参考資料 アルマ計画評価作業部会の設置について

平成20年4月8日
科学技術・学術審議会
学術分科会学術研究推進部会

1.設置の趣旨

 アルマ計画(ALMA)は、銀河や惑星等の形成過程を解明することを目的に、日本(国立天文台)、米国(国立科学財団)、欧州(欧州南天天文台)の三者の国際協力により、南米チリのアタカマ高地において、80台の高精度電波望遠鏡等の建設・運用を行うものである。
 本計画は、基本問題特別委員会に設置された天文学研究ワーキンググループにおいて、平成15年1月に事前評価を実施し、日本のアルマ計画参加が了承され、平成16年度からアルマ計画に参加し、建設に着手した。
 現在、平成23年度の本格運用を目指して、日本が担当しているアンテナの製造、受信機及び相関器の製造等が進められ、アンテナの一部は既にチリの現地に設置され、初期機能確認試験を実施しているところである。
 このような計画の進捗状況等について、前回の事前評価から3年以上が経過していることから、評価作業部会を設置して中間評価を実施する。

2.評価の内容

 アルマ計画評価作業部会においては、以下の項目について専門的・技術的な観点から評価を行う。

  • 事前評価における留意事項についての対応
  • アルマ建設計画の進捗状況
  • アルマの国際的運用計画
  • 国際協力の状況

3.設置の形態

 科学技術・学術審議会学術分科会学術研究推進部会の下に、評価作業部会として、アルマ計画評価作業部会を設置する。

4.庶務

 アルマ計画評価作業部会の庶務は、関係課室の協力の下、研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付において行う。

学術研究推進部会 アルマ計画評価作業部会委員名簿

委員

鈴木 厚人 高エネルギー加速器研究機構 機構長
主査 飯吉 厚夫 中部大学総長
井上 一 宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部長
主査代理 鳥井 弘之 特定非営利活動法人テクノ未来塾理事長
柴田 一成 京都大学大学院理学研究科附属天文台長
  高橋 真理子 朝日新聞社東京本社 科学エディター
  外村 彰 株式会社 日立製作所フェロー
  永原 裕子 東京大学大学院理学系研究科教授
  野本 陽代 宇宙開発委員会委員
  牟田 泰三 福山大学学長
  山根 一眞 ノンフィクション作家
  山本 智 東京大学大学院理学系研究科教授

(五十音順、敬称略)

アルマ計画評価作業部会の開催経緯


第1回:平成20年5月16日(金曜日)

議題
 (1)アルマ計画及びその進捗について
 (2)その他

第2回:平成20年6月20日(金曜日)

議題
 (1)アルマ計画評価報告書骨子案について
 (2)その他

懇談会:平成20年7月22日(火曜日)

議題
 (1)アルマ計画中間評価報告書(案)について
 (2)その他

第3回:平成20年8月25日(月曜日)

議題
 (1)アルマ計画中間評価報告書(案)について
 (2)その他

お問合せ先

研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付

(研究開発局参事官(宇宙航空政策担当)付)