「海洋生物資源確保技術高度化」平成23年度公募について

下記のとおり、実施すべきである。

1．公募分野について

分野1．海洋生物の生理機能を解明し、革新的な生産につなげる研究開発

分野2．海洋生物の正確な資源量とその変動を予測するための生態系を総合的に解明する研究開発

2．実施方法について

• 前期5年、後期5年をめどとし、前期終了時に後期へ移行について有識者による外部評価委員会において評価する。
• 前期と後期、それぞれにおいて中間評価（2年後）を実施し、研究のより効果的な展開を図る。
• 大学、独立行政法人等の研究機関を公募の対象とする。
• 1課題あたりの事業規模は5千万円程度とし、採択課題数を3件程度とする。

3．課題採択時の留意点について

両分野共通事項

• 農林水産省等の関係省庁や産業界、ならびに国民のニーズを踏まえた、実用化の道筋が示されていること
• 海洋生物資源のより持続的並びに安定的な確保につなげられるように、目標がはっきりしている研究開発であること
• 期間内に社会的なインパクトのある成果が期待できること
• 人材育成やアウトリーチ活動等、海洋に関するリテラシーの観点も加味した提案であること

分野1

• 研究対象以外の海洋生物へも応用が可能な基盤的技術の展開につながる研究開発であること
• 既存の養殖技術等にはない、革新的な技術を得るための研究開発であること

分野2

• 期間内に成果として、海洋生物資源の変動予測の高度化がなされる研究開発であること
• 海洋生物資源を取り巻く海洋環境やその他の生物種との多様な関係等、生態系全体の仕組みを解明するための研究開発であること