1.経緯

(1)アルマ計画構想の経緯

 アルマ計画は、南米チリの5000m高地にミリ波・サブミリ波で世界唯一の本格的な大型電波望遠鏡を建設し、銀河、星、惑星系の誕生と進化を画期的な解像力と感度で解明し、宇宙における生命の誕生に迫る国際共同プロジェクトである。
 同計画は、平成11年3月に欧米間においてそれぞれの計画を統合する大型干渉計(Unified Array)計画の検討が開始され、同年6月にはアタカマ大型ミリ波干渉計計画(12mアンテナ64台のシステム)として正式に合意された。我が国においては、国立天文台の研究者を中心とする電波天文研究コミュニティが建設場所の調査なども含め先行的に検討していたサブミリ波干渉計構想と、欧米のミリ波干渉計構想とを統合する大型ミリ波サブミリ波干渉計構想を欧米に提案し(平成12年10月)、科学的、技術的な実現性等の検討を行うため、欧米間の検討組織に研究者としての立場で参画した。

(2)国内におけるアルマ計画に関する検討の経緯

1)日本学術会議天文学研究連絡委員会が平成6年6月にまとめた「21世紀に向けた天文学長期計画」において、「地上からの観測天文学に新しいフロンティアを開拓する」計画として、大型ミリ波サブミリ波干渉計計画の実現を提言している。

2)文部省学術審議会が、我が国の今後の天文学研究の推進すべき方向について、現状及びプロジェクト構想について評価を行い、平成12年12月にまとめた「我が国における天文学研究の推進について(報告)」において、「早急に実現に向けて推進すべき計画」として提言している。

 

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