地殻変動監視、潮位データ利用の高度化

課題番号：7010

（1）実施機関名：

気象庁地震火山部

（2）研究課題（または観測項目）名：

地殻変動監視、潮位データ利用の高度化

（3）最も関連の深い建議の項目：

3．1（1）ウ東海・東南海・南海地域

（4）その他関連する建議の項目：

3．1（2）ウ地震活動評価に基づく地震発生予測

（5）平成20年度までの関連する研究成果（または観測実績）の概要：

　平成19年2月、9月に発生した短期的スロースリップにおいて、隣接する観測点同士の同時異常監視が現象の早期発見および把握に極めて有効であることが確かめられた。同時異常監視の設定を行うよう、プログラムの改修および最適な設定を行った。

（6）本課題の5ヶ年の到達目標：

　地殻変動データの異常監視プログラムの改修、パラメータの調整を行い、より微小な変化の始まる段階での異常検知を目指す。また、長期的な地殻変動監視に潮位データを利用する。

（7）本課題の5ヵ年計画の概要：

　平成21年度においては、過去の短期的スロースリップ発生時の歪変化量の精査を行い、異常検出のためのパラメータの検討を行う。潮位データ（海底地震計の潮位データを含む）について、地殻変動監視の利用のための調査を開始する。

（8）実施機関の参加者氏名または部署等名：

気象庁地震火山部
他機関との共同研究の有無：産業技術総合研究所

（9）公開時にホームページに掲載する問い合わせ先

部署等名：地震火山部管理課地震調査連絡係
電話：03‐3212‐8341（内線：4514）
e‐mail：jmajishin_kanrika@met.kishou.go.jp
URL：http://www.jma.go.jp