(参考資料3)用語解説

<A>

Abilene

米国における次世代インターネット研究プロジェクトInternet2の基盤となるネットワーク。(参照:Internet2)

アプリケーション(application)

コンピュータで特定の仕事を行うためのソフトウェアのこと。(例:ワープロソフト、表計算ソフトなど)

<B>

bps

bits per secondの略で、通信回線のデータ転送速度を表す。

分散環境

複数のコンピュータを利用して計算処理を行う環境のこと。

<C>

超高速コンピュータ網形成プロジェクト

分散したコンピュータを高速ネットワークで結び、100テラフロップス級の計算処理能力を持つ高速グリッド・コンピューティング環境を構築することを目的とした、文部科学省のプロジェクト。略称はNAREGI(National Research Grid Initiative)。

コンピュータウイルス(computer virus)

コンピュータに侵入して画面表示を混乱させたり、保存されているデータを破損させる等の被害を与えるプログラム。

コンテンツ(contents)

デジタルデータによって作成された文章、音楽、画像等のこと。

<D>

DoS

コンピュータ等に不正なデータを送信して使用不能に陥らせたり、相手のネットワークを麻痺させること。Denial of Serviceの略。

<E>

e-Learning

コンピュータやネットワークを活用して教育を行うこと。

イーサネット(Ethernet)

LAN規格の一つ。広く普及しているネットワークシステムとして標準化されている。

<F>

フレームワークプログラム

欧州共同体加盟国の研究者による共同研究を支援する5ヵ年プログラムのこと。欧州委員会が中心となり重点分野を定めている。

<G>

グリッド・コンピューティング(grid computing)

ネットワークを介して複数のコンピュータを結ぶことで仮想的に高性能コンピュータをつくり、利用者はそこから必要なだけ処理能力や記憶容量を取り出して使うシステム。

<H>

ハイ・パフォーマンス・コンピューティング(High Performance Computing)

単体のスーパーコンピュータや分散型システム、それらを動かすソフトウェア等を含めた、高度の大規模計算環境を指す幅広い概念のこと。

踏み台

管理者が気づかないうちに第三者に乗っ取られ、不正アクセス等の中継地点に利用されているコンピュータ。

不正アクセス

正規のアクセス権を持たない人が、ソフトウェアやOSの不具合などを悪用してアクセス権を取得し、不正にコンピュータを利用したり、利用を試みること。

<I>

インフラ

インフラストラクチャー(infrastructure)の略。社会的生産基盤。ダム・道路・港湾・発電所・通信施設などの産業基盤、および学校・病院・公園などの社会福祉・環境施設がこれに該当する。

Internet2

米国科学財団(NSF)が出資している次世代インターネットの研究プロジェクト。大学間組織のUCAIDが推進しており、全米の208大学が加盟している。

<J>

情報セキュリティポリシー

情報セキュリティに関する基本方針。情報の目的外利用や外部からの侵入、機密漏洩などを防止するための方針を定めたもの。広義には、セキュリティ対策基準や個別具体的な実施手順などを含む場合もある。

<L>

LAN(Local Area Network)

同じ建物等の中にあるコンピュータやプリンタなどを接続することにより構成されたネットワークのこと。

<M>

メインフレーム(mainframe)

企業の基幹業務システムなどに用いられる汎用大型コンピュータのこと。データの処理や保存はすべて中央コンピュータが行なっており、利用者はネットワークを通じて接続された端末により中央コンピュータを利用する。

<N>

認証基盤

インターネット等のネットワークを利用してデータのやり取りやサービスの授受を行う際、相手方が真にその名義人であるか、内容が改ざんされていないかを相互に保証するための仕組み。我が国では、電子政府構想の一環として政府認証基盤や地方自治体組織認証基盤などがある。
ここでは特に、大学等の間の電子メールのやり取りにおける電子署名・暗号化をはじめ、他大学等の計算機資源の利用者の認証や大学間の単位互換等に応用される機関認証などを念頭においている。

<S>

SINET

日本全国の大学、研究機関等の学術情報基盤として構築・運用されているネットワーク。国立情報学研究所が運営している。(参照:スーパーSINET)

ストレージ(storage)

データやプログラムを記憶する装置。

スーパーコンピュータ(super computer)

大規模な科学技術計算に用いられる超高性能コンピュータ。行列計算などの繰り返し演算を高速化するため、ベクトルプロセッサと呼ばれる演算装置を用いる方式が主流であった。近年では、パソコンなどのマイクロプロセッサの飛躍的な性能向上と低価格化により、多数のマイクロプロセッサを接続して並列に演算を行う方式が増えている。

スーパーSINET

世界最先端クラスの性能と速度を誇る研究用情報ネットワーク。平成14年1月より国立情報学研究所が運営している。(参照:SINET)

数値流体力学

コンピュータシミュレーションにより水や空気の流れの解析等を行う学問。

<T>

天体物理学

恒星の光度・スペクトルなどから大気の組成や温度・圧力などを導き、物理学の諸法則から内部構造や、恒星・宇宙の進化などを研究する学問。

テストベッド(testbed)

技術の実運用のための実験・検証・評価を行う場のこと。

<U>

ユーザーインタフェース

コンピュータにおけるユーザーへの情報表示様式や、ユーザーのデータ入力方式を規定したもの。

<W>

ワークステーション(workstation)

パソコンより高性能なコンピュータで、高速な演算処理能力と大きな記憶容量をもち、画像処理のための高解像度ディスプレーやネットワーク接続機能等を備えている。

World Wide Web

欧州合同素粒子原子核研究機構(CERN)で開発された、インターネット等で提供されるドキュメントシステムのこと。

参考資料

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(研究振興局情報課 学術基盤整備室)