沖合・沿岸津波観測等による津波の高精度予測に関する研究

課題番号:7021

(1)実施機関名:

気象庁気象研究所

(2)研究課題名:

沖合・沿岸津波観測等による津波の高精度予測に関する研究

(3)最も関連の深い建議の項目:

2(3)(3-2)イ.強震動・津波の生成過程

(4)その他関連する建議の項目:

(5)平成20年度までの関連する研究成果(または観測実績)の概要:

新規研究

(6)本課題の5ヶ年の到達目標:

 津波波源(地震断層運動;津波伝播計算に必要な初期値)に関する知識の蓄積・改善および、津波伝播過程の高精度再現を図る
 沖合津波観測データの津波予測への活用手法を検討するとともに、津波波源の推定手法に関する技術基盤を強化する

(7)本課題の5ヵ年計画の概要:

地震津波の発生メカニズムに関する研究

 検潮記録などの解析、比較的大きな津波の場合は沿岸津波痕跡調査、あるいは大地震直後の余震活動などの調査に基づき、過去の地震津波の、より現実的な津波波源モデル、すなわち津波発生メカニズム、を明らかにする。また、津波波源に関する知識の蓄積および改善を図り、現行の津波予報システムの改良に資する。

津波伝播に伴う津波減衰特性の研究

 過去観測された多数の津波後続波の検潮記録をデジタル化し、実際に観測された津波の減衰特性を類型化あるいは共通項の抽出を行うとともに、津波の減衰過程を予測するための理論的あるいは経験的な手法を構築し、適切な津波警報の解除に資する。

沖合津波観測データを用いた津波予測手法の検討

 主としてGPS波浪観測点における沖合津波観測データを活用し、観測点近傍の沿岸エリアに到達する津波の到来時刻および振幅を予測するための手法を構築する。また、GPS波浪観測も含め沖合津波観測技術・観測網の発展を踏まえて研究を進める。

(8)実施機関の参加者氏名または部署等名:

地震火山研究部
他機関との共同研究の有無:なし

(9)公開時にホームページに掲載する問い合わせ先

部署等名:気象研究所企画室
電話:029‐853‐8536
e‐mail:ngmn11ts@mri‐jma.go.jp
URL:http://www.mri‐jma.go.jp/

お問合せ先

研究開発局地震・防災研究課

(研究開発局地震・防災研究課)

-- 登録:平成22年02月 --