第1回目の次期研究計画検討委員会の御出席並びに、貴重な御意見をありがとうございました。主査を御引き受けしましたが、任務の重さに身が引き締まる思いです。日本としてのナショナルプランを策定するに当たって、本日議論の材料に用いました、地震・火山噴火予知研究協議会のワーキングループによる文章(別添1)は、 現実に現在の現行計画「実行部隊」が検討している内容です。いろいろな諸事情の説明を伺いましたが、次期計画の骨子をどうするか、参考にすべき内容であることは、委員会で納得いただけたと理解しました。内容、構成について、いろいろな角度から御意見(別添2)が出され、主査の立場からはどれ一つもないがしろにするつもりはありません。すなわち、みなさまのコンセンサス形成のプロセスを踏んでいくつもりです。
これを踏まえた上で、誰が何をどのように実現できるナショナルプランなのかという観点から、皆様方と共通認識を持てるようにするためには、大学法人とは異なるスキームで観測研究/業務に携わる機関の方々の率直な意見を取り入れることが、必須のことであると認識します。「組織的」に動けて「データ」(広義)が活きるプランにならないとなりません。
添付の資料は、当委員会の方針によって策定されたものではありませんが、ボトムアップ型のコンセンサス形成プロセスには参考にすべき資料であるということから、みなさま方の機関の中長期計画などに照らし合わせて、ナショナルプランとするためには何が重要で、何が必要である(その逆も)などの御指摘を頂けるよう是非協力を御願いします。
御意見は1月7日頃までに,jk_yochi@jishin.go.jp(MLリスト宛て)御送りください。
平成24年12月28日
次期研究計画検討委員会主査
末廣 潔
研究開発局地震・防災研究課