(参考資料4)学術情報基盤作業部会の設置について

平成16年11月15日
科学技術・学術審議会
学術分科会学術研究推進部会

1.趣旨

 学術情報基盤(情報処理関係施設、ネットワーク、大学図書館等)は、1.研究者間における研究資源及び研究成果の共有、2.研究成果の一般社会への発信、啓発及び次世代への継承、3.研究活動の効率化等に資するものであり、学術研究全体の進展を支える上で極めて重要である。また、我が国の研究成果を効果的に発信していくためには、学術情報基盤のみならず、その中核となる学協会等の活動が重要である。
 一方、近年、1.国立大学の法人化による各種のシステム・考え方の変化、2.大学財政の緊縮化、3.コンピュータの普及と電子化の進展等による情報基盤の高度化・多様化と研究・教育活動への浸透、4.学術情報の受・発信の国際的なアンバランス状態の深刻化などの環境の変化が生じている。
 そこで、こうした環境変化に適切に対応し、学術情報基盤として学術研究活動を支え続けるための基本的な考え方や国が考慮すべきこと等を検討するため、学術情報基盤作業部会を設置し、今後の学術研究推進部会における審議に資するものとする。

2.検討事項

  1. 今後の学術情報基盤についての基本的な考え方
  2. 大学等の情報処理関係施設、学術情報ネットワーク等の役割、在り方等
  3. 大学図書館等の役割、在り方等
  4. 学協会等を中核とした学術情報発信の在り方等
  5. その他

3.庶務

 学術情報基盤作業部会の庶務は、関係課室の協力のもと、研究振興局情報課学術基盤整備室が処理する。

お問合せ先

研究振興局情報課 学術基盤整備室

(研究振興局情報課 学術基盤整備室)