以上でございます。
【柳本委員】 そうしますと、入試定員と同じような考え方でおやりになるということですね。
【齊藤部長】 そうでございます。
【柳本委員】 そうすると、かなり密な状態になりそうな気がしますけど、そういう懸念はないですか。
【齊藤部長】 前後は最低でも1メートルを確保できる状態にいたします。
【柳本委員】 今、左右が1メートルですよね。
【齊藤部長】 左右は2メートル程度空くと思います。
【柳本委員】 そうですか。分かりました。
【岸本部会長】 ほかの委員の方々、いかがですか。
【山口委員】 原子力の山口です。よろしいですか。
【岸本部会長】 お願いします。
【山口委員】 同じく感染防止対策です。まず、試験実施で、これは大変結構だと思います。一方感染防止対策は、今の段階では予見できないところもあるので、今後、柔軟に対応を見直すことでやっていただきたいのが1点です。
もう1つ、検温です。試験会場に来られると、どうしても検温していない場合に、本当に未検温であるということで、会場でできるかもあって、ほかのいろいろな状況を考えても、入場する方には、全員その場で検温していただくぐらいのことをやってもいいのではないかと思いました。いずれにしても、感染拡大防止対策は、割と柔軟に対応するということで、今後、具体的に何をするのかは、いろいろな状況を踏まえて、決定していただきたいと思います。以上です。
【岸本部会長】 ありがとうございます。技術士会から何かコメントございますか。
【齊藤部長】 試験部会で決定後、ホームページにも感染防止対策については引き続き検討していくこと、このホームページを御覧いただきたいと周知いたしますし、具体的にもいろいろな類似の試験等の状況を見ながら、可能な限りの措置を講じていきたいと思ってございます。柔軟に対応していきたいと思います。以上でございます。
【岸本部会長】 ありがとうございます。ほかの委員の方々から、何かございますか。
感染症拡大防止についてはいずれにしても、今後の状況を見ながら柔軟に対応して進めることで、いかがでしょうか。ほかにございますか。
特にないようでございますので、令和2年度技術士第二次試験の実施日程等につきましては、資料2の案のとおり決定させていただきたいと思います。よろしいですか。ありがとうございました。
それでは、次の議事に入ります。次は議題3になります。この議題3以降は試験問題に関する情報公開等、公正かつ適正な試験を実施することが困難になる案件になりますので、これから先は非公開扱いになります。よろしくお願いいたします。
── 了 ──
科学技術・学術政策局人材政策課