令和2年1月20日(月曜日) 13時00分~15時00分
文部科学省18階研究開発局会議室1
中田主査、藤倉主査代理、河村委員、木村委員、窪川委員、後藤委員、山下委員
海洋地球課 福井課長、鈴木課長補佐、西部技術参与、日比野地球科学技術係長
(1)報告書の改訂素案について 海洋生物研究に関する今後の在り方について(改訂素案)について、資料1に基づき事務局より説明を行った。委員の主な意見は次のとおり。 ○「はじめに」について ・本提言の視野について、今後5年から10年を見据えて、という記述を加えたらどうか。(中田主査) ・昨今の進捗として挙げられているゲノム技術について、重要なキーワードなので、後半で強調してはどうか。(藤倉主査代理、中田主査) ○「第1章 背景」について ・IPCCの海洋・雪氷圏特別報告書に関する記述について、数字など具体的に記述してはどうか。(窪川委員) ・国際動向は大くくり化するよりも、SDGs、IPCC、IPBESそれぞれについて記述した方が分かりやすい。(河村委員、中田主査) ○「第2章 海洋生物研究等の取組に係る現状と課題」について ・特に人材育成の部分で、何が課題かという部分を整理した方が良い。(後藤委員) ・人材育成について、国際面での人材育成に関する記述を加えてはどうか。(藤倉主査代理) ○「第3章 海洋生物研究に関する今後の在り方について」について ・自然がもたらすもの(Nature's Contributions to People)の概念について、記述してはどうか。(後藤委員) ・環境DNAについて、魚類の環境DNAは日本がリードしている、という記述を加えたらどうか。(木村委員、藤倉主査代理) ・大学、大学院教育における海洋に関する学際的な教育の必要性について記述してはどうか。(窪川委員、木村委員) ・女性の活躍促進に関する記述を補強してはどうか。(中田主査、窪川委員) ・イノベーションの部分について、ある程度具体化していないとデータ収集に終わる。集めてきたデータを機能的に連携させ、新たな未来を実現していく、というような具体的な記述ができると良い。(山下委員) ・イノベーションの創出のためには、水産・海洋の分野に留まらず、医学や工学など異分野との融合を図ることが重要。(河村委員) ・海洋鉱物資源の掘削のための海洋環境アセスに対して、海洋生物研究がもたらす知見の貢献が大きいことについて、記述を加えたらどうか。(窪川委員) (2)その他 改訂素案について、今回の会議において主要な修正意見は出されたのではないか、という意見を踏まえ、今後は電子メール等により報告書の取りまとめを進め、特段の必要が無い限り、次回の会議を開催しないこととした。
研究開発局海洋地球課