資料3 第44回海洋開発分科会での委員意見


第44回海洋開発分科会で出された主な意見


7月15日に開催された第44回海洋開発分科会において、海洋生物委員会の進捗を説明(第9回海洋生物委員会資料「海洋生物研究に関する研究の在り方について(骨子案)」と「海洋生物資源情報等の総合的理解と利活用について(案)」を配布)。海洋開発分科会の委員から出された主な意見は以下のとおり。

全体的な意見として

○空白となっている外洋域のデータ取得の重要性についても盛り込むべき。
○ゲノム情報をどう統合的に扱うか、実験データに伴う特許をどう扱うかの検討が必要。
○ 「海洋の三次元的理解」とあるが、時間軸が含まれていることが分かるようにした方がすべき。
○アルゴ計画に関して米国を中心に、水温・塩分だけでなく、酸素、クロロフィル、pH、硝酸塩等生物生産に関わるパラメータの測定が可能となるバイオアルゴの本格導入についての取組が進んでいるところ、日本も積極的に検討すべき。

他分野や民間との連携に関して

○ 「自然科学と社会科学」とあるが、人文科学も重要である。知的資源の発掘のためには、総合的な理解が不可欠。
○ 民間企業の活動との関わりが読み取りにくい。

情報の公開・非公開戦略に関して

○「情報の公開・非公開戦略」という言葉は主旨が伝わりにくい。
○取得情報には、希少生物に関する情報も含まれるため、取扱いについて慎重な検討が必要。
○非公開情報は一元的管理が不可欠。誰がどのように管理するのかの検討も必要。

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研究開発局海洋地球課

-- 登録:平成27年10月 --