火山部会(第6回) 議事要旨

1.日時

平成13年9月10日(月曜日) 16時30分~17時30分

2.場所

文部科学省庁舎 仮設建物 A22・A23

3.出席者

委員

 石原部会長、平澤委員
臨時委員
 井田、岡田、千葉、浜口、平林、藤井(敏)、吉野(代理:浦塚)、加藤、八島、内池、海津の各臨時委員
専門委員
 鵜川、清水、田中、中田、藤井(直)、渡辺の各専門委員

文部科学省

 須田地震調査研究課長、吉田学術調査官   他関係官

4.議事要旨

(1)事務局から、「当面の富士山の観測研究の強化について」に基づいて関係省庁が行った概算要求及び火山噴火予知計画関係予算における平成14年度の要求概要について、資料1に基づき、報告があった。続いて、事務局の求めに応じ、気象庁の内池委員、海上保安庁の八島委員、国土地理院の熊木委員代理から、平成14年度概算要求について補足説明があった。

(2)第6次火山噴火予知計画実施状況に関するレビューについて

 石原部会長から、第6次火山噴火予知計画が平成15年度に終了することにともない、レビューを行う必要がある旨発言があり、今回のレビューでは、今回は現在進行している火山噴火予知計画の進捗状況を対象とし、各委員から関係機関の進捗状況と成果を報告し、来年7月を目途に、評価の取りまとめを行うこととした。

 続いて、事務局から、資料2~5に基づき、レビューの実施方法、今後のスケジュール、起草委員会の設置、各機関が自己点検を行うためのフォーマットの説明があり、次のとおり質疑応答のうえ、了承された。主な発言は次のとおり。(○:委員、△:事務局)

○ 中間報告は出すのか。

△ レビューの位置づけは研究評価なのでパブリックコメントは考えていない。起草委員会の作業がまとまり、部会に上がった段階では、会議資料として公開することになるかもしれない。

○ 日程がかなり厳しいが、これはもう動かせないものなのか。

△ 次期の計画は平成15年の7月までに作る必要があるというのは動かせない。スケジュールはこれを逆算したものである。レビューについては、平成14年7月よりも後ろにずらすのは可能である。

○ 前回は、外部評価に外国人を入れ、翻訳などの作業があったが、今回はどうするのか。

○ 時間的には難しい。外国人を入れるならば、もっと前に予定しておかなければならない。

△ 前回は、1次から5次までの評価という理由があったのではないか。外国人の評価が必要であるかどうかは、今後の検討課題とし、とりあえずレビューは日本語で作成し、必要に応じて起草委員会で検討することとしてはどうか。

○ 検討項目について、建議の柱と合わせなかった理由は何か。

○ 観測体制の強化は、建議の柱の1と3、予知手法の開発と予知の基礎研究は、同じく1と2に該当する。まとめやすいように検討項目を立てた。

○ 建議では予知体制が重要であるとしているが、それはどこの部分でレビューするのか。

○ 「観測体制の強化」と<その他>の下から2項目目の「火山噴火予知の今後の展望」になるであろ。

○ 分けてしまうより、<その他>の下から2項目目を「火山噴火予知の今後の展望と予知体制のあり方」にしてはどうか。

○ <その他>の項目の観点は、上の4つにちりばめられているが、その関係はどうなっているのか。

○ 上の4つが各機関の実施状況であり、5つ目のその他が各機関が考える総括的意見である。

○ 前回もそうだったが、<その他>の各項目は、委員全員に書いてもらった方がいい。

○ <その他>の2「世界各国の火山噴火予知と対比した日本の火山噴火予知の位置づけ」は、そのままでは意見が出てこないので、気象庁に書いてもらうなどが必要ではないか。

○ クエスチョナリーを主要国に出して、どういう特徴があるかアンケートしないと対比できない。

○ 起草委員会で、外国の研究機関とつながりを持っている方を通してやっていただくということでよろしいのではないか。

○ レビューについては、第6次の計画が主になるが、第5次計画の4年次、5年次(平成9年度、10年度)を含めてお願いしたい。

 石原部会長は、起草委員会の設置を受けて、岡田、浜口、藤井(敏)、渡辺、平林、清水、内池の7委員を起草委員として推薦し、了承された。

 事務局から、自己点検のフォーマットについては、事務的に関係機関に送付すること、送付先及び期限等については、部会長と相談のうえ進める旨説明があった。

 石原部会長は、本部会終了後、第1回の起草委員会を開催する旨述べた。

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研究開発局地震調査研究課