○ 研究活動がグローバル化する中、国際的に優れた研究水準の確保や世界に開かれた研究環境の構築、研究者の国際的な交流を促進することは重要である。
○ 現在、科研費においては、学術研究の国際化対応の一環として、応募及び研究成果の報告に関しては、以下の扱いがなされている。
・公募要領は日本語版・英語版の双方が用意されており、応募の際の申請書は、日本語・英語いずれによる記入も認められている。
・交付及び実績報告における提出書類は、日本語による記載が求められている。
・研究期間の終了後に提出を求めている研究成果報告書は日本語による記載が求められ、研究概要欄については、日本語及び英語による記載が義務付けられている。
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日本語 |
日本語・英語 いずれも可 |
英語 |
備考 |
公募要領 |
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○ |
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新学術領域研究:日本語版のみ |
応募書類 |
- |
○ |
□ |
特別推進研究:主要部分について英語での作成を義務づけ |
交付申請書 |
○ |
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× |
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実績報告書 |
○ |
- |
× |
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研究成果報告書 |
○ |
- |
□ |
「研究概要」等について、日本語及び英語による記載を義務付け |
○ 今後、更なる学術研究の国際化の進展に対応するため、科研費において、例えば、以下の取組について検討してはどうか。
・科研費の交付及び実績報告等において提出を求めている各種書類について、英語による作成を認めることの是非。
・科研費による研究成果として英語論文、国際共著論文の執筆を促す方策。
○ その際、例えば、以下の点についてどう考えるか。
・国民に対して研究成果を幅広く公開することの担保
・研究分野による研究成果の国際的な発信の状況の違い
・書類作成を英語で行うことによる研究者への負担や英語による申請件数の増加による審査委員の負担が増える可能性
小久保、大戸
電話番号:03-5253-4111(内線4092)
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