海上保安庁

次期計画の構成等について

• 　研究も大事だが，その根底にある基礎データを収集するための観測についても重視していただきたい。
• 　観測体制の強化・充実。
• 　観測基盤の整備も重視していただきたい。
• 　防災・減災には観測研究を継続的に行うことが重要。
• 　次期計画に関する方針においては未だに冒頭に「地震や火山噴火の発生の基本過程を科学的に理解し，適切な防災・減災につなげていくための観測研究は継続すべきである。」と記載されており，これまでの方針を踏襲しようとしているようにしか見えない。外部評価委員会で繰り返し強調された「解体的出直し」からは程遠い姿勢であるといえる。

　現在求められているのは，予想された揺れに耐えうる建築基準の設定，そして限られた予算の中でそのような建築基準を満たした建築物を普及させていくための方策，といった工学的，社会学的な視点ではないか。

 

地震・火山噴火予知研究協議会WGによるたたき台（案）について

• 　研究の推進や観測等にかかる技術開発，計画（ロードマップ）やアウトプット等には言及されていますが，そもそもの根底にあります『観測すること』自体についてあまり触れられていない。現計画では「観測研究」とひとくくりにされているも，観測に関しての記載はあるので，同様に次期計画についても記載するべきと考えます。
  （例）防災・減災対策のための研究には基礎データ収集を継続的に実施することが必要である
  上記のような，研究の基礎となる観測も重要だとする文面を記載するためにも『観測すること』に関する項目の追加について，ご検討をお願いしたい。
• 　研究に重きを置いており，観測の必要性を記載してほしい。
  　＞2．予測をめざした地震・火山噴火現象の理解の深化
  　『必要な観測を実施するための観測基盤の整備・充実及び継続的なデータ収集を実施すべき』のような文章を明記。
• 　予算要求を見据えて，もう少し具体的な記述がほしい。（例として以下のような文）
  　『津波予測高度化に不可欠な海底地形の把握』
  　『海域の地殻変動を把握するために必要な海底地殻変動観測の強化』