海洋基本法に基づく「海洋基本計画」(平成20年3月閣議決定)において、海洋資源の計画的な開発等の推進が求められたことを受け、科学技術・学術審議会海洋開発分科会に「海洋資源の有効活用に向けた検討委員会」を設置し、「海洋鉱物資源の探査に関する技術開発のあり方について」中間とりまとめを実施(平成21年6月)。
今般、「新成長戦略」(平成22年6月閣議決定)において、海洋資源の開発・普及の推進が政府の重点事項と位置づけられたこと等を踏まえ、前記検討委員会において、特に自律型無人探査機(AUV)の開発、運用を中心に、文部科学省における当面の技術開発の進め方について検討を実施した。
海洋資源の利用促進に向けた基盤ツール開発プログラム、AUVの開発等の技術開発に加えて、技術課題の抽出、高度化の検討を通じて総合的な技術に完成させるべく、海底熱水鉱床やコバルトリッチクラストの存在が有望な海域において、海洋鉱物資源の調査を進めることによって、以下のような探査技術の実証を進めることが重要。
当該実証を通じて得られたデータは、科学的な成果にもつながるもの。
今回、「最先端研究開発戦略的強化費補助金」の措置にともなって独立行政法人海洋研究開発機構において開発するAUVの基本的考え方は、以下のとおり。
「新成長戦略」が平成32年までの10年間での目標達成を目指していること等を踏まえ、本委員会において、今後10年間で実施する研究開発の具体的内容、スケジュール、関係機関との連携について引き続き審議を実施。
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