資料3 関係機関との連携について(論点)

1. 「海洋鉱物資源探査技術高度化」で開発中のセンサーの実証

  • 技術実証のための海洋調査で得られた結果の妥当性や有効性を検証するためには、海底下構造や組成、物性等について既存の調査結果と比較することが重要ではないか。
  • 平成24~25年度に実施する技術実証ついて、JOGMECが既に資源量評価を進め、ボーリングデータ等の実測値と比較ができる海域で、JOGMECの調査結果を活用しながら実施することが有効ではないか。
  • JAMSTECは、センサー実証のためのシップタイムを確保するなど、資源探査に有効なセンサーを確実に上記の海域において実証させることが必要ではないか。

2. JAMSTECが開発中のAUVやROVなどの無人探査機の実証

  • JOGMECの深海底鉱物資源探査専用船「第二白嶺丸」や、現在、「第二白嶺丸」の代船として建造中である海洋資源調査船「白嶺」において、無人探査機を運用することが考えられるのではないか。
  • 海上保安庁の測量船やAUVで取得した地形データを活用することにより、効率的な探査ができるのではないか。

3. 調査結果や知見の共有

  • 上記1、2の実証において得られた知見が、資源エネルギー庁が実施する資源量把握等に活用されるためにはJAMSTECとJOGMECによる事前の調整や情報共有が重要ではないか。
  • 学術的成果については、広く発信し、国際的な学術コミュニティで共有することが重要であるが、その取扱に注意することが必要と考えられるデータについては、発表の内容等について検討が必要ではないか。

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研究開発局海洋地球課