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体制や国防についてはどうするのか。(小池主査) |
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体制については運営委員会で議論する。国防についても今まで盛り込んでいない。(文部科学省) |
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どこの国の海洋政策を見ても、海が周りにあることによって国のセキュリティが保たれているということは必ず言う。私は入れてもいいと思う。(小池主査) |
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海に囲まれており、海は日本の国家安全保障上極めて重要な役割を果たしているというのは全く問題ない。ただ、安全保障を1つの柱とするとき、国家の安全保障と研究の関連で窮してしまう。(文部科学省) |
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基礎データ、あるいは基本的な調査結果を提供するということは、ここに書かれるべき部分と思う。しかし、国防のための具体的な推進方策は他で審議することだと思う。(木下委員) |
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防衛庁は調査していないのか。(小池主査、平澤委員) |
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潜水艦の探知のために水温の鉛直分布を調べている。また、XBTという投げ捨て型の水温のセンサーを日本で一番使っているところは防衛庁である。それから、海底知見の調査もしている。(佐藤上席海洋情報官) |
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そういうのはここの枠の外であるという意味か。(平澤委員) |
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防衛庁は関係省庁の枠組みには入っていない。平和利用のための海洋開発ということからスタートしたと思う。(文部科学省) |
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国連海洋法条約でも軍事利用の問題は規律されてない問題のほうが多い。(奥脇委員) |
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軍事利用のグループと、純粋科学、応用科学の組み合わさったこのグループとの間で橋渡しがないと、将来的には国税のむだ遣いという問題が出てくると思う。(木下委員) |
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古くなったデータや技術を海洋科学者に提供いただけるとありがたい。(木下委員、平澤委員) |
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平和利用に限るというと、防衛庁関係は全然入ってこないのか。(小池主査) |
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厳密に言うと、今回の諮問の外だと思う。(文部科学省) |
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本日私の修正案を配布していただいたが、「知る」「利用する」「守る」が並列されていると問題があるかもしれない。また、この基本的考え方は未知の領域への挑戦、保全、利用の礎となる海洋研究と2層になっているような感じで、それに合わせた前書きをつけたほうがいいと思う。さらに、国際協力の枠組みに資料にあるような事項を入れたらどうか。(奥脇委員) |
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・「守る」と「利用する」は相対立するから、調和させるべきだが、「知る」と「守る」を調和させる意味はないと思う。奥脇委員の提案は、「守る」「利用する」を大前提として「知る」ことがあるという書き方をされており、このほうが頭に入りやすいと思う。(平澤委員) |
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最近の傾向として、国連海洋法条約が地球大のものであっても、例えば、まず一番近いもので共同資源開発なり共同の漁場を分け合うとか、この海域をどの程度汚染から守るかということは二国間でやり、その後、地域でやるという傾向も顧慮する必要がある。(兼原委員) |
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研究機関や関係省庁が適切に役割を分担しながら総合的に推進するというところは、もう少しフィロソフィーがないといけない。(木下委員) |
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人材育成では、大学を独立行政法人化しようとしている状況で、海洋科学の学部や学科が、せめて10ぐらいとか5つぐらいの大学であるべきという提言をしてもいいと思う。(平澤委員) |
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非常に大事なメッセージを2つか3つ出したいというときに、具体的推進方策は40とか50とか、それ以上になるかもしれない。その中に埋没してしまってわからなくなるかもしれない。ウエートをつけるかどうかの議論もしなければならない。(小池主査) |