(別添)学術分科会における今後の審議事項

議題 「学術研究における多様な分野の総合的な推進方策について」

1.審議事項(案)

○ 学術研究の在り方

○ 研究費、研究環境・研究基盤の改善

○ これからの大学・研究所の在り方

○ 諸外国の学術研究推進体制

○ 学術研究推進のための大学改革の在り方

○ 研究者養成
 【科学技術・学術審議会人材委員会での審議関連】

○ 学術における国際共同研究の推進
 【科学技術・学術審議会国際化推進委員会での審議関連】

○ 学術研究の評価と研究成果公開
 【科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会、研究評価部会での審議関連】

○ 多様な研究分野を育成する方策

2.審議の進め方

(1)各審議事項について、必要に応じ、会議冒頭に有識者から意見発表していただき、その後、質疑応答及び意見交換を行う。

(2)必要に応じ、一回で複数の審議事項を審議したり、審議の順番を前後させたりする。

(3)平成17年夏頃を目途に報告を取りまとめる。

各審議事項に関する主要な論点

 各審議事項に関する主要な論点について、学術研究推進部会での委員等の御意見とアンケートへの御回答を中心に事務局で作成したもの。予め議論の範囲を限定するものではない。

○ 学術研究の在り方

  • 我が国における世界的に独創的な研究課題をどのように把握するか。
  • 研究者の自由な発想に基づく多様な研究分野の育成がなぜ必要なのか。国によるトップダウン型研究との違いと利点は何か。
  • 国の底力となる知的資産(ストック)の形成のため、学術研究体制をどのように整備したらよいか。
  • 50年後、100年後の学術研究の在り方(ビジョン)はどのようなものか。
  • 全体を見通した観点での施策の立案について、どのように考えるか。
  • 学術政策の立案に研究者コミュニティの意向を反映させるにはどのようにしたらよいか。

○ 研究費、研究環境・研究基盤の改善

  • 国際的な大競争時代における基盤的研究資金と競争的研究資金の在り方についてどのように考えたらよいか。
  • 競争的資金によるプロジェクト終了後のフォローアップはどのようにしたらよいか。
  • 萌芽的・独創的な研究を長い目で育てるファンディングの在り方についてどのように考えたらよいか。
  • 研究者の研究資金の調達等を含めた研究マネジメントの能力向上のためにはどのようにしたらよいのか。
  • 研究に不可欠な研究施設の充実を図るために、どのような整備、運営を行うべきか。
  • 研究に不可欠な中・小型の設備、装置をどのように整備したらよいか。
  • 施設・設備の維持管理費をはどのように措置したらよいか。
  • 学術情報基盤(情報処理関係施設、ネットワーク、大学図書館等)はどのように整備したらよいか。
  • 優れた研究を行うため必要な研究環境・研究支援体制(技術職員、専門事務職員等)はどのように整備したらよいか。

○ これからの大学・研究所の在り方

  • 仮に大学・研究所、研究拠点を一から作るとしたら、そのイメージ・理想はどのようなものか。
  • 現在の大学・研究所、研究拠点をそのイメージに近づけるためにはどのようにしたらよいか。
  • 優れた学術研究はどのような大学・研究所、研究拠点から生まれるのか。
  • 大学・研究所、研究拠点の水準を高めるにはどのようにしたらよいか。
  • 大学附置研究所・研究センターの今後の在り方についてどう考えるか。

○ 諸外国の学術研究推進体制

  • 諸外国の研究組織、研究環境、研究支援等の学術研究推進体制で優れた点は何か。
  • 諸外国の特色ある取組を日本でも活かすことはできないか。
  • 世界的に見て、我が国の学術研究推進体制がより優れている点をさらに活かすにはどのようにしたらよいか。

○ 学術研究推進のための大学改革の在り方

  • 国立大学法人化により学術研究面で生じた課題にどう対処すべきか。
  • 国立大学法人化のメリットを最大限享受するにはどのようにしたらよいか。
  • 国立大学法人化後、学術研究推進のために国が果たすべき役割は何か。
  • 国公私を通じた競争的な研究環境の醸成において国が果たすべき役割は何か。

○ 研究者養成

【科学技術・学術審議会人材委員会での審議関連】

  • いわゆる「ポスト・ポスドク」の処遇問題をどのように解決するか。
  • 「助手」制度改革を受け、研究活動の中核を担うべき若手研究者が自立して研究を行えるような研究環境をどのようなに整備するか。
  • 将来リーダーとなる研究者をどのように養成するか。
  • 任期制の導入を推進するにはどのようにしたらよいか。
  • 科学技術基本計画上の重点4分野以外の基礎科学分野での研究者の「空洞化」により、若手が育たない現状にどう対応したらよいか。

○ 学術における国際共同研究の推進

【科学技術・学術審議会国際化推進委員会での審議関連】

  • 国際的な協力を必要とする学術研究で日本がイニシアティブを発揮するためにはどうしたらよいか。
  • 研究者が国際共同研究に積極的に取り組めるよう、国としてどのように支援したらよいか。
  • 国際条約・協定等に基づく国際共同研究についてどのように推進したらよいか。
  • アジアとの連携についてどのように推進したらよいか。

○ 学術研究の評価と研究成果公開

【科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会、研究評価部会での審議関連】

  • 今世界の研究者はどんな課題に挑んでいるのか。学術研究の魅力は何か。
  • 学術研究はどのような基準で評価すべきなのか。これまで評価されてこなかった点は何か。これまでの評価方法によりどのような問題が生じたか。
  • 学術研究における事前評価・中間評価・事後評価の在り方についてどう考えるか。
  • 学術研究の意義や成果を国民にわかりやすく伝えるにはどのようにしたらよいか。
  • 学協会等による学術情報発信を推進するにはどのようにしたらよいか。
  • 国際的な情報発信を推進するにはどのようにしたらよいか。

○ 多様な研究分野を育成する方策

  • 萌芽的・独創的な研究が次々と生み出される環境とはどのようなものか。これからの大学・研究所、研究拠点、研究費、研究環境の在り方とはどのようなものか。〔再確認〕
  • 国際競争力を高め、世界的にトップレベルにある研究分野をさらに推進するにはどうしたらよいか。
  • 異なる研究分野間の交流を促進するにはどのようにしたらよいか。
  • 大学・大学共同利用機関の連携・協力、共同利用をさらに推進するにはどうしたらよいか。
  • 融合分野・新領域をどのように育成するか。
  • 研究分野の特性に応じてどのような支援方策が有効か。
  • 多様な研究分野を育成するにはどのようにしたらよいか(まとめ)。

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研究振興局振興企画課学術企画室

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