(0) | 課題番号:1504 |
(1) | 実施機関名:東京大学大学院理学系研究科 |
(2) | 研究課題名: 地殻変動に伴う化学物質の伝搬機構の3次元モニタリング法による解析 |
(3) | 最も関連の深い建議の項目: 2(2)イ.東海地域 |
(4) | その他関連する建議の項目: 3(3)地下構造と状態変化をモニターするための技術の開発と高度化 |
(5) | 平成15年度までの関連する研究成果(または観測実績)の概要: 東京大学大学院理学系研究科では、これまで東海地域で地下水の観測研究を行なっており、従来はラドン観測だけであったが、多成分測定に取り組んでいる。しかしながら、それぞれの観測点は数十 ![]() |
(6) | 本課題の平成16年度からの5ヶ年の到達目標と、それに対する平成16年度実施計画の位置付け: 5ヶ年の到達目標は、地殻変動に伴って地下水中の化学物質がどのように移動して地表で観測されるかを明らかにするため、テストフィールドとして東海地域の特定の一点を選び、地下水の3次元アレー観測を行なうことである。相互の距離が等しく、同じ帯水層をきる観測井をできるだけ多く掘削し、各井戸の深さの異なるストレーナからそれぞれ独立にガスだけ抽出して四重極質量分析計で分析する。また中心部の井戸の最深部にトレーサを注入して各ストレーナ位置で増加を調べる能動実験も行ない、化学成分の地下水を媒介とする伝播機構を明らかにする。本研究では複数の井戸を掘削する場所の選定が重要で、16年度、17年度はそのための調査を行ない、実際の井戸の掘削と計測装置の設置は18年度、19年度に予算要求を行って、実現を目指す。 |
(7) | 平成16年度実施計画の概要: 現在東海地域で稼動している3地点(竜洋、御前崎、吉田)の5観測井の観測を継続し、得られた多成分分析結果をもとに、アレー観測井戸群の掘削に適した場所の選定を行う。また、この地域で観測を展開している産業技術総合研究所とも連携をとり、上記3地点以外の可能性も検討する。 |
(8) | 実施機関の参加者氏名または部署等名: 角森史昭、野津憲治、森俊哉、および大学院生 他機関との共同研究の有無:なし |
(9) | 問い合わせ先: 部署等名:地殻化学研究施設 電話:03-5841-4622 e-mail: URL:http://www.eqchem.s.u-tokyo.ac.jp/ |
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