2.評価の実施体制と方針

2.1 評価の実施体制

 科学技術・学術審議会海洋開発分科会深海掘削委員会が評価を行い、報告書を取り纏めた。同委員会は、深海地球ドリリング計画に直接的に関与しない委員によって構成され、平成21年2月に文部科学大臣により決定された評価指針に基づき、評価に取り組んだ。

2.2 評価の観点

 評価指針に基づき、深海地球ドリリング計画の中間評価を実施した。評価の観点は以下のとおりである。

  1. IODPは意義ある計画となっているか。
  2. 我が国がIODPを主導できているか。
  3. 国内におけるIODP関連活動の推進体制が築けているか。
  4. 海洋研究開発機構の保有する地球深部探査船「ちきゅう」が深海地球ドリリング計画を遂行するのに十分な性能を備えた船であるか。
  5. 安全で効率的な「ちきゅう」の運用環境が築けているか。
  6. 人材育成に努めているか。
  7. 普及広報活動を積極的に実施しているか。

2.3 評価結果などの扱い

 評価結果は、プロジェクトの目標・計画の見直しなどに適切に反映させることを目的とする。これらの評価経過や評価結果などについては、国民に分かりやすい形で公表するなど、積極的に情報提供を行う。

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研究開発局海洋地球課