平成15年5月15日(木曜日) 14時~15時30分
経済産業省別館 827号会議室
石原部会長、石田、小平、長谷川 臨時委員 岡田、千葉、浜口、平林、藤井(敏)、堀内、富樫(代理:宇都)、海津、平木、佐々木 専門委員 鵜川、巽、田中、中田、藤井(直)、渡辺
磯谷地震・防災研究課長、太田主任学術調査官、吉田学術調査官 他関係官
石原部会長は、前回部会の議論と各委員からの意見を踏まえ、修文された中間報告案について、起草委員会主査である藤井(敏)臨時委員に、前回からの主な変更点の説明を求めた。
藤井(敏)臨時委員は、前回からの主な変更点について、資料(2)を使用して説明を行った。
続いて、意見交換が行われた。主な意見は次のとおり。(ページは全て資料(1)による)〔○:委員等、□:起草委員〕
○ P9、上から3行目「十勝岳」を「北海道駒ケ岳」としたい。
○ P11、上から1行目「EDM」を「光波測距儀」とし、「GPS、光波測距儀などを用いた地殻変動観測や~」としてはどうか。これに伴い、用語解説は削除する。
また、参考資料(P26、国立大学の常時観測項目と観測点数、霧島山の観測項目)において、「光波」を「光波測距」とする。
さらに、参考資料(P27、国土地理院の常時観測項目と観測点数、備考)において、岩手山と伊豆大島は「EDM」を「APS」、伊豆東部火山群は「EDM」を「光波測距」とする。
○ P11、上から17行目「大規模地震計アレイ観測」を「大規模アレイ地震観測」とする。
○ P11、下から15行目「ダイク貫入」を削除してはどうか。これに伴い、用語解説も削除する。
○ P11、下から13行目「後続波の波形も利用して」というのは、当然のことなので削除してはどうか。
○ P13、下から14行目「モニタリング手法」を「観測手法」としてはどうか。これに伴い、用語解説も削除する。
○ P13、下から6行目「GPS-音響結合方式」を「GPS-音響測距結合方式」としたい。これに伴い、用語解説も修正する。
○ P15、下から4行目「東京大学地震研究所に置かれた火山噴火予知研究協議会が~果たすとともに、必要な経費の確保などのために全国共同利用研究所の~。」とあり、主語が不明確なので予知協議会が経費を確保すると読める。
□ 経費を確保するのは国なので、表現を変更したい。
○ P16、下から8行目「このため、火山活動を定量的に表現する対象火山を順次増やすとともに、防災活動に資するために、」とあるが、この部分はP16、下から2行目と重複するので修文したい。
○ 地震の建議にも、同じ言葉が用語解説としてある場合、整合をとる方が良い。
□ 解析手法などは、表現を統一できるが、現象等は地震と異なる場合もある。
○ アルファベットの用語解説には、略語でない「カタカナ語」を記載することで統一したほうが良い。
○ 「アレイ観測」 ~解説が不適切と思われる。本文(P11、下から14行目)の表現も含め、検討してもらいたい。
○ 「テクトニクス」 ~解説が不適切と思われる。本文(P18、下から2行目)の表現も含め、検討してもらいたい。
○ 「マグマ溜り」 ~「その正確な深さは分かっていない。」は「その位置や形状は分かっていない。」とした。また、「貯蓄」を「蓄積」とした。
なお、今回の意見に対する案文については、部会長一任とし、修文したものを火山部会の中間報告案とすることを了承した。
事務局から、資料(3)について説明があり、本計画の概要とすることとした。なお、御意見があれば16日までに提出することとし、修文については部会長一任とした。
また、事務局から、この中間報告案の今後の取り扱いについて説明があった。
研究開発局地震・防災研究課